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心に響く言葉

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タイトルそのまま。心に響いた言葉を拾ってます。
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勇気づけられた詩〜武者小路実篤「進め、進め」と「進め進め」〜

勇気づけられた詩〜武者小路実篤「進め、進め」と「進め進め」〜

2024/1/8
武者小路実篤さんの
「進め、進め」と「進め進め」
という詩に出会う

猫ちゃんが旅立ってから2週間の日
心の整理ができない
とはいえ、日常が押し寄せてくる
そんな中で出会った詩

〜 以下、引用です 〜

『武者小路実篤詩集』新潮文庫 より
「進め、進め」

自分達は後悔なんてしていられない
したいことが多すぎる
進め、進め。

麦ができそこなった!それもいゝだろう
あとの為にな

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こんな気持ちで日々を過ごせたら

こんな気持ちで日々を過ごせたら

笑顔で挨拶を交わし
小さなことにもよろこび
嘘を言わず
悪口も言わず
全てのことに感謝し
人のしあわせを祈る
一月一日の気持ちを
皆がみんな
十二月三十一日まで
持ち続けていられたら
美しい国になる

「星野富弘さんのことば」

大きな何かを望まなくとも、こんな気持ちで日々を過ごせたら、
みんなの心に花が咲き、美しい国になるのかもしれない。

想像したら、心がじんわり温かくなった。

まずは、明日

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「好き」という気持ちでつながる

「好き」という気持ちでつながる

『江戸モアゼル〜令和で恋、いたしんす。〜』
木曜深夜に放送しているこのドラマが気に入っている。

主人公は、江戸時代の吉原からタイムスリップしてきた花魁の仙夏。
令和で目にする、野暮なこと、筋の通らないことに対して、「粋じゃないね~」と、相手が誰であろうと、その場で堂々と自分の思いを伝える。

夕べの放送では、SNSで「人はネガティブな気持ちでつながる」という価値観に対し、仙夏は「好きという気持ち

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この世の最上の技~年をとるすべ~

この世の最上の技~年をとるすべ~

映画『ツナグ』の中で、樹木希林さんと松坂桃李さんの会話に出てくる「この世の最上の技」。食卓で、祖母と孫の会話の中に「この世の最上の技は?」なんて、やり取りが出て来るシーン。大事な物が共有できているようで、なんだか、うらやましかった。

この「この世の最上の技」映画のエンディングで、樹木希林さんが朗読もされている。

恥ずかしながら、初めて耳にした詩だったので、調べてみた。

~ここから、詩の引用~

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映画『ツナグ』

映画『ツナグ』

2012年製作/129分
監督:平川雄一郎/原作:辻村深月/出演:松坂桃李・樹木希林

樹木希林さんの出演する映画を観たいなと思って選択した『ツナグ』。

『ツナグ』の仕事をつなぐ家族。その仕事をつなぐ中で、喜びだけでなく、悲しみも背負う。

悲しみや後悔といった胸の痛みをいくつも感じたものの、最期には静かに温かく、「さあ、明日へ」という気持ちになる映画だった。

心に響く言葉もたくさんあった。

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嫌な話になったとしても、顔だけは笑うようにしているのよ。

嫌な話になったとしても、顔だけは笑うようにしているのよ。

「嫌な話になったとしても、顔だけは笑うようにしているのよ。井戸のポンプでも、動かしていれば、そのうち水が出るでしょう。同じように、面白くなくても、にっこり笑っていれば、だんだんうれしい感情がわいてくる。だいたい私は仏頂面なので、「なあに」なんて言っただけでも、裕也さんに「怒ってんのか」と言われちゃう(笑)。そうならないようにね。」

『樹木希林120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ』より

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