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未来を。

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未来に向けた思いを詠った作品郡。(2023 9月~2024 1月) 利用画像:写真AC
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#考える

「words」(詩)

「words」(詩)

頭の中を声にする。

声を言葉にする。

あたまのなかを詩にする。

素直な言葉達。

普段、誰にも伝えることはないのに。

詩にしたら伝えられる気がした言葉達。

「難しいな。」

一蹴される言葉。

「考えすぎだよ。」

一蹴される言葉。

そんな言葉のなかに。

本当は、

大切なものが眠っているんじゃないか。

ちょっとした違和感。

頭が小さく警鐘を鳴らす。

だから。

頭を回して、考

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「分からないこと。」(詩)

「分からないこと。」(詩)

私の知らない世界がある。

私の知らない人生がある。

貴方の痛みを体験していないから。

軽々しく理解したつもりにはなれない。

私とは違う考え方がある。

私とは違う環境で生きてきた。

その人達が何を経験して、

今の自分を作ったかなんて知らないから。

彼らの人生や人格を否定できない。

電車に揺れる私。

よたれかかって、横を向けば。

見えてくる景色に。

貴方が何を感じるかは知らない

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「枯れた花と出会う。」(詩)

「枯れた花と出会う。」(詩)

道端で、ふらり。

枯れた花と出会う。

似ていたから。

あの日見た花を思い出す。

積み重なった思い出。

過ごした日々。

もう戻れないように。

水を抜いて、丁寧に。

それを枯らしてしまった私。

そよ風をあてて

出来たドライフラワー。

切り取った記憶ごと、

ハコに閉じ込めたら。

美しい思い出になった気がした。

道端で、ふらり。

枯れた花と出会う。

いつの日か。

ハコにし

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「R.」(詩)

「R.」(詩)

猫の泣く声、

半月が覗く。

夜空を見つめて、考える。

耳について離れない怒号。

何処かに消え去った正しさ。

後ろ向きな考え。

人の意見は思ったより偏る。

どこか一つが狂えば。

全体に暴走を招く。

世界は終わりに進んでく。

俯瞰しているように振る舞う。

そんな自分の思考もそうだ。

僕らは同じ尺度で生きている。

いつの日か

その選択をしたから。

私も、貴方も同罪だ。

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