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咀嚼 栄養をよくする食べ方
栄養状態を決める要素として、何を食べるかはもちろん大事なことですが、どのように食べるかはそれ以上に大事になってくることもあります。
その一つとして、咀嚼すること、つまりよく噛んで食べる食べることは、多くの良い効果があります。
またこちらのInstagramを拝借させて頂きましたので、あわせて参考にして頂ければと思います。
咀嚼がもたらす効果は大きく3つあると思っています。
①消化を良くする
②口内の健康を維持する
③認知機能を維持する
①消化を良くする
まず大前提として、食べたものは食べただけではなんの意味もありません。食べたもの(口から入れたもの)が消化され、消化されたものが吸収されて、初めて体内に取り込まれて働くことになります。
引用させて頂いたInstagramにも書かれていますが、つまり、口に入れ⇒消化管を通り⇒肛門から出る。という経路は、全て身体の外で行われているということです。
まず、咀嚼によって唾液の分泌が促進されます。唾液にはデンプンを分解する消化酵素が含まれているため、この消化を助けます。
さらに、噛むという行為によって、食べ物を小さくつぶし消化液と混ざりやすくする働きや、その他の器官の消化活動のスイッチをオンにする効果もあり、唾液以外の消化液の分泌も促進されると言われています。
食べたものは消化されて初めて、吸収されて体内に取り込まれる状態になります。そしてその消化の全ては、咀嚼から始まるのです。
②口内の健康を維持する
咀嚼によって、唾液の分泌が促進されます。唾液には消化酵素以外にも、口の中をきれいに保つ成分が含まれているため、唾液の量を増やすことで、口内衛生を維持することができます。
また、噛む行為によって顎が鍛えられるため、歯の保護・健康維持にもつながります。歯の健康を維持することは、高齢になっても同じように、固形物を食べることができることを意味するので、長い意味での健康維持を考える上で、非常に重要です。
③認知機能を維持する
咀嚼による刺激は、脳に近い位置での刺激となるので、脳が活性化されます。これにより、認知機能を上げると言われています。
更年期や高齢期の認知症予防にも、よく噛んで食べることが、非常に重要であると考えられているのです。
特に現代食の傾向として、朝食をスムージーやゼリーのような流動食に近いもので済ませる人が増えているとも言われています。
時間に追われる毎日の中ではなかなか難しいことですが、最近の生活変化で時間のできた人には、ぜひ普通の食事をよく噛んでゆっくり食べることをオススメします。
消化が適切に行われているかは、毎日の便を見れば知ることができます。(参照:最も身近な健康チェック)
良いものを正しく使って、栄養状態の良い生活を手に入れたいですね。
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