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発達女子とオフィスメイク

私は化粧ができない。
いや、ものすごく頑張ればできなくはないが、ものすごくものすごく頑張ってナチュラルメイク、いわゆるオフィスメイク程度。

そもそも顔の洗顔から苦手で、濡れるのも嫌、洗顔料が目に入って痛い、それを洗い流すのも下手くそで必ず洗い残し&洗面所がベッタベタ。

顔に保湿や化粧水の意味もわからない。ない方がサラッとさっぱりしてて好き。何か付けると肌が重い感じがしてしまう。化粧などしようものなら顔の皮膚が封印されてる感じ。

左右盲もあるから鏡を見ての化粧自体ハードルが高い。実際の手の動きと見える景色が脳内で連動しないのだ。手を前後左右上下どう動かしたら目的地に到達するのかが分からない。

先日これも就労に向けた練習、と考えてアイラインを引こうとして思い切り目に筆先を入れてしまった。着物の着付けは15分だったのに、メイクに30分もかかっていた。それでもやっぱりナチュラルメイク。

今就労移行支援に通所しているので、今後面接や実習などにオフィスメイクは必須だと思うが、メイクのせいで毎朝30分早く起きないといけないかもしれない。

何故女性だけこんな繊細な事をマナーとして求められるのか…とても理不尽だ。

考えたら私はメイク以外にも左足が悪いのでヒールのある靴も苦手、肌が寒く感じてピッタリくっついて締め付けるストッキングも締め付けてくる下着も苦手。苦手がいっぱい。

その苦手にたくさん包まれて、健常の人よりかなりマイナススタートの状態で面接や実習、仕事に臨むのだ。

せめてメイクだけでもしなくていい世界があったらいいのに。

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