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算数が得意な子が幼少期にやっていたこと②

親は生活の中で
数を意識した会話を心がけるだけで、
算数、数学の好きな子どもの出来上がりですという話をしました。

折り紙や積み木

また、幼児期には折り紙や積み木も良いといわれています。

算数、数学には、
平面図形や立体図形といった
図形問題もたくさんありますからね。

やはり、折り紙や積み木、
タングラムパズルなど
幼少期の遊びで手を動かしてきた子は、
イメージ力が身についています。

折り紙は折ったり、広げたり、
切ったりすることで線対称のイメージに役立ちます。

積み木やタングラムパズルは
角度や切断のイメージを養うことができます。

一方、図形問題が苦手な子は、
鈍角の三角形の面積を求めるときに手が止まる。
直角三角形や鋭角三角形なら解けるのに、
鈍角になるとたちまちどれが
底辺と高さなのかが分からなくなってしまう。
これもイメージ力の不足が原因です。

イメージ力

もっと、分かりやすく言えば、
左の図形は、
底辺と高さが明確にわかるので、
面積を出すときも分かりますが、
右の図形は、
全く同じ図形ですが向きが変わっただけで
底辺と高さが分からないということです。

イメージがわかない子ども、
同じ図形と言うことがわかりません。
積み木やパズルで遊んだ子どもは
簡単に同じだとわかります。

手先が器用

図形が得意な子は、手先が器用な子が多い。
小さいときから手を動かす訓練をしてきたからです。
自分の手を動かしたからこそ、
その感覚が体に染みつく。

思考力を重視する中学受験の算数は、
この身体感覚がとても大事です。
親が理数に強いかどうかではなく、
親がそういう環境をつくってきたかが大切だということです。

手を動かす遊び

よく、文章題を解くときには
「式だけではなく図を書け!」と言われます。

それは、単に習ったやり方を
使って解けという意味ではなく、
手を動かす、すなわち身体の感覚を使わなければ、
応用問題は解けないからです。

幼少期に手を動かす遊びをしてきた子は、
設問を自然にイメージすることができます。

算数が得意な子に育てるには、
幼少期からの生活に数字を入れ、
手を動かす遊びをさせることです。

「なぜそうなるのか」の理論ではなく、
概念理解を身につけれるのは、幼児期だけです。
そのためには、親の力が絶対的に必要です。

算数が得意な子というと、
すごいように見えるが、
どんな子でも親の関わり方次第で
得意になりうるということです。


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