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親は絶対知っておくべき!6歳までの子供の脳と心⑫「子どもの嘘」の原因は「親の嘘」!?

「子どもの嘘」の原因は「親の嘘」!?

なぜ親の言葉通りに育つのか?

子どもが嘘をついたときの親の対処法

一般的なことは、
ネットで調べればたくさん出てきます。

そちらを見てくださいね。

なぜ親の言葉通りに育つのか?

という、観点からちょっと書きます。

実は子どもの嘘の原因は

「親の嘘」です。

子どもが親を信用しなくなる怖い嘘です。

親としては子どもに

当たり前ですが

「嘘はダメ」

「正直でなければいけない」

と教えますよね。

一方で親自身が
子どもの前で矛盾した態度を
とってしまうことも。

その結果、

子どもの「嘘」が
ますます加速するという
驚きの調査結果があるようです。

親の嘘とは、

悪意をもって子どもに
嘘をつくことはありません。

親が子どもに対して
嘘をつくときは、

「良かれと思って」

「しつけのためにしょうがなく」

子どものためを思うがゆえに
仕方がない場合だと思います。

嘘なんかつかないよと言う方

いやいや、親は結構ウソツキなんです。

ちょっと思い出してください。

子どもが何かおねだりされたとき、

「今日はお金を持ってきていないからまた今度ね」

言うことを聞かなかったときに

「いい子にしないとおまわりさんを呼ぶわよ!」

ぐずぐずしていたら

「早く来ないと置いていっちゃうよ!」

「おもちゃを片づけないなら全部捨てちゃうからね!」

「今度またいたずらしたら、もううちの子じゃないよ!」

「好き嫌いばかりするなら、もうごはん作ってあげないからね!」

決して実行に移さない

非現実的な内容ばかりです。

これはすなわち “嘘” です。

「ダブルバインド」と呼ぶそうです。

「ダブルバインド」とは、
相反するメッセージの間で
板挟みになった相手が、
最終的には従わざるをえなくなる
コミュニケーションパターンのこと。

親は無意識ですが、
ダブルバインドによるしつけは、

子どもを脅して言うことを
聞かせているのと同じです。

子どもはだんだんと

「お母さんは嘘を言っている」

「お父さんは口ではこう言うけど、結局いつも実行しない」

と、親を信用しなくなります。

心当たりのある方は
多いのではないでしょうか?

子どものころに
親が多く嘘を言っていた人ほど、

大人になった時に、

親に対して嘘をつく傾向が
高いということがわかっています。

シンガポールにある
南洋理工大学の心理学研究者
18~28歳の若者379人に対して
「嘘」にまつわる調査を実施した結果です。

また、攻撃的で規則を破りやすいなど、

社会的に好ましくない
問題を抱えるリスクも高まるらしい。

「親が子どもに『正直でいることが一番』と教えているにもかかわらず、嘘をついて正直でないところを見せてしまうと、子どもに矛盾したメッセージを送ることになる」

南洋理工大学の心理学研究者:セトー准教授

親が良かれと思っていても、
嘘は嘘なのです。

子どもの正直さに影響を及ぼします。

なぜ親の言葉通りに育つのか?

親の言葉をそのまま素直に
受け取ってしまうからこそ、

軽い気持ちで嘘をつくことには
気をつけなければなりません。

長くなるので、
続きは明日へ

いかに幼児期の言葉が
大事か分かっていただけたでしょうか?


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