事業知識をもったベテラン社内SEたちはどこに行ってしまったの？

私が新人社内SEだったころ先輩から「業務知識を得ることが一人前のSEの条件」と教わりました
当時は「システム化」＝「業務プロセス改善」でしたので当然ですね

同期が花形の基幹業務や生産業務のシステム化プロジェクトに参画し「業務知識」を得なつつ活躍しているのに対して
私は亜流だった事業のシステム化プロジェクトに参画し全国の据付現場を飛び回り「製品知識」を得ていきました

私もその後業務プロセスや事業データの構造などの「業務知識」を得る機会に恵まれこの二つの「知識」を統合してビジネスモデルを含む「事業知識」が理解できるようになりました

つまり今で言うところのDXの要のスキルを得たのです

で、今は「事業知識を得ることが一人前の社内SEの条件」なんだと思います
「DX化」＝「ビジネスモデルを機敏性・強靭性を持ちながら変革、新規創出」⇒「事業データから情報を得て知恵に変える」ですので

さて現在、コンサルタントとして情報システム部門や子会社のをサポートを複数経験しています
そこで共通しているのは事業知識や業務知識を持った社内SEがほとんどいないこと

業務知識豊富な社内SEたちはどこに行ってしまったのでしょうか？

• 事業知識を得るために事業部門や経営企画部門に異動して活躍中？

• 情報システム子会社の幹部に転身？

• SIerやコンサルティングファームに転職し業務知識を深堀中？

• 要員育成しないまま絶滅危惧種に！？