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「働く」を考える イベントスタッフの学び備忘録

・アクティブ・ブック・ダイアローグ(ABD)
・ボードゲーム×教育×働く
 2つのイベントのスタッフ(というかカメラマン)というかたちで参加した。場所は世田谷ものづくり学校。(廃校をリノベーションして作られた「誰でも通える学校」というコンセプト。まさしくこのイベントにぴったり。)

イベント終了後、主催メンバーとも簡単に話したけれど、今の感じていることを簡単に記録しておく。思いついたら適宜更新していくつもり。
(自分がアウトプットした後で、周りの意見も聞く中で、少しずつ自分の中での解釈や感じたことが変化している気はするけれど、それはそれで良いか、と思っています)

対象とした本は、以下の2冊。テーマは【未来のキャリア教育とは?】
‐  ちきりん著 『未来の働き方を考えよう』
‐  リード・ホフマン著 『ALLIANCE 人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用』

*ちなみに アクティブ ・ブック・ ダイアローグ(ABD) とは 
アクティブ・ブック・ダイアローグ®は、読書が苦手な人も、本が大好きな人も、短時間で読みたい本を読むことができる全く新しい読書手法です。
1冊の本を分担して読んでまとめる、発表・共有化する、気づきを深める対話をするというプロセスを通して、著者の伝えようとすることを深く理解でき、能動的な気づきや学びが得られます。
またグループでの読書と対話によって、一人一人の能動的な読書体験を掛け合わせることで学びはさらに深まり、新たな関係性が育まれてくる可能性も広がります。アクティブ・ブック・ダイアローグ®という、一人一人が内発的動機に基づいた読書を通して、より良いステップを踏んでいくことを切に願っております。(公式Webサイトより引用)

単純に、これをきっかけとして1冊だけでなく、2冊の本と出会うのはより窓口が広がって良い気はした。余談だけど「読書は失敗しても誰も咎めない」、そんな言葉を昔聞いた気がする。

ただ、他のメンバーが言うように、その本と会の趣旨・テーマを結びつけるものがないと、関連性を持たせるのは難しい。フィンランド教育と、ABDで取り扱う内容が完全に分断されるのは、ちょっと違う気がする。かといって、フィンランドの教育は素晴らしい!というのでなくて、日本に取り入れられるところはどこだろう?という観点で紐解きたいのだけれど。
ワークショップを行うとき、ある程度の大枠のゴールは作ったとして、どんな答え・学びを見出すかは結局個人それぞれではあるけれど、「良い問いの立て方」というのはきっとあって。それが、質の高い学び空間になるのだろう。うーむ。なんだかとてもうわべだけなことを言っている感じだけど、質の高さは、重要だ。ならば質の高い、ってどういうこと?それの具体化にもつなげられる。

ボードゲームに関して。
実際に手を動かして遊びながら学ぶ。時にそのコミュニティ内で、いわゆるローカルルールを作り出しながら、社会性を学んでいく。そんなツールとして、ボードゲームは本当に多様性を秘めている。
数々のゲームを世に生み出し、自らボードゲーム専門店を営む丸田氏にお越しいただき、実際にお話をしていただいた。
テーマに即して、参加者にはボードゲームを通じてできることとして、ディベートする時間を設ける。以下のようなキーワードが上がった。

・役割を演じる=「他を知る」
・「勝ち/負け」を知る
・「守る/守られる」を知る

ボードゲームは、基本的に一人ではプレイできない。自分と他人、目的もって取り組むことが想定される。だからこそ、対人関係はつきもの。
そういえば、保育園とかの学習発表会で、「白雪姫」とかの寸劇みたいなの、どの世代も演ると思ってるのだけど(え、今の世代ちがう?)、それも「役割」を学ぶツールみたいなものなんだろうね。
丸田氏は、子どもと大人の双方に対して、ボードゲームを作る学びの場を提供しているとのこと。仕様書(設計図)を軸にしてゲームを作るので、そこに論理的思考が存在する。家に帰った後も、積み上げられる思考ということだそう。奥が深い。 

ちなみにこんなボードゲーム体験をしました。
「かたろーぐ」というアイスブレイクに最適なモノ。
出題者1名と回答者に分かれ、出題者は自分が好きなモノの順を皆に悟られないよう、駒を並べカードを並べます。回答者はあらゆる質問を講じて、その順序を当てていく・・・というゲーム。
池上彰さん的な「良い質問ですね~」という声が飛び交い、自然と会話も弾む笑

いつぞやの中学教育実習の際、戦国武将をそれぞれ党首に仕立て、投票用紙を実際に書かせ、クラス内選挙を実施したことを思い出す。織田党、豊臣党、徳川党・・・とかやったなぁ笑
例えば、あれも公民の授業であったから選挙の流れをつかんでもらうことを主として企画したけれど、それぞれの党について調べ、ディベートするうえで選挙を体験する・・・とか、その武将の功績を学ぶプロセスをもっと踏んでみたら、また違った空間が出来上がったんだろうなぁ、と思う。 


そのほか、簡単にボードゲームのご紹介。
哲学的な問いかけがちりばめられたカード。ドキッとする。


ココロカルクナール笑(鞄にしのばせときたい・・・


ちなみに今回、はじめて「えんたくん」なる代物を使った...!
※円形の段ボールの形状をしたワークショップにお役立ちのアイテム。
6人くらいで円形になるように椅子に座り足の上に「えんたくん」を載せて、使用します。円卓を囲んでワークする、「えんたくん」!!
物理的にも距離が近いし、なんかこのアイテム出てくるだけで参加者同士の笑いや交流につながる感じ、すき。


学びの門は常に開かれている。
(この学校、って感じの景色がたまらなくすき・・・ 余談でした


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