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26年間重厚長大な事業会社に所属し陸海空そして宇宙の事業に様々な立場で参画 50歳を目…

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26年間重厚長大な事業会社に所属し陸海空そして宇宙の事業に様々な立場で参画 50歳を目の前にしてITコンサルタントに思い切ってキャリアチェンジ 事業会社でのビジネスプロセスやビジネスモデルにおける業務経験を生かして日々邁進中

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本当に恐ろしい「仲良しくらぶ」

今回は失敗話です 社内SEからコンサルタント会社に転職して最初と最後の仕事が「仲良しくらぶ」のお付き合いだったお話です クライアントは新聞の一面を飾るほどの大失敗をしてしまったメーカーでした 現場は大きく混乱し事業は大赤字、大量の真水を投入してやっと出血が止まる目処がたったという状況でした プロジェクト管理が適切に行われていないという経営トップの指摘に、まるでアリのように管理職たちが群がり、事業組織のあらゆる部門が「プロジェクトマネジメント改革・改善」の目標を掲げることにな

    • 社内SEが関わるのは「ビジネスモデル」それとも「ビジネスプロセス」?

      重厚長大な製造業の事業にITを組み込むという仕事が私の社内SEとしての最初のキャリアです(結局15年ほど続けました) プラントの現場で運転管理システムの稼働確認したり 原動機の制御装置のデジタル化のお手伝いをしたり 今風に言えば「ITによるビジネスモデルの創出」な仕事でした なので私にとっての社内SEは「ビジネスモデル」に関わることができる人 その後社内SEとして、ERP構築プロジェクトや会社合併に巻き込まれ業務とIT双方の移行・統合プロジェクトを経験し「ビジネスプロセス」

      • 組織の時定数

        最重量級の重厚長大な企業の社内SEから成長期のIT企業にコンサルタントとして転職し始めてわかったことがあります ①組織には時定数がある ・組織には事業環境や生い立ちで決まる情報伝達の時定数が一様に存在する ・時定数の大小は組織の優劣と関係ない ・組織の中からは時定数が見えずらい ②そしてコンサルタントは次のスキルが必要である 「組織の情報伝達の時定数をいち早く理解し、それに含まれる要素(時定数の次元!?)を分析しそれに寄り添うこと」 要素は ・意思決定志向軸(トップダウ

        • PMO専業コンサル会社が存在する理由

          製造業の社内SE出身者として疑問に感じることがあります 事業のミッションや戦略と密に関連する情報システムのプログラムやプロジェクトのマネジメント業務を外部に委託することへの違和感です 個別受注生産形式のものづくりがコアな経験の私にとって 事業はプログラム(Pg)、案件はプロジェクト(Pj)であり ・PgMやPjMはエース級部隊が担い、 ・PgMOやPjMOは精鋭部隊が担います これらのマネジメント業務は事業組織内の牽制機能も備えます つまり全体最適で事業のミッションを実現す

        本当に恐ろしい「仲良しくらぶ」

          事業知識をもったベテラン社内SEたちはどこに行ってしまったの?

          私が新人社内SEだったころ先輩から「業務知識を得ることが一人前のSEの条件」と教わりました 当時は「システム化」=「業務プロセス改善」でしたので当然ですね 同期が花形の基幹業務や生産業務のシステム化プロジェクトに参画し「業務知識」を得なつつ活躍しているのに対して 私は亜流だった事業のシステム化プロジェクトに参画し全国の据付現場を飛び回り「製品知識」を得ていきました 私もその後業務プロセスや事業データの構造などの「業務知識」を得る機会に恵まれこの二つの「知識」を統合してビジ

          事業知識をもったベテラン社内SEたちはどこに行ってしまったの?