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【詩】進み続ける

心が無茶苦茶になりながら

目の前に見える丸の中に入り

飛び越えた先には

草原と輝く光の粒たち


青黒い色の街角

顔のない幽霊みたいな人びとがいて

僕だけ顔がある

だれも信じられない

あの時あの人は呟くように言った

天井まで行った夢の最終地点

僕もいま同じ言葉を呟く


周りにいる顔の無い人は

調子を合わせて

僕の前では手を叩いて

適当過ぎる会話は

どこにも意味はない

おだてられるって

こんな気持ちの悪いものだったのか


上に行けば行くほど孤独になる

君も行けばわかる

あの人の言葉


天井を目指す時

負ければ僕のせい

勝てば誰かの手柄


地団駄を踏んだところで

何が変わると言う


この地が粉々になるほどの

爆発を望んで

その通り爆発して

全て無くなる


僕は呆然と顔のない人のいない

世界を見る



目を開けるとそれは夢だった



それさえ夢だった

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