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社内SEが関わるのは「ビジネスモデル」それとも「ビジネスプロセス」?

重厚長大な製造業の事業にITを組み込むという仕事が私の社内SEとしての最初のキャリアです(結局15年ほど続けました)
プラントの現場で運転管理システムの稼働確認したり
原動機の制御装置のデジタル化のお手伝いをしたり
今風に言えば「ITによるビジネスモデルの創出」な仕事でした
なので私にとっての社内SEは「ビジネスモデル」に関わることができる人

その後社内SEとして、ERP構築プロジェクトや会社合併に巻き込まれ業務とIT双方の移行・統合プロジェクトを経験し「ビジネスプロセス」のシステム化にも関わりました
でも、私の社内SEの定義は、時々脱線もありましたが、今も変わらず「ビジネスモデル」に関わる人です

そして今コンサルに転身して感じるのは、いわゆる社内SEキャリアの王道な「ビジネスプロセス」の改革や自動化を最初のキャリアとせずに、ちょっと亜流なキャリアだった「ビジネスモデル」の前線に身を置いたことが今に生かせていること
実直にクライアントに寄り添えるコンサルとしてのスキルを育ててくれた環境に感謝です

今IT業界はおそらく初めての大転換期を迎えています
本当に大変な状況です
「ビジネスモデル」に関わられる社内SEならきっと乗り越えられると信じています

昔のことですが、硬直化したビジネスプロセスを改革するためにはERPのリプレースが絶対必要と事業長に訴えたことがあります
事業長からはたった一言「で、何のためなの?」
「ビジネスモデル」に関わる社内SEが目的を見失った提案なんかしてはダメですね



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