感情が激しすぎると病気になる〜内因〜
どうもこんにちは、原口ヒロミです。
いつも記事のチェックと高評価♡ありがとうございます。
長期間のストレスから食欲不信になったり、眠れなくなったり、ひどいときは胃潰瘍になってしまう。こんな経験ってありませんか? 心と体が密接につながっていることは皆さんも経験的に感じているはずです。
今回は東洋医学が考えている心と体の関係について基礎的なお話しをします
この記事を見ることで
✅東洋医学の基礎知識が学べます。
✅どんな感情を感じると、どの臓腑にどんな影響を与えるのか、関係性がかわかります。
ぜひ最後まで記事をチェックしてください。
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五臓と関係が深い七つの感情
はい、ということで今回は感情と病気の関係ということで、東洋医学では、人間の感情を怒り、喜び、思い、憂い、恐れ、悲しみ、驚きの7つ(七情)に分けます。
感情は7つだけではないこですが、特にこの7つの感情の乱れが「内因」といって、体の内側から発生する病気の原因として考えています。
七つの感情に言葉にもう少しだけ解説を加えると
怒…怒り
喜…ワクワク、満足感、達成感
思…思いを巡らす(思慮)、妄念、妄想
憂…悩み、憂鬱
悲…悲しみ
恐…恐怖、緊張
驚…驚き、予想外、行き当たりばったり
現代的にこんな言葉に置き換えられます。
これらの感情の変化が激しいと臓腑そのものを傷つけてしまい、精神的なものから病になることを内傷(ないしょう)と、いいます
長期間のストレスから食欲不信になったり、眠れなくなったり、ひどいときは胃潰瘍になったり…
こういうのが内傷の典型例です。
また、感情ごとに特定の臓腑に関係すると考えられています。
過度な感情が臓腑に与える影響
怒は肝、喜は心、思は脾、憂・悲は肺、恐・驚は腎に属します。
たとえば、考えすぎて胃が痛い(脾が痛い)、喜びすぎて興奮して眠れない、など特定の感情の乱れが、特定の不調の原因となる、とある程度パターンがあるんですね。
激しい感情は臓腑を傷つけますが、逆に臓腑や、臓腑を動かす氣の働きがうまくいかないと、感情が乱れやすくなります。
ということで、それぞれの感情別の、臓腑と体の影響を解説します。
過度の怒り…肝
氣が上る▶︎興奮、目の充血、イライラ、頭痛
過度の喜び…心
氣が緩む▶︎集中できない、不眠
過度の思慮…脾
氣を結ぶ▶︎やる気が出ない、食欲不信
過度の悲しみ、憂い…肺
氣が消える▶︎意気消沈、涙が出やすい
過度の恐れ…腎
氣が降りる…失禁、白髪の増加
過度の驚き…腎
氣が乱れる▶︎慌てる混乱する
こんな風に影響します。
感情と関連がある臓腑の働きを補う食材
肝には酸味(さんみ)、心には苦味(くみ)、脾には甘味(かんみ)、肺には辛味(しんみ)、腎には鹹味(かんみ)を意識的に摂るようにしましょう。
最後に
この関係性を知っておくと、体に出てきた不調から患者さんの感情や心の状態を推測したり、把握したりすることもできて、鍼灸治療でも心と体の両方をあわせて治療するうえで役に立ちます。
ほんとうに具合が悪い方は、我慢ぐせがある方や、ご自身の感情に蓋をしてしまって抑圧してしまう方は、感情に鈍感になってしまったり、あるいは「なんかモヤモヤする」というふうに何を感じてるのかを言葉で表現できなくなったりしてることがあります。
感情に蓋をしたり、感じてることを言葉にできないからこそ内臓や、内臓の働きに不調が現れて具合が悪くなってしまうこともあります。
今回は東洋医学が考える心と体の概論としてのお話でした。
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各臓腑ごとの細かいお話はまた別の記事で紹介していきますね。
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