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幻視?白昼夢?チャネリングってこういうこと?~昔語り

高校時代のこと。

加賀市の一番外れの田舎町からバスで高校に通っていました。一本では行けなくて有名な山代温泉にあるターミナルで乗り継いで通っていました。

高校での部活も出身中学も同じだった子がいて、よく一緒に帰っていたと記憶しています。
今は外にローソンなんかできていますが、当時はコンビニなんてものもなく、売店というにもお粗末な売り場があるだけで、定期を買うときお世話になる他には、二つ並んだ冷凍ケースから時々アイスクリームなんか買って食べたぐらい・・・なんて書くと酷く昭和の香りが漂って我ながら恐ろしくなるのですが(生物学的年齢がです)。

とにかく壁沿いに並んだベンチの他はほぼ何もない空間で、本数も少ないバスを待つのが毎夕の日課でした。

タイトルに書いた不思議な、そして個人的に大きな体験はこのバス停で起きました。
状況的に友人は居合わせなかったのだろうと推測します。

多分わたしはボーっと独りバスを待っていたのでした。
当時のわたしはというと古典や漢文、世界史の授業を愛していた文系人間でしたが、気になるキーワードがあるとそれをトリガーに意識が別世界を旅してしまう癖がありました。
なのでその時も恐らくなんらかの形で意識がトリップしたのだと思います(書きながら自分で「トリップ」と呼んでいたことを思い出しました)。

でもその時はいつもの「トリップ」と全く違う感じでした。
起きていることも、体感も、内容が与えた衝撃も、何もかも。

あまりにも膨大な情報量だったことに加えて、その当時思いもよらなかった内容に圧倒されたわたしは、受け取った後その処理に困って・・・つまり自分の身に起きた出来事をどう理解したらいいのか手に負えなくて、「きっと小説のネタが降りてきたのだ」と作品メモに書けるだけ書き綴りました。

故にその過程で少しフィルターがかかったり歪んでしまった部分があると思います。今思うと勿体ないことです。

その受け取った情報の中ではっきりと覚えていることがあります。
それだけ衝撃を受けた部分でもあるのだと思います。

それは。

(どうか齟齬がありませんように)

地球がそれ自身ひとつの生命体であること。
地球自身の意思を持っていること。

そして地球の意志と人間との関係、これからの未来どうなっていくか(つまり人間が排除されていくというか数の減少というかそんな感じのこと)それを地球が選択している、という感じのことが含まれていたと思います。

いま地球のアセンションとか浄化とかそういうことばを耳にしている方は「なんだ、そんなこと」と思われるかもしれません。

でも、30年ぐらい前にそんなことを外部から耳にする機会はありませんでした。第一「スピリチュアル」なんていう単語すらわたしが聞いたのはそれより10年ほど後のガラケー時代のことなのですから。

コンビニもインターネットもなかった時代、情報と言えば本から得ていたわたし。田舎だった故に大きな本屋さんも金沢まで片道1時間もかけて父に車で連れて行ってもらわなければならなかった。
無知なただの高校生に突然流れ込んできた情報でした。

当時わたしはそのとき一緒に暮らしていた家族すら一番身近な他人(=気を抜くと精神的危害を加えられる)という認識のもと緊張と共に日々を生きていて、こんなセンシティブな内容を打ち明けられる人は誰もいませんでした。
大げさになにかがあったという意味ではなく、わたしのことばを否定もせず、茶化したり変に諭したりもせず受け止めてくれるような信頼できる人は誰もいなかったということです。
加えてわたしはHSPですので、本当に面倒くさい人間として扱われていました。

そうして前述のとおり小説のネタへと転じてしまったわけです。

天使とか万物に宿る神々とか、見えない世界の存在だけが当時のわたしのリアリティに触れていたものだったのに、自分ではそれを胸を張って言えなかった。
自己不信から自分が触れている世界すらも信じてあげることができなかった。
わたしは自分に謝りたいです。

それでもその体験は楔のようにわたしの内側に刻まれていて、わたしの原動力になっています。
あの体験が今のわたしの原動力の源なのかもしれないと今朝わかったからです。

一方で何が起きていたのかなどはやっぱり謎なわけですが。
そんなことはどうでもいいのかもしれません。

資料の山を漁れば、作品のアイデアを溜めたものの中にこれについてのメモも見つかるかもしれません。
ルーズリーフの片隅に、起きた出来事に混乱しながらも覚えているうちに必死で書き留めようと手を動かし続けたあのメモ・・・書いている傍から意識が創作内容の方へと決壊した堤防から溢れる水のように横流れして、それに更に困惑していたあの未完のメモが。

今日も徒然な日記をお読みいただきありがとうございました。

ありがとうございます╰(*´︶`*)╯♡ お預かりしたエネルギーが人と地球のために廻っていくよう活動します!