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「自分を変える努力」をやめよう!?

こんにちは。
キャリアコンサルタント佐渡治彦です。

よく就活のキャリアコンサルティングをしていると、特に、女性に多いと感じるのですが「自分を変えなきゃ」「自分が変わりたい」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

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例えば、
「私は人と話をすることが苦手だから、もっと、多くの人たち話せるよう自分が変わりたい」

「SNS、メールではコミュニケーションを取れるけど、会うとうまく話せないから、自分を変えなきゃ」

などという話をお聞きます。


確かに、仕事をするうえで、必ず人と会話をする必要はあるので、全く人と話せないという人は、少しコミュニケーションを意識した方がいいと思います。

しかし、就活で自分に合った仕事を探すうえで、敢えて「自分を変える努力」は必要ないと思います。
その努力をするよりも「自分の得意なことを活かす努力」を考えた方がいいと思います。
生産性を向上する仕事をしていくうえで、自分の「得意なこと」を活かしていった方が、有効であることは大学の研究でも明らかになっています。

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ここでいう「得意なこと」とは、成果を出すために使える無意識な思考・行動・感情パターンです。
簡単に言うと、「クセ」です。
ご飯を食べるとき、無意識に利き手で箸を持ちますよね。
この感覚です。

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「得意なこと」で仕事をやらないのは、ずっと利き手を使わないで仕事をすることと同じようなことです。

利き手でない手で、いくら頑張ってみても利き手で仕事をしている人に勝るわけがないです。
努力が必ず報われるというのは、本当ではありません。
利き手でない手でいくら努力をしても、自分の苦手な所ばかりに気がいってしまい、自己否定につながります。

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根本的に考え方を変えてみましょう。
「自分を変える努力」でなく「自分の得意なことを活かす努力」を始めてみましょう。

自分の「得意なこと」が分からない人は、「得意なこと」に気づいていないだけです。

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ここで「得意なこと」に気がつくヒントをお伝えします。

それは、「だから」という言い訳を「だからこそ」に言い換えてみてください。
冒頭の「私は人と話をすることが苦手だから、もっと、多くの人たち話せるるよう自分が変わりたい」を「だからこそ」に言い換えてみます。
「私は人と話をすることが苦手だからこそ、ひとりで深く自分自身に向き合えることができます」

「私は人と話をすることが苦手だからこそ、SNSやメールで自分の考えや思いを伝えることができます」
こうして、自分の「得意なこと」を気づき、その長所を活かす努力することを考えてみてください。

その延長線上に、自分の合う仕事が見つかります。

自分の無意識の「クセ」を上手く長所にしてみてください。

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自分で「クセ」が気がつかない人は、キャリアコンサルティングを受けることをお勧めします。

キャリアコンサルタントとお話をすれば、必ず気づきがありますよ。

お気軽にお声掛けくださいね。

*参考文献: 世界一やさしい「やりたいこと」にの見つけ方
      八木仁平著(KADOKAWA)


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karriere-consultants.com

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