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今後のPMOコンサルタント

久しぶりの記事作成です
PMOコンサルタントの今後を考えさせられる事件の対応に追われてました

なので今回はPMOコンサルタントの話題です
中途採用の面接官経験をもとにお話しさせてください

私の私見ですが面接で合格するかたは冒頭10分で充分と考えてます
残り時間は会社のアピール(ぜひ入ってほしい!)と入社後のアサインを想定した質問に充ててます

いつも迷うタイプは教科書どおりに「ステークホルダーやプロジェクトチーム内で積極的にコミュニケーションとって、問題点を早期に把握し解決への道しるべを示し、さらに将来を見通してリスク管理も徹底しています」と質問に回答するかた
不合格にする面接にはしたくないので根掘り葉掘り聞きだしますが、やっぱりダメなことが多いです

これは決められたフレームワークにプロジェクトの情報をクリップ止め(古い表現だとホチキス止め)するだけの人、と見えてしまうからです

いや、それはPMOコンサルタントの最初のキャリアパスでしょ、育成すれば良いのでは、と指摘する方がおられると思いますが、私は、中堅やベテランであってもクリップ止めしかできない人を沢山見てきました(で、手を動かすのは一部のやり手の若手、そして知らぬ間に会社を去っていく)

巷にあふれているフレームワークや方法論をもって事実を理解しようとすることを否定するつもりはありませんし、私も大事なスキルだと認識しています

今後しばらくはPMOコンサルタントと称する「クリップ止め」人材が優勢となると思ってます(そういう育成をしている会社が多数派なため)
人手不足感に隠れて見えていませんが、このような人材は市場の流動性が高く短期の仕事しかできなくなってます
すでにレッドオーシャン化が始まっているかもしれません

業務知見をもったスペシャリスト、ビジネスモデルを創出・支える、まあなんでも良いのですが、ビジネスに付加価値を提供できるプロジェクト推進者は何と呼べば良いのでしょうね
いや、やっぱりこれこそが「PMOコンサルタント」なのかもしれません

真の「PMOコンサルタント」たちが、クリップ止め人材を束ねてチームビルディングしつつ人材育成を図ることが市場の健全性を保つ唯一の方法なのかもしれません

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