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PMO専業コンサル会社が存在する理由

製造業の社内SE出身者として疑問に感じることがあります
事業のミッションや戦略と密に関連する情報システムのプログラムやプロジェクトのマネジメント業務を外部に委託することへの違和感です

個別受注生産形式のものづくりがコアな経験の私にとって
事業はプログラム(Pg)、案件はプロジェクト(Pj)であり
・PgMやPjMはエース級部隊が担い、
・PgMOやPjMOは精鋭部隊が担います
これらのマネジメント業務は事業組織内の牽制機能も備えます
つまり全体最適で事業のミッションを実現する大変重要な役割です
(とはいっても特定のベテラン社員に依存していることが多いですが)

ものづくりではこれほど重要な役割であるマネジメント業務が、対象が情報システムとなった途端、専業コンサル会社が継続成長できるほどのマーケットが生まれます

情報システムのPgやPjのマネジメント業務を外部に依存しつつ事業者のミッションを全体最適で実現できるのか、そこがいつもモヤモヤするのです

最近、従来の情報システム組織とは別に、内製化志向でDXを推進する組織を新設する会社が増えているそうです
内製化が全体最適化への近道と考える事業者が増えたのかもしれません

情報システムのマネジメント専業コンサルティング会社は
・今後も従来型の情報システム部門と相互に依存しながら成長し続ける?
・新たなプレイヤーによってマーケットが生まれ変革を迫られる?
どちらだと思いますか?
私はものづくりでのSE経験から後者なんだろうなぁと思っています


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