ファン

ファン最優先法案個人的に可決しよっと

スポーツチームのファンに対する対応は自己満になってはいないだろうか。

 最近ずっとこのことを考えている。
 クラブは、「これならサポーター喜んでくれるんじゃない?」と勝手に決めつけて実行してはいないだろうか。本当にサポーターが望むものを提供できているだろうか。

 もちろん、何かのイベントや商品を提供する際に、一定数の会議を行い、ターゲットを定め、本当にそれで大丈夫なのか確認を行い、などのことは行なっているだろう。しかし、ファンの生の声を取り入れているクラブがどれくらいあるだろう。
 先日、川崎フロンターレが行なった中村憲剛選手の仙人グッズは、ファンの方にリツイートを行なってもらい、一定数を超えたら商品化しますというものがある。これは、実際にファンの生の声を聞いて商品化までたどり着いたものだ。ただ、もちろん毎回このようなことをしていてはスピード性に欠けるし、生産数も大量に確保はできないだろう。

 では、どうしたら良いのか。それは、定期的にファンの声を聞くことだ。一見単純なように思えるが、現在のスポーツ界は人手不足で、そこまで対応している暇がないという現状が少なからずあると思う。意見箱とか設置したり、SNSで意見募ったりすれば良いと言うのは簡単だが、実際に実行するには、あらゆる工数がかかりそれなりに費用も発生する。
 だが、それを理由にファンの希望からそれた商品を開発し続けて良いのだろうか。フロントが無理なら選手がやればいいと私は感じる。選手がサッカーを行なっているだけで良い、という時代はもう古い気がする。選手もクラブのマーケティングのために動く必要がある。
 例えば、意見をいただいた中から選手が個人的に面白そうなものや、人気が出そうなものを選出すれば良いのだ。ただ選ぶだけで、まとめる必要もないし、自分が面白いと思ったものをサービス化や商品化できるのである。また、ファンからすれば、自分の案が選手に選ばれたとなれば、それはもう嬉しいことだろう。

 こうしたように、クラブとファンの関わりは現状のままではダメだという危機感をスポーツチームは持って欲しい。うまく選手に負担をかけないように、マーケティングにからめ、ファンとのつながりをより太いものにしていかなければならない。ファンとの結びつきが強いクラブは、応援もされるし、クラブとしてのアイデンティティとして誇りになるし、新規ファンへの口コミにも影響してくるだろう。既存のファンが新規のファンを獲得してくれることも増える。こうして良いサイクルが生まれ、やっと強いチームを作る上での基盤が整うのである。金さえあればいっときの強いチームは作れる。ただ、本当の強いチームとは、勝てない時期も応援してくれるファンがいてくれることである。

 現在のJリーグは、J3というカテゴリーが増え、発足して10年にも満たないチームがJの舞台に立つことも少なくない。そして、Jリーグ発足時のような、「Jリーグチームかっこいい!」「サッカー最高!」というだけでファンになる人は少ない。だからこそ、ファンとの関わり方を再度確認する作業か今必要なのである。

ファン最優先法案ここに可決!

個人的に、ファンとの関わりをクラブが持てるようになる秘策を考えているので、実行できたらnoteに書きます。