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【詩のようなもの】1 pieceを解説してみる

久しぶりに自分の作品を解説してみる🍀

みんながめざすゴール
移ろう日
緩いシュプレヒコール
僕に関係ない話

華々しく世間にもてはやされて
たちまち表舞台に
それを冷めた気持ちで見ている


勲章は紙にマジックで書いて
安全ピンを付けただけ
そんなの欲しくないのは
僕がちょっと疎いだけかも

額縁に入った賞状や名誉を
くれたりするけど
そう言うものはいらない


勲章をもらったら
もれなく身ぐるみはがされ
自由さえも奪われる
みんな知ってるはず
そう思ってるのは
僕だけかも

賞状や名誉をもらった代わりに
得られるものはNOと言えない現実
随分昔から当然のこととして
行われていた悪い慣行


勲章をもらったら
こんなはずじゃなかったと
息苦しい声が聞こえてくる
こんなのいらないって
思った時には
もう遅いかも

名誉のようなものをもらって
気が付いたら
映画にしましょう
テレビにしましょう
ってどんどん決まるけど
そこに作者の意思はなく進む


すでに設計図はあって
そこにはまるピースを
望遠鏡で見つけて
小学生のような純粋を
パズルにはめこむ

映像化なんてことは
もうなんとなく決まっていて
原作者が知るのは実質
事後承諾のようなことも
あったり
それは今に始まったことじゃなく
もうすでにあった
原作者の気持ちなんてどうでもいい
世間知らずな原作者を
いいくるめて“会社”が得するのが
この世のことわり



ピースになりそうな
君に言いたいんだ
もうパズルは
ほぼ出来てるんだ
知らないのは君だけ

設計図の中の使い捨て可能な
ピースになって欲しくない
そんな歌を歌うから
聞いて欲しい

君はピースじゃなくて
パズルになれるから


映像化されて
実写化されて自分の作品が
そんな風になるのは
本当は嬉しいはずなのに
ひとつも嬉しくないどころか
大きな傷となる漫画家の人々

“会社”やそちら側の人は
原作者なんてどうでもよくて
美味しいところを
もらえればそれでいい

使えないと判断したら
捨てて新しい人を探すだけのこと


みたいなことなのだろうか
と感じた次第です


そしてそんな風になって欲しくない


芦原 妃名子さんのご冥福をお祈り申し上げます














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