熱狂

サッカーの魔法「熱狂」

 前回のnote初めて100人以上の方に読んでいただきました。大変嬉しい気持ちでいっぱいの中、テンション上がりすぎてボキャ貧になり、途中でnoteを書くことをやめてしまうという、意味不明な自体になってしまったことをお詫び申し上げます。ごめんね。そんな前回のnoteは、こちらから 。

メッシコール

 さてさて、今回も前回同様カンプノウで起きたことを書いていこうと思います。まず、海外のスタジアムってやばいんです。某野球球団の職員さんは、スタジアムに行って試合観戦していて泣いてしまったようです。その泣いた理由がすごくて、海外のスタジアムの雰囲気に圧倒され、感動してしまったようです。なんとなくわかる気がします。日本のスタジアムとは比べ物にならないくらいに、デカくて・アツくて・うるさいんです。

 そんなやばい海外のスタジアムで起きたことなんですが、うちの父親は、普段感情を表に出さないタイプの人です。もちろん怒ったり、喜んだりはしますが、トーンがそんなに変わりません。そんな父を含め、母・弟・僕の4人でカンプ・ノウに試合を見に行きました。サラゴサ戦は、相手も相手ということもあり、勝って当たり前雰囲気の中、しっかしバルセロナが勝利して試合終了。ここまでは問題なかったんです。次のCL、アーセナル戦。前回のnoteに貼った試合のメッシのゴール後、会場総立ちの中、僕も叫びまくってたんです。メッシのゴールパフォーマンスが終わり、スタジアムも大方落ち着いてくると、「メッシコール」が始まるんです。

 メーーーッシ!!!
 メーーーッシ!!!
 メーーーッシ!!!

 会場全体がうねりをあげて「メッシコール」をするもんですから、僕ももちろん「メッシコール」させていただきました。ありがたいことです。ただこの時僕は、父の豹変ぶりに気づいていなかったんです。

聞いたことのない声量

 人生において、1回できるかできないかの熱狂体験をしたスペイン旅行も終わり、自宅でスペインで撮ったビデオを家族で見てたんです。カンプ・ノウでも回してました。もちろんメッシのゴールもね。映像見ながら「うわ〜楽しかったな〜」とか思い出すわけですよ。そして、例の「メッシコール」。
 映像見ながら自宅でもう1回やっちゃうくらい思い出深いんですが、ちょっと待てよ・・・もう一度メッシのゴールから確認する・・・ゴールが決まる・・・スタジアムが「ワァーーーー」てなる・・・「メッシコール」始まる・・・「メーーーッシ、メーーーッシ、メーーーッシ」・・・あれ、これビデオ撮ってるの父さんだよな・・・横の父さんを確認する・・・顔見たら真っ赤っか・・・

 そう、あの寡黙で感情の起伏があまりない父さんが、めちゃくちゃでかい声で「メッシコール」してたんですwww。僕の声なんかとは比べ物にならないくらいでかい声で。ビデオカメラが近いからっていうのもあるかもしれませんが、父さんの「メッシコール」が鳴り止まない。普段の父さんからは想像がつかないもんですから、本当にサッカーの魔法にかけられてたんだなと、今になって思います。

サポーターの狂ったような応援「熱狂」

 父さんのように、サッカーを見ている時に人が変わる人っていますよね。これはサッカーに限らず、いろんなスポーツであると思います。Jリーグとかでも、狂ったように応援してる人いるじゃないですか。まさにそれなんです。スポーツには、人格を変えてしまうレベルの何か魔法のようなものがあるんです。

 あんなガチ勢無理・・・
 そこまでの熱量ない・・・
 ついていけない・・・

 と思っているあなた、まだまだスポーツの魅力を全部感じきれてませんね。そういった狂ったように応援してるサポーターだって、普段から狂ったような人なわけがないじゃないですか。スタジアムにいる時間、好きなチームに関わっている時間、その時だけ魔法にかかってるんです。自分の好きな事に人格まで変えられるって素晴らしい事じゃないですか。スポーツにはそれができるんです。

 ここまで書いてきて思いましたが、やっぱりスポーツってすごいし、今の日本にはまだまだ足りてないなと思います。
 ただでさえ、他の国と比べて就業時間が長い国なんですから、週末くらい普段の自分忘れて人格変わるくらいのことした方が、生きてて楽しいんじゃないかなと思います。

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