見出し画像

親は絶対知っておくべき!6歳までの子供の脳と心⑫

なぜ親の言葉通りに育つのか?

将来的に、
どんな後遺症や弊害をもたらすのか、

後遺症その2:

叱られないために嘘をつく子になってしまう!?

「私ではなく、夫がものすごくきつく叱るので困っています。お手伝いなどを突然“もうやったのか?”と聞き、息子が忘れていると怒りだして、息子が理由を言おうとすると“言い訳するな!”と手が出ることも…。私がなだめても、夫は本人のためだと言って聞く耳を持ちません。最近、だんだん、息子は何か言われると、叱られないために嘘をつくようになってきています。」

Kさん(35歳・5歳の男の子のママ)の体験談

こういう話も良く聞きますよね。

悲しい話です・・・・。

特に父親は子育てに対して勉強不足。

さらに言えば、
この父親は幼少期、
きつく叱られ、たたかれ育ったんでしょう。

6歳までの子どもは、
親の言葉通りの人間になっていきます。

すごくきつく叱る親の姿や言葉は、
子どもの潜在意識に刷り込まれます。

幼い子どもにとっては、

正しいことか間違っているのかは
判断できません。

しかし子どもの健全な成長を
助けるためにも、

嘘をついてしまう理由について
よく理解することが非常に重要です。

子どもが嘘をついてしまう
代表的な理由は3つ

☆自分の過ちや失敗を隠そうとする

これは単純に怒られたくないからです。
怒られるという事から
逃げ出そうとして嘘をつくことです。

さらに成果があったときのみ、
親が子どもを褒めているという場合もです。

子どもは成果がなければ褒められないので、

叱られてしまうと思い、
褒められるために嘘をつく場合もあります。

これは自尊心が欠如しています。

叱られると自尊心が
傷つけられてしまうため、
自分を守るために嘘を
使ってその場をしのごうとします。

気を付けなければいけないのが、
子どもが嘘によって
親をコントロールしている場合です。

子どもは自分の望む結果を
得ようとして嘘を上手に使うのです。

☆願望が強すぎる

たとえば、
ディズニーランドに
行きたい子どもの場合、

親が何の気なしに
「今度の夏休みにディズニーランドに行けたらいいわね」というと、

子どもは行きたいという
願望が強すぎて友達に

「今度ディズニーランドに行くの」と
いった嘘をついてしまうことがあるのです。

これは、誰にでも経験が
あることではないでしょうか?

☆両親の注意を引きたい

これは言わずと知れた、

愛情不足です。

仕事で忙しい親に対して、
「おなかが痛いから学校を休む」

いわゆる仮病です。

これは明らかに、
親の愛情を求めている嘘です。

ただ、

子どもが嘘をつくように
なったということは、

その子どもが成長している証でもあります。

小さい頃は、
どんなことでも正直に
話していたかもしれません。

しかし4歳くらいになると、
記憶力が向上し、
想像力もたくましくります。

専門家によると、

嘘が上手な子どもは
記憶力がよく、

矛盾のないストーリーを
組み立てる能力に長けているとのことです。

さらに嘘をつかないと
怒られてしまうと感じたり、

どうすればバレずに
嘘をつけるかを考えたりするには
知恵が必要になります。

もちろん嘘自体はよくないことですが、

嘘をつくようになったということは
こうした能力が向上している
1つの証拠といえるでしょう。

なので、子どもが嘘を
つくようになったからといって、
悲しむことはありません。

ここが、

勉強している親と、
勉強していない親との

差が出るところです。

☆嘘をつくようになった

⇒記憶力がよい。

⇒矛盾のないストーリーを
 組み立てる能力に長けている。

☆友達の目が気になり意見が言えない

⇒優しい、協調性がある、
 人の意見を尊重する

☆落ち着きがなくて、騒いで走り回る。

⇒エネルギーが強い

基本的に長所と短所は表裏一体です。

子どもの長所を暗示で
親の無知のせいで
封印してしまわないように

子どもの短所として見える部分も、
ちょっと見方考え方を変えるだけで、

多くの場合、長所でもあるということです。

まずは、子どもの良い面を認めてあげる事。

一般的には、

このようなことが
理解できていない親がほとんどです。

いつも言うように子ども目線で、

大人目線にならないこと。

子どもは、

必要がなければ嘘をつきません。

子どもが嘘をつくようになる要因は、

育った環境だということです。

明日は、

子どもが嘘をついたときの
親の対処法について書きますね。

いかに幼児期の言葉が
大事か分かっていただけたでしょうか?


この記事が参加している募集

#スキしてみて

526,418件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?