【詩】静かに

ショッピングモールの小さい広場に

何を見る訳でもなく

ぼんやり舞台に目をやる

僕はこのままプロット通りの

よくある人生を行けばいいのか

設定だけ決めたどうなるかわからない

人生を行けばいいのか

マシな人生はどこにあるのだろう

あの人よりマシならいいって

気が付いたら染みついてる

くだらない常識

誰かよりマシよりも

自分が自分らしく生きることで

満足できることが

目指すべき未来なのに

間違ってつけた

テレビのインタビューを受ける一般人

奇妙な返事は台本通りかな

何かのプロパガンダみたいで

気持ちが悪くなる

スイッチはすぐに切って

僕が感じてる違和感は間違っているのか

言わされているような言葉たち

言ってはならない文言の羅列

誰かを見て何かを察知し

忖度で出来てるこの世の中

この薄汚れた忖度は

徐々に世の中を暗くさす

忖度が忖度を生み忖度に飲み込まれる

これが自分らしい人生だとは思わない

こんな僕でも