【雑記コラム】 どうなる建築業界?3Dプリンターで家が作れたら
こんにちは、DIY内装資材のECショップ、ハロハロの中の人・Kです。
3Dプリンターの登場で、モノづくりの幅がかなり増えましたよね。
ちらほらとメディアでは取り上げられていますが、実は3Dプリンターで「家」が作れる時代が来ています😲
兵庫県のセレンディクスさんという会社が3Dプリンター住宅の開発に注力され、つい先日には49㎡の鉄筋コンクリートRC「serendix50」が実際に6棟限定で販売されました。
3Dプリンターでモルタルを抽出して壁を積層しているようで、実物の見た目はどうしても「巻いて積層しました」という雰囲気が出ています。
余談ですが、まるで岩のドームのような家で、すぐに『スター・ウォーズ』のアナキンやルークが育ったナブーの家が頭に浮かびました🙄
今回販売された「serendix50」のセールポイントがこちら▼
私も気になってYouTubeなどで独自取材の動画を見ましたが、未知との遭遇感や技術の進歩に感動しました。
3Dプリンターは住宅以外でも、東京のポリウスさんという会社が倉庫やサウナ、公衆トイレといった公共の分野にも進出しています。
両社とも3Dプリンターで作った物を建築基準法の基準と照らして、基準をクリアすることに苦労されたという話もあります・・。
つまり建築基準法はクリアしているので、本当に実用的なレベルまで来ています。
3Dプリンターで建物を作れる現状と事例の詳細は、それぞれ取材記事の方が深く掘り下げられているので、ここではその紹介にとどめます😙
建築業界や内装業界はどうなるのか?
当然、私たち内装業界に身を置くDIYショップとして注目すべき点ですね。
セレンディクスさんが掲げる3Dプリンター住宅の構想は
『車を買う値段で、家を買う』
ローン返済に追われずにマイホームが手に入れられるのは、個人的には素晴らしいと思います。
しかし安価で言うなれば、プレハブやユニットハウスなど、従来の選択肢もあるはずですよね🤔
3Dプリンター住宅の台頭も、建築業界からすればプレハブという技術が出始めた時と同じか、その延長みたいな捉え方になるのでしょうか。
その現場の空気は正直まだ分かりませんが、3Dプリンター住宅に対する世間の期待値は非常に高まっているような印象を受けます。
思うに3Dプリンター住宅の工法が、プレハブも含めた今までの建築技術の固定観念を覆し、災害の多い日本でも品質的にも優れていると証明されれば、それは破壊的イノベーションになるのではないか、という期待が寄せられている気がします。
例えば「serendix10」の内装はどうでしょうか。
写真などを見ると外観と同じ壁で、コンクリート打ちっぱなしのような雰囲気があり、壁紙クロスの出番はなさそうです。
床材までは分かりませんでしたが、一般のモルタルであれば、クッションフロアを貼りたいなど選択肢があるのでは、と予想しています。
3Dプリンター住宅でも愛犬や愛猫とゆっくり過ごしたいという方は、ペット対応の床材は継続して重宝されるでしょう🐕
もし壁に”木の温かみ”が欲しいとなれば想像は難しいですが、新しい「3Dプリンター住宅建材」なるものを大手メーカーが開発して、それが当店のハロハロに並ぶ・・なんて未来も考えられます🤔
「serendix50」では50㎡とかなり部屋も広くなり、今後3Dプリンター住宅の内装にも注目が集まるかも知れません。
SFでナブーのような文明もありますし、パソコンよりもスマートフォンが普及する世の中になりました。
現在の”家”の在り方が正解と断定することはできません。
3Dプリンター住宅の最新技術ではシニア層向けの2人暮らしが見据えられていますが、今後は子どものいる家族、2世帯住宅と業界の標準になっていく可能性に注視していきたいです。