森玲奈
ストックホルムの多世代居住型コレクティブハウス「トレ・ポーター」
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ストックホルムの多世代居住型コレクティブハウス「トレ・ポーター」

森玲奈

スウェーデンのストックホルムに視察に行ったのは、2014年のことである。下記の書籍を片手に、在スウェーデン日本国大使館のお世話になって、様々なコレクティブハウスや高齢者の学びの場を見学した。

スウェーデンでは複数のコレクティブハウスを見たが、特にシニアのみではなく多世代で住む事例に興味を持った。コレクティブハウスについては、以前、オランダで視察した後期成人向けの事例について記事を書いている。

トレ・ポーターは1986年設立で、住民の3割が子育て世代である。助け合いや見守りの機能があり、洗濯・乾燥場の前に遊具がある、食事を分担で作り食堂で食べる、といった子育てにも助けになる仕掛けが満載であった。

外観はこんな感じ。

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住人は老若男女。

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ランドリーは共有で、待っている間に子供が遊べるよう遊具が目の前に置いてある。この国では、外干しせず、ランドリーが交流の場となっている。

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食堂はこんな感じで、食事当番制があり、当番の人がみんなの分を作る。要らない人は事前に申告しておく仕組み。

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共有の団らんスペース。

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子供たちが遊ぶスペース。

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運動するスペース。

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住人の方にも話を伺った。大学院生をされている女性である。これからお子さんを迎えにいくという。協同生活は快適で、時間の節約になると言っていた。

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日本で家事を他人と分担するということが、馴染むのかは難しいと思った。特に家庭の味に拘る人の多い場合成立しうるのかは疑問だ。しかし、効率から考えればこういう仕組みもありだと思った。大家族のような暮らしの中で育った子供というのは、どのような社交性を持つのだろうか。このような暮らし方が、コロナ禍後どうなっていくのかも興味深いところである。







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森玲奈
帝京大学共通教育センター准教授。専門は教育学、生涯学習。学び続ける人とそれを包み込む社会に関心を持ち、研究と実践を続けている。国内外での調査、アクションリサーチ等で、特に「40歳からの学び」を積極的に支援している。HP➡https://harinezuminomori.net/