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認知症介護って簡単な脳科学だった!パート9

【待望のその時は 突然に・・・】


父の騒動が始まる前の日常は、毎日の畑作業が終わるとテレビの時代劇が大好きな、本当にどこにでもいる、おじいちゃんです。
私にとっては、畑に熱心な事から農業冊子も良く読んでいた印象でした。
しかし、日々の生活が一変し、日に日に無口で眉間に力が入り、大好きだったテレビには見向きもせず、心ここに在らずでした。

精神科に通院する事で、症状は改善していきましたが、先生が言っている
老人性幻覚妄想状態は突然治りますよ』
いつ 
とんな感じで
どんな風に
と言うのが誰も想像出来なかったので、本当にその時がやって来るのかさえも判りませんでした。

【ヘルパーさん羽交い締め】騒動で親身な精神科の先生と巡り合ってから3ヶ月。

その日はやって来た!!

聖さん、雄二くん、私とで朝から実家に向かった。
玄関の扉を開け、『おはよー』と3人で言うと
父の体が横たわった状態で なんと! なんとっ!! なんとーー!!!
メガネをし、新聞をマジマジと見て居る姿が見えました。そして私達に向かい、片手を上げて挨拶してくれたんです。

えっ?  えっ!?  えーーーーーーっ!!!!!

3人は顔を見あわせて 『新聞ば見とるぅーーーー(驚愕)』と言いました。
一般の人からしてみれば、”普通に新聞を見ていただけ”  
の光景が私達には神様が降臨したかの様に神々しく見えたんです。

本当にその日がやって来た!
本当に本当にこの日がやって来た!
先生を信じ、父を信じて良かったと思えた一日でした。
 
歓喜!!先生から 卒業宣言】

程なくして診察の日に家族で病院に行きました。
こんなに先生に早く会いたいと思った日はありませんっ。
こんな待ちどうしい日なのに、年末の混雑で待ち時間が長かった。
待合室で、父に畑の話や祖父のいろんな話を聞いている内に、私達が今まで知らなかった話があり、今回大変な事も多かったけど、家族とこんなに密に過ごす事は今までなかったなぁと感じていました。

『中村さーん』と看護師さんの呼ぶ声がしました。
診察室に入り、今回は母も一緒に連れて来たので先生の話を聞きます。
聖さんと、私で最近の経過を報告し、勿論先日の新聞を見ていた事も臨場感っぷりに話しました。

先生は『良く頑張りましたね!』
   『卒業でいいみたいですよ。』と
家族 大きな声で『やったー!!!』 『先生有難う御座いました。』
   『父ちゃん頑張ったね!!』と診察室が一気に明るくなった気がしました。

凄い!父のバグを修正出来たんですから
4ヶ月前には、本当にこんな日が来るとは全く思わなかったので、今までの経過が走馬灯の様に思い出されました。

警察へ毎日通った事現金ヤルヤル詐欺郵便局襲撃5秒前、ヘルパーさん羽交い締め、等

父にバグが起こり始まった時から精神科の病院には通っていましたが、中々良くならず、正直私たちも八方塞がり状態でした。
父の事故による強制措置で、偶然ご縁があった先生に出会わなければ、ここまで来る事はなかったと思います。
先生、本当に、本当に感謝で一杯です。

沢山のメンバーへ感謝

ここに出てくる名前は、バグが起こった父に関わる身近な人物が出て来ますが、記事に出てこない家族にも感謝で一杯です。


私の夫は
一番大変な時に家の事、 家族の事をしっかり守ってくれましたし、運転免許返納に関しも夫は一緒に考えてくれ、賞状に違和感がない様に印鑑をデザインしてくれました。
この時、私は『文書偽造とかにならないかな!?』と夫に言うと、夫は『大丈夫!捕まる時は俺が捕まればいいだけだから、気にせず進めていいとよ』と背中を押してくれました。男前です!。こんな夫に本当に感謝です!

長男・昭司は父が異常行動で母が大変な時に深夜の担当だったので、毎日仕事終わりに実家へ直接向かう事から毎回、早朝にしか自宅に帰宅出来ず、疲労困憊の日が多かったと思います。この時間帯は誰も実家のケアが出来ない時間だったので、率先して来てくれた兄にも本当に感謝です!
兄嫁は大黒柱が不在になる事で、不安も多かったと想像できますが、そんな中でも父母をいつも心配してくれた事や、旦那の睡眠時間が少ない中で中距離の出勤をする夫の心配も長らくさせてしまってゴメンなさい。本当に感謝です!

実家で長らく付き合いがある、「いわゆる昔ながらの」幾つものお世話になったご近所さんがありますが、今回本当にメンタルの面では沢山支えてもらいました。泣いたり、笑ったり多かったですが、いつも私達家族を近くで見守ってくれた事に本当に感謝です!

 

【本当のバグ】

脳科学・コーチング・ユダヤの商人等、今まで知らなかった事をインプットし、最近本当に楽しく勉強しています。
その一つにnoteもありました。

父が認知症になり、老人性幻覚妄想状態という今まで聞いたことがない症状で悪戦苦闘した事を以前から記録したかったのですが、忙しさから今までは何も手を付けていませんでした。
なぜか今回はnoteで書いてみたい!と思って即実行。
記録するにあたり、記憶を思い出していく作業をしていると、雄二くんの一言と脳科学の歯車が噛み合って私自身驚き、
聖さんに突然『聖さんと雄二くんって天才!』とメールを送った」程でした(笑)

『何が凄い!のか』と言うと、私が学んだ知識をこの2人はナチュラルに脳科学を使えたり、コンフォートゾーンを未来に移動させたりしているんです。

そんな話を最近2人に問いかけると、
雄二くんは『おい達は天才じゃない!凡人ぞ』と笑っていましたけどね。
続けて雄二くんは『当時もあんまり大変って思わんやったけどなっ。どうやったらいいかを考えてた』と。
私はほらね!と確信しました。

脳への問いは
なぜ
ではなくどのようにしたらと問いをすると、脳が沢山考え出してくれるそうなんです!!

なので私は『本当は、雄二くんと聖さんが一番バグっとる事に気づいた!』といって3人で爆笑しました。

そんな愛すべきバグってる雄二くんと聖さんには大・大・大感謝です。


最後にこの記事を沢山の方に見て頂いて、本当に感謝しています。
つたない文章や、構成にも関わらずビックリする様な方から💌を頂けて、普段では絶対に関わることが出来ない繋がりにも本当に感謝で嬉しく思っています。

もしも、今現在において介護で大変な方の何かヒントになったり、笑ってくれたりしてくれると嬉しく思います。

P.S
雄二くんと聖さんに会ってみたいと思われた方は、長崎市居酒屋はち蔵へ行ってみてください。
2人はいつもの様に心の扉全開で皆さんを迎えてくれると思いますよ。(笑)




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