あなたを生きる旅のお守り⑥
こんにちは!ただの大人結木愛です。
よくぞこちらへたどり着いていただきました。ありがとうございます!
今、あなたはどんな気持ちですか?今日はどうでしたか?または、これから今日を過ごす方もいらっしゃいますよね。どんな1日になるでしょう。
人生は旅。あなたを生きる旅。地図があるとするならそれは、過去の出来事やそれぞれの取捨選択で作り出したもの。今この瞬間から未来はガイドブックもないミステリーツアーです。
前回のお守り⑤は「思い込みから自由になろう」でした。効き目は、自分が心地いいと感じる地図を書き加えることができる・押しつけをすることが減る・相手の地図を尊重できるようになるでした。
私たちそれぞれが持つ心の地図は、なにも私たちを困らせたり悲しませたりするだけのものではありません。
時に私たちの命を守り、ミステリーツアーに向かう私たちを導いてくれる道標にだってなります。
ただそれは、ひとりひとりに違いがある、カスタムメイドだということを知っておくことで、自分自身やお相手を大切にできることもあるのではないでしょうか。
私の感覚で恐縮なのですが、人間界は動物園だなと思うことがあります。
ライオン・ゾウ・トラ・ウマなどなど、いろんな種類の個人が放し飼いで生きています。ガオーと言葉を発する人もいれば、パオーンと発する人もいる。ライオンはゾウのことなんてわからないのです。
自然界では、ライオンはライオン同士が交配し、ゾウはゾウ同士で交配する。でも、人間はライオンとゾウが関わり、トラとウマが関わるのです。
お互いのことがわからなくて当然です。でもここで人間のスゴイところは、お互いにわかろうとする能力があるというところ。わかろうとしようとするところ。
違いを越えて、お互いを理解しようとする働きはホント愛しいなと思うことがあります。
ま、無理なときは無理なんです。できないときはできない。できるところまでできればOK。
例えば、どうしても相容れない人がいる場所で、自分がすごーく嫌な気分になったとき「あー、ゾウの言葉はわかんねえな、またパオーン言うてるなー」と思うと少し気持ちも楽になって、少し相手との心地い距離ができて、近すぎて見えなかったことが見えてきたり、関わり方を変えることができるというのもあるかもしれません。(これ、私たまにやっています(笑)
前置きがながくなりましたね!
では早速!
あなたを生きる旅のお守り⑥
「人間の命の価値は同じ。あなたの内側の反応(感じ方)とあなたの外側の反応(行動)はOK?」
・私に価値なんてない
・同じ失敗を繰り返しちゃう
・あの人に嫉妬しちゃう
・むかつくアイツをなんとかしたい
モヤっとしたとき、落ち込んだ時、イラっとしたときこんな感情になることはありませんか?
<このお守りの効き目>
・自分のこと(心・行動)を客観的に見られるようになり、必要なら変えていける
・人を責めることが減る
✻✻✻✻✻
命の価値って何でしょう。それって順位がつくものでしょうか。
重い・軽いがあるのでしょうか。
価値は増えたり減ったりするのでしょうか。
突然ですが、胎児の成長過程ってご存知ですか?
昔、私は、人はどういう過程をへて受精卵から成長していくんだろう思ったことがあって調べたことがあるんです。
母親のお腹から出てくるまで、ものすごい数の成長の過程を経て私たちは生まれてきています。生まれてくる命を、その人を生かそうと、緻密にプログラムされた過程をたどっていきます。
この臓器いつ作る?作られた臓器はどこに入る?この時期はここを作っていくぞ!みたいに。
ここにいる人間は同じ過程を経て誕生しています。形の違いや発達の違いは個性として出てくることもあるにせよ、いろんな事情で早くお腹の中から予定より早く出てきたくなっちゃったこともあるにせよ、その奇跡を積み重ねて私たちは生まれます。
あたりまえのことのように思えるかもしれませんが、私は奇跡だと思っています。
そしてここまで命がある。これってもうものすごい価値があるとは思いませんか?
もうあなたも私も生きているだけでOK!
お金持ちだろうがなかろうが、愛されていようがいまいが、大人だろうと子どもだろうと、成功者であろうがなかろうが、命や生きるというところから見ると、その価値は同じ。
何かの出来事によって人の価値は増えたり減ったりすることなく一定だと私は思うのです。
・自分のこと(心・行動)を客観的に見られるようになり、必要なら変えていける
でも、、、私たちは生まれて成長するにつれて、良いこともそうとは感じられないことも経験していきます。時には悩み、時には比べることも。嫉妬したり、同じ失敗を繰り返したり。
例えば「忘れ物をするのはダメな人間だ」「嫉妬している私はなんて嫌な人間なんだ」「何度も同じ失敗をする私には価値がない」「私を傷つけたあいつがむかつく、あいつは悪い奴だ、だから仕返ししてやろう」「お金持ちだからいい奴」というように、人は自分や他人の行動によって自分自身やその人の価値を判断していることがあります。
ここでちょっとだけ待って!「忘れ物をすること=ダメな人間」「同じ失敗をすること=価値のない人」の公式は絶対に成立するでしょうか。
忘れ物をする人は、単にそういうパターンを身につけてしまっただけであって、人の価値とは関係ないとは思いませんか?人の価値は一定です。忘れ物をしたとしても、同じ失敗をしたとしても、嫉妬に狂ったとしても、その価値が減ることはないのです。
忘れ物をしても問題ないというわけではありませんが、忘れ物をするその人自体が問題なのではなく、その反応が問題なのです。
忘れ物をすることで、自分の中で「また忘れ物をしてしまった・・・。」と落ち込んでしまったり、後悔してしまったのであれば、自分自身の内側(感じ方)で望ましくない反応が起きているということ。またそう感じたときの自分の外側(行動)は自分はそれでいいのかと。
嫉妬してしまうときだってあります。でもそれイコール嫌な人間とはなりません。
嫉妬をしている感情を自分はどう感じていて、それが自分にとって望ましいのかそうじゃないのか、そのときの行動はどんなもの?そうしている自分自身の内側と外側はそれでOKですか?
忘れ物をするというのが、自分自身の中であまり望ましくないと感じるなら、それが減らせるように自分自身の行動を変えていく。
嫉妬してしまうことが、自分自身の中で嫌だなーと感じるなら、その気持ちを少しでも楽にできるように工夫していく。
むかつくアイツに仕返ししたい!その感情と行動は自分にとってOKなの?
何か起こってしまったとき、迷っているとき、、、
「あなた内側(感じ方)の反応と、あなたの外側(行動)の反応を見たとき”あなたは”それでいいの?」
と自分自身に聞いてみると、少し客観的に見られるようになって気持ちが落ち着くこともあるかもしれません。
・人を責めることが減る
命や生きるというところから見ると、その価値は同じ。何かの出来事によって人の価値は増えたり減ったりすることなく一定。
自分が望ましくないと思う反応で、自分自身の価値が減ることはないのと同じで、相手の言動や行動で、その相手の価値が減ることもない。単にその行動パターンを身につけてしまっているにすぎないのです。
何かが起こったとき、それを相手が問題だと思うのは、その相手自体が問題なのではなく、その反応が”望ましくない問題だ”と感じる自分自身の心に問題があることが多いです。
そういうときは、その相手を変えてやろうとしてしまう。
むかつくアイツをなんとかしたい!みたいに。
でも、お守り①でも書いているように、相手を変えることなんてなかなかできることではありません。さらにお守り⑤でも書いているのように、その人にはその人の心の地図があります。
相手が問題だと思い、相手を変えようとするあまり、自分が疲れたり、窮屈だったり、傷ついたり、心地よくないことを延々と続けるあなたのその心や行動は本当にそれでいいの?
相手を責めて、何が変わるの?
それよりも、あなたが今感じているその嫌な感情を少しでも心地よくすることの方があなたにとって大切なんじゃない?
これは決してあなたが悪いとか、相手は悪くないと言っているのではないですし、やり返すな!と言っているのでもないです。
あなたにとってそれはOKなの?もったいなくない?その力や時間、まずはもっとあなたが心地よく生きられるように使った方がええんでないの?ということ。
相手を責める前にまず、自分の心を心地よくしてみる方法を自分なりに持っておくと、必要以上に相手を責めて、さらに自分自身が疲弊していくことを減らせることだってあるのです。
SNSならミュートする、どうしても相容れない相手とは距離を置く。それができない時には「ゾウの言葉はわかんないや!」
頭の中で、その人の顔に鼻毛を書く。その人が目の前に現れたときは「おさかな天国」を脳内で流す。あきらかに攻撃された場合には一発だけはやり返す。とにかく体を動かして発散。気持ちを紙に書いてみる。誰かに話す。ゲシュタルトの祈りを思い出す。などなど。
まず自分を心地よくしてから、向き合う必要があるのであれば相手に向き合う。そうすることで、相手を必要以上に責めることが減るのではないでしょうか。
✻✻✻✻✻
お守り⑥「人間の命の価値は同じ。あなたの内側の反応(感じ方)とあなたの外側の反応(行動)はOK?」
なんだか、窮屈に書いてしまいました。
が!!
「人はやらかす。」
やらかすときにはやらかしてしまうのです。そのときはもうどうしようかをあたふたすることもあると思います。
こうしてお守りを書いているにもかかわらず、私も最近盛大にやらかしました!!!わーん!!!
やらかしてしまったことはもうどうにもならないのです。
そんな時は、盛大に落ち込むの必要。どうせなら落ち込み切った方が次の一歩が踏み出せることだってあります。
踏み出せそうになったら自分自身に聞いてみてください。
「最高の未来を生きたとして、その未来から今を振り返ったとき、その問題は自分の何を変えるために起こったんだろう」と。
あわよくば、どなたかの今日1日と明日を生きるヒントになれば。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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