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私と摂食障害~今振り返って思うこと~②

みなさん、こんばんは。今日は、私の摂食障害の経験を振り返ってみて、今思うこと その2について書きたいと思います。

私と摂食障害~今振り返って思うこと~① ⇩

昨日は、

「変わらない(変えられない)」ことと「変えられること」があるのではないか、ということに思い至り、変えられる範囲で変えていこう、とどこかで認識したのだと思います。

ということを書きました。今日はその続きを書きたいと思います。

自分の限界を認識したのでは

私の、ダイエットから始まった摂食障害人生。「痩せたい」という思いは、日に日にエスカレートしていき、やがて「昨日より痩せたい、昨日より痩せ続けたい」という、極端な思考に発展していきました。ダイエットを始めた当初の「痩せれば仕事がある(就職出来る)」という本来の目的は、もはやどうでもよくなっていて、とにかく痩せることに拘って、痩せることに囚われて、そして痩せることに四六時中振り回されて、やがて痩せることが人生の全て、というような状態に陥ってしまいました。

とにかく、その日何があったとしても、夜体重を測った時に昨日より痩せていれば、安心して寝ることが出来る・・・そんな毎日を送っていました。ところが、当たり前ですが「昨日より痩せ続ける」ことには、限界があります。どんなに日中食べなくても、どんなに過食後の嘔吐を徹底しても、体重は減らなくなってきました。

頭ではその理屈を理解しているつもりでも、ほんの少しでも痩せる余地がある時には「昨日より痩せたい、昨日より痩せなければならない」という極端な考えを手放すことは出来ませんでした。

ただ、そんな必死な思いとは裏腹に、現実には500グラムも痩せることが出来なくなりました(当時、私の体重計の表示は500グラム単位でした)。

その後、自殺未遂やプチ拒食状態、非嘔吐過食などを経験して、再び過食嘔吐に明け暮れる毎日を過ごすことになりましたが、その時の最低体重(min.)を更新することは出来ませんでした。

私は、理屈ではなく私自身の経験から、痩せることには限界がある、という当たり前のことを身体で悟った(認識した)のだと思います。心(頭)では「痩せ続けたい」と思い続けて、そのためにあらゆる手を尽くしましたが、限界を超えることは出来ませんでした。摂食障害真っ只中の時には、そのことに気が付かなかったというか、限界を認めたくなかったのだと思います。

物事には限界がある、ということを身体が認識したことで、自分にとって痩せることよりも優先されることがあるのではないか、ということを考えるようになったのかもしれません。


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