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世界が終わる瞬間、なにを想うか-  『塩の街』有川浩 著

コロナの影響か、"架空の災害"設定がふいに読みたくなり
購入。
自衛隊3部作の1作目。『図書館戦争』、『阪急電車』の有川浩さんの
デビュー作です。

あらすじ
塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と
街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。
その崩壊寸前の東京で暮らす秋庭と真奈。世界の
片隅で生きる2人の前には様々な人が現れ、
消えていく-…


全体的に若い恋人たちのエピソードが多くて、
恋愛描写が甘い!
こんな極限状態の中で、誰かに過保護か!ってくらい
守られてみたいもんだ。。
しかも世界の命運とか、かかってきちゃうし。。

設定はシリアスだけど、読後に引きずったりすることも
ないので、気軽にページを捲れました。
重ための小説の合間に挟むと楽しさ2倍です笑。

ラブストーリーも良いけど、この突如飛来した
隕石(塩の塊)の正体を徹底的に暴く!みたいな社会派っぽい角度の話も
読んでみたい。

設定は同じで、いろんな作家さんがそれぞれ自分のスタイルで
書く、みたいな本(アンソロ?)ないかしら…。

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