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【夫が帰宅恐怖症になってしまう7つのメカニズム】妻が怖い!夫から怖いと言われてしまった!

💦 妻が怖い!
💦 夫から「怖い」と言われてしまった!

コレを読んで、あなたはどう感じましたか?

💦妻が怖い!
えっ!? まさか!って思いましたか?
それとも、実は自分も!って思いましたか?

💦夫から「怖い」と言われてしまった!
えっ!? それってホント?って思いましたか?
それとも、実は私も!って思いましたか?

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こんにちは。夫婦問題カウンセラーの小林美智子です。
個人的見解で書いています。なんとなく興味のある方はぜひ最後まで読んでくださいね。

妻が怖いと感じている男性へ
夫が帰宅恐怖症で悩んでいる女性へ

💦 妻が怖い!
💦 夫から「怖い」と言われてしまった!

コレは、まぎれもない現実で、実はあちこちで起こっている事実です。
私の相談者さまは、3~4割が男性相談者さまです。

男性相談者さまの相談内容のほとんどが夫婦修復です。でも同時に、妻に「怖さ」を感じている男性相談者さまも結構いらっしゃるんですね。

女性相談者さまの相談内容もほとんどが夫婦修復です。ところが、実は夫に怖がられている女性相談者さまもいるんですね。

にわかに信じられない現実が、夫婦の現代病のように起こっています。
あなたが思っているよりも「帰宅恐怖症」は、実はごくごく身近で起こっているのです。

強くて大きいイメージの男性が、妻に「怖さ」を感じ、
弱くて華奢なイメージの女性が、夫に「怖がられて」しまっています。

では、いったいどんなことが起こっているのでしょうか?
「夫が帰宅恐怖症になってしまうメカニズム」をまとめました。

ただ、今回の記事は夫を擁護するものではありません。
妻を責めるものでもありません。
現実に起こっていることを、個人的見解でまとめた記事です。
気分を害されたかたはごめんなさい。スルーしてくださいね。

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夫が帰宅恐怖症になってしまう7つのメカニズム

(1)妻が怖い!

💦夫は妻が怖い!?
えっ!?この人、もしかしたら妻のこと怖がっている?
私が、こんなことを感じ始めたのは、夫婦問題カウンセラーとして活動しはじめて2年が過ぎた頃でした。
経営者のある男性相談者さまと、カウンセリング中にこんな会話をしたときだったんですね。

✅ 男性相談者さまとの会話

男性相談者さま:妻が、仕事先の人に何か言ったら困ります。
私:仕事先の人にまで、何か言うようなことってないんじゃない?

男性相談者さま:妻が、事務の手伝いにくると喧嘩になることが多くて、なんか、今日来るかと思うと緊張するんです。
私:・・・

男性相談者さま:仕事で出張だと、なんか気分がラクなんですよね。
私:ねぇ、もしかして、奥さんのこと怖いの?
男性相談者さま:えっ!?…もしかしたら、そうかもしれません^^;

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✅ 夫は妻の何が怖いのか?
この男性相談者さまは、夫婦喧嘩が絶えず、

✔ 妻の不機嫌そうな顔
✔ 妻の深~いためいき
✔ 妻の睨みつけるような顔
✔ 妻の舌打ち
✔ 妻の乱暴なドアの開け閉め

などに困っていたの。
っていうか、怖かったみたい。

そしてね、たとえば、いつも通りにしゃべっているつもりだったんだけど、いきなり怒り出す妻の理由がわからず、ホトホト困り果ててしまい、
だんだん、寄り道したり、仕事が終わっても会社にいたりして、妻を避けるようになっていったんですね。

でも、なんで、強い、大きい、たくましいというイメージの男性が、こんなことになってしまったのか?不思議ですよね。
このような関係を紐解いていくと、お互いがお互いをカン違いしたり誤解してしまっているケースが多いんですね。
今までお受けした男性相談者さまは、こんなこともおっしゃっています。

✅ 男性相談者さまの声

✔ 妻が怖いです。喋り方や仕草が。今までその怖さを自分で認めないように反発して、私が怒鳴ったりして、お互い何も喋らない状態を、数えきれないくらい繰り返してきました。

✔ 妻の言葉に真っ向から意見を言うことが出来ません。萎縮してしまいます。

✔ 妻の愚痴が続いたり、暴言が始まると、私も緊張し、嵐が過ぎるのを待つように小さくなっています。

✔ 結婚して3年目です。どうして良いかわかりません。怖さを認めると、落ち込んでしまいそうでそれが怖いです。言いなりになると思うと特に。

✔ 妻は言いたい事を怒らずに喋って、と言いますが、聞いてくれたとしても、何か仕返しが来ると思ってしまいます。怖いです。どうして良いかわかりません。仲が良い時は何も問題はなくて良いのですが。

✔ 私も妻の負担を減らそうと、できる限り手伝っているのですが、妻には妻のやり方があるらしく、自分のやり方と少しでも違いがあると、まるで「人間失格・役立たず」のような暴言を吐くのです。

男性相談者さまは、日々の積み重ねで妻への恐怖心ができてしまいます。そのため、妻が普通に接しても、ついつい構えてしまうような状況になってしまうこともあるんですね。

✅ 妻は、夫に怖がられていることを知らない!
でも、放っておくことによって、夫婦関係がよくなることはありません。
なぜなら、あなたが、こんなに妻に恐怖心をもっている!ということを妻は知らないからです。

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妻が怖い!と感じてしまう1番の問題点は……
まさか、自分が、夫から怖がられている!なんて、妻はまったく思っていないということです!

もちろん、妻は、気づいていないから、今まで通りに夫に接します。
そして、今まで通りだからこそ、妻への恐怖心がどんどん積み重なっていきます。
そう、まるで、うすいベールが何枚も何枚も積み重なっていくように…

✅ 男性相談者さまから学ぶこと

✔ 「自分が手伝う事で妻が少しでも楽になってほしい」という気持ちで、接するようになったら、妻の態度もかなり変化してきました。

✔ 最初の頃はボロクソに言われてましたが、続けていくと以前より妻の様子がよくなってきました。

✔ 気持ちを切り替えて、今では妻が何か言う時も「ああ、『自分は今ツライんだ』って言いたいだけなんだな」くらいに思うようになってきたら、自分自身がラクになりました。

夫婦関係を変えていくのは、実はあなたの「行動」です。
あなたが妻を避ければ避けるほど、妻はあなたに近づいてきます。

なんでかって?あなたとの関係を良くしたいからです。
あなたは「えっ!?」って思うかもしれません。でもね、妻の文句や小言は、あなたが文句や小言と感じているだけだったりするんですね。
妻は、夫婦関係を良くするために、自分の想いをわかってほしいだけです。そして、あなたの想いをわかりたいと思っているだけなのかもしれません。

夫婦関係は長いので、夫婦間にはいろいろな誤解が生じてきてしまいます。
そして、その誤解の大きな要因のひとつが「男女の本質的な違い」です。
まずは、どうぞ、今までの夫婦関係を冷静に振り返ってみてくださいね。

(2)帰宅恐怖症になりやすい夫の「5つのタイプ」

妻に怖さを感じている男性相談者さまとお話させていただくと、帰宅恐怖症になりやすいタイプの共通点を感じることがあります。
帰宅恐怖症になりやすい夫の5つのタイプとしてお伝えします。

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✅ タイプ1)気弱なタイプ
気弱なタイプということは、どちらかというと人に合わせてしまったり、おとなしいタイプの人が多いです。

実は、夫婦には組み合わせみたいなものが存在しています。なぜか、気弱な夫って、しっかりした女性に惹かれてしまいます。そして、少々きつめの女性を選ぶ傾向があるんですね。

ただ、最初の頃はそれでOKです。夫は妻に任せていれば安心!みたいな思いもありますから。
でも、だんだん時が過ぎていくと、夫は妻のしっかりしているという長所が、

・上から目線!
・なんでも自分の思い通りにしたい!
・自分の意見を尊重してもらえない!

みたいに感じてしまい、妻の長所がだんだん短所にみえてきてしまいます。
そうなってくると、男性は心のどこかで妻に反発し始めます。

ところが、時すでに遅しです。夫婦関係は身近で長いため、ある程度パターン化されてしまっています。
そのため、妻はパターン化された夫婦関係をそのまんま継続します。夫が自分の意見を言えずに我慢していたなんて気づきもしないのです。
だからこそ、夫は反発などできず、いつの間にか、妻の言い方や態度に恐怖心を感じるようになってしまうんですね。

✅ タイプ2)めんどくさがり屋さんタイプ
まず、めんどくさがり屋さんタイプは、何で、めんどうなことがイヤなのか?ってことに着目してみましょう。
めんどくさがり屋さんタイプをざっくり大きく分けると、2つのタイプがあると感じています。

Aタイプ:争い事を極端に嫌い避けるタイプ
Bタイプ:自由にしていたいタイプ

ひとつずつ考えてみましょう。

★Aタイプ:争い事を極端に嫌い避けるタイプ
争い事を極端に避けたいタイプは、争い事になりそうに感じると、逃げるような感じになってしまいます。
ということは、怒るような言い方、否定するような言い方をされると、逃げてしまうということです。

そして、女性は、避けられている、逃げられているって感じると、もっともっと、追い詰めたり、わからせたくなってしまうんですね。
そのようなことが、積み重なって、家の居心地が悪くなってしまい、帰れなくなってしまうこともあります。

★Bタイプ:自由にしていたいタイプ
女性側からすると、自分勝手でわがままにみえてしまうタイプです。
このタイプは、少々、お子ちゃま的でもあります。

また、このようなことは、結婚前からわかっていたことだったりするんですね。でも、結婚すればどうにかなると思って、女性は直したくなってしまいます。

ただ、束縛されることが苦手なので、より反発してしまい、めんどうだし家に寄り付かなくなってしまうこともあります。
どちらかというと帰宅恐怖症というよりも、子供っぽい帰宅拒否みたいな感じです。

✅ タイプ3)夫の父親は気が利かないタイプ
実は、親というのは、とても影響力があって「イヤだな~」「こんなふうにはなりたくないな~」などと思っていても、日に日に、父親に似てきてしまう傾向があります。

そのため、夫の父親が仕事人間だったり、亭主関白で家のことを何もしないようなタイプだった場合、夫は何をしていいのかわからないケースがほとんどです。
そして、共働きが増えてきた現代、気が利かない夫というのは、妻からみると、腹立たしい存在になってしまう可能性がとても高いんですね。

また、逆に、妻の父親が気が利くタイプだったり、なんでも器用にこなせるタイプだった場合、どうしても父親と夫を比べてしまい、できない夫を責めてしまう傾向が高くなります。

そして、責められることを避けたいから、家に帰ることを避けるような形になってしまうこともあります。

✅ タイプ4)夫の母親がヒステリータイプ
母親というのは、日常接する時間が長かったので、より、父親より影響を受けてしまいます。
そして、子供の頃の印象というのは、無意識の部分でとても残りやすく、心の奥の部分で覚えていて、本人が気づいていなくても、蘇ってきてしまうこともあります。

そんなことを考えると、子供の頃、母親がヒステリーだと子供ってものすごく困ってしまうんですね。
そうなると、妻がちょっとヒステリー気味になってしまったり、感情的になってしまうと、過剰反応してしまうことがあります。

ヒステリーな母親に育てられた男性は、どうしても家庭内が、「居心地の良い場所」に思えなくなってしまい、帰りづらく感じて、家庭を避けたいような想いになってしまう傾向が強いです。

✅ タイプ5)女性慣れしていないタイプ
このタイプの特徴は、
・男ばかりの兄弟だった
・男手ひとつで育った(シングルファーザー)
・父親が超厳しかった
・男子校出身
・スポーツ中心の学生時代

などなど。女性とは縁遠い男性という特徴があります。
このような場合、女性自体に不慣れなため、悪気なく気が付かなかったり、何をどうしたらいいのか、さっぱりわからないような場合もあります。
また、妻が女ばかりの姉妹だったり、女子校出身だったりすると、余計わかりづらく、お手上げ状態になってしまいます。

お付き合い当初などは、女性からみると純粋で不器用なところが魅力に感じますが、
実際、結婚して生活していくと、あまりのギャップにイライラが募ったり、こんなはずじゃなかった!こんなのイヤ!みたいになってしまい、夫に当たるようになってしまうこともあります。

このタイプの男性は、自分の何が悪いのか?自分がどうすればいいのか?が本当にわからずに、ただただ、家を避けるしかない状況に追い込まれてしまいます。

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(3)夫が帰宅恐怖症になりやすい妻の「5つのタイプ」

夫が帰宅恐怖症になりやすい妻の5つのタイプをお伝えします。

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✅ タイプ1)しっかりした良い妻タイプ
しっかりした良い妻タイプとは、どこか完璧を目指してしまったり、良い妻になりたくて一生懸命がんばってしまうタイプです。
そして、自分にも厳しいからこそ、ついつい夫にも厳しくなりがちです。

また、女性は自分ができることは夫もできると思い込んでいたり、できないとできるように直してしまいたくなってしまう傾向があります。
そうなってしまうと、夫は妻から、文句や小言ばかり言われて責められているように感じてしまい、家に帰ることが億劫になってしまいます。

✅ タイプ2)白黒はっきりタイプ
白か黒か! 0か100か! みたいな感じで、はっきりしないと気が済まないタイプです。

夫婦喧嘩をすれば、徹底的に決着をつけたくなるし、反省したら2度と同じ過ちをおかさないよう徹底したい。
グレー、あいまい、まっいっか! がないため、夫は追い詰められて逃げ場がない状況になってしまいます。
そうなってしまうと、夫は窮屈に感じてしまい妻との接触を避けようとします。

✅ タイプ3)実父が気が利くタイプ
妻の実父が気が利いて、とっても大好きな父親の場合、妻は無意識に、夫と実父を比べてしまいます。

そして、実父と同じようにできないと文句を言いたくなり、実父と同じようになるように要求され続けてしまいます。
そうなってしまうと、夫は自分への自信をなくすとともに、内心は妻に反発しながらも、口ではかなわないため、妻を避けるようになります。

✅ タイプ4)実母が感情的でヒステリータイプ
実母が感情的でヒステリーだった場合、無意識ですが、実母と同じようなことをしてしまいがちです。

そうなってしまうと、夫はダメ出しやグチなどを延々と言われ、家に近づけなくなってしまいます。
また、妻は、感情的な母親がヒステリーをおこさないようにと、行動や考え方が、夫より母親よりになってしまう傾向もあり、夫婦間がよりゴチャゴチャになってしまうこともあります。

✅ タイプ5)男性慣れしていないタイプ
もともと、女系家族だった、女子高だった、職場が女性ばかりだった。
このように、女性との接触が多く、男性との接触が極端に少ない場合、男女の違いをまったく体験できず、大人になってしまいます。

そして、その支障が1番でるのが、夫婦の会話です。
たとえば、女性は「言い合ってわかり合える」と思っていますので、ついつい口が過ぎてしまいます。

でも、それって悪気がなく、女性同士だったら当たり前のこと。「私も言いたいこと言うから、あなたも言いたいこと言って。そうすれば、仲良くなれるから」みたいに思っています。

ところが男性は「言い合ってわかり合える」などと思っていません。
なので、妻が良かれと思って言っていることが、喧嘩をふっかけられてるように感じたり、口撃されているように感じて、怖くなってしまい、

・妻にこう言ったら、こう返されるから言うのやめよう
・妻にこう言ったら、何倍にもなって返ってきてめんどうだから黙っていよう
・妻が納得する返事を考えてたら、何も言えなくなってしまった

こんなふうになってしまうこともあります。
でも、妻は言い続けているため、そのうち、妻が怖くなってしまい、家に帰れなくなってしまうこともあります。

このように、男性と女性では、もともと、もっている感覚や考え方、感じ方など、あらゆる面で違いがあります。
そして、それは真逆に近いほどの違いです。
でも、その違いを知らないからこそ、夫婦関係は崩れていってしまいます。

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(4)夫は妻のこんなところが怖い!体験談

今までのカウンセリング中に聴いた、男性相談者さまの妻に対するナマの声をお伝えします。

夫たちの体験談

🔵妻が怖いです。喋り方や仕草が。今までその怖さを自分で認めないように反発して、私が怒鳴ったりして、お互い何も喋らない状態を数えきれないくらい繰り返してきました。

🔵また喧嘩になったりしたら嫌だから、仕事が終わっても会社にいたり、漫画喫茶で時間を潰してから帰るようにしています。

🔵妻の言葉に真っ向から意見を言うことは出来ません。萎縮してしまいます。

🔵妻の愚痴が続いたり、暴言が始まると、私も緊張し、嵐が過ぎるのを待つように小さくなっています。

🔵結婚して3年目です。どうして良いかわかりません。怖さを認めると、落ち込んでしまいそうでそれが怖いです。言いなりになると思うと特に。

🔵妻は言いたい事を怒らずに喋って、と言いますが、聞いてくれたとしても、何か仕返しが来ると思ってしまいます。怖いです。どうして良いかわかりません。仲が良い時は何も問題は無くて良いのですが。

🔵私も妻の負担を減らそうと、できる限り手伝っているのですが、妻には妻のやり方があるらしく、自分のやり方と少しでも違いがあると、まるで「人間失格・役立たず」のような暴言を吐くのです。

🔵過去の話をしてくる妻が、いったい、何をどうしたいのかがわからないので、いつの間にか喧嘩になってしまう。でも、これ以上喧嘩したくないから、妻が寝た頃帰るようにしています。

🔵妻と、普通に話していると思っていたら、急に妻が怒り出してしまう。そしてその理由がわからないので、また、いつこのような状況になってしまうのかと、ドキドキしてしまう。だから、妻との接触を避けようとしています。

🔵この前と同じことをしたのに、妻が急に怒り出すんです。もう、なにがなんだかわかりません。怖いです。

🔵こんなことを言ったら、また妻が怒ってしまうのではないかと感じてしまい、何も言わないようになってしまいました。ところが、言わなければ言わないで、また怒られるから、顔を合わさないようにしています。

🔵妻が納得する返事を、一生懸命考えても見つからず、ついつい、いつも黙ってしまいます。

🔵喧嘩後の妻の態度が怖い(不機嫌そうな顔・無視・舌打ち・睨みつける・呆れ顔など)

🔵喧嘩を引きずり、きっとまだ怒っているのだろうと思うと家に帰りたくなくなるし、玄関のドアを開けるのが怖くなりました。

🔵帰宅前、キレイな夜景などを見てココロ癒されていると、このまま、ずっとここにいたいと感じて情けなくなります。

🔵車を運転中、このままガードレールにぶつかったらラクになるかも…なんて思ってしまったこともありました。

🔵このまま失踪してしまおうかな…なんてバカなことを考えたこともあります。

🔵やっと、妻と別居できました。カギは渡していないのですが、今でも、妻が来るんじゃないかと、ドキドキしています。

🔵常に妻の顔色を伺ってしまい、疲れてしまい、もう限界です。

などなど。夫たちはこんなことを語っています。
そしてこれはホンの一部です。

夫婦関係は長いので、いろいろなことがあります。
そして、お互いに誤解してしまっているようなところも多いです。
女性側からすると、いろいろな、いいぶんがあると思います。
でも、こんな現実もあるということを、参考になさっていただければと思います。

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(5)夫が妻に恐怖心を持つまでの流れ

夫は、家に帰らないのではなく、家に帰れない!
帰宅恐怖症というのは、家に帰らないのではなく、家に帰れないのです。

そして、家に帰れないということは、夫が妻に対して恐怖心が芽生えてしまったということです。
では、いったい、夫は妻の何が怖いのでしょうか?

✅ 夫は妻の「何」が怖いのか?
1)家には不機嫌そうな妻がいるという怖さ
2)妻がまた、いつ不機嫌そうな顔になってしまうのかという恐さ
3)妻が不機嫌になったり、怒る理由がわからないという恐さ

大体こんなことを感じます。
(( 夫は雰囲気やムードに敏感 ))

そして、そのような雰囲気・ムードを避けようとして、ますます妻としゃべらなくなります。
すると妻はしゃべらない夫に不満を感じて、しゃべらせようとますます感情的になってしまうこともあります。
そしてだんだんトラウマのようになってしまいます。

✅ 夫が妻に恐怖心を持つまでの流れ

喧嘩が続く
↓  ↓
夫は、原因がわからない
↓  ↓
妻は、夫がわからないと感じていることをわからない
↓  ↓
妻は、夫はどうして同じことを繰り返すのだろうと不思議に思う
↓  ↓
責められているように感じている夫は、妻との会話を避けようとする
↓  ↓
妻は、逃げていると感じて追い込んでいく
↓  ↓
夫は、ますますしゃべれなくなる
↓  ↓
夫は、妻が寝静まった頃を見計らって帰るようになる
↓  ↓
夫は、だんだん家に帰れなくなってしまう
↓  ↓
夫は、別居や離婚を提案してくる

このような流れで、夫は妻に恐怖心を積み重ねていくことになります。

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(6)妻への恐怖心10のチェックポイント

妻への恐怖心10のチェックポイント

1)妻は、コントロールしたがる傾向がある
2)妻は、常に自分を正当化しようとする
3)妻に、褒められたり肯定されたことがあまりない
4)妻から、否定されていると感じることが多い
5)妻が正しくて、自分が間違っているような気がする
6)妻の、顔色を伺ったりご機嫌とりをしてしまう
7)妻には、ビクビクして何も言えない
8)夕方近くになると憂鬱になる
9)妻が、寝静まった頃に帰ろうとする(仕事が終わっても会社にいる・漫画喫茶で時間をつぶす・東京タワーを眺めているなどなど)
10)家のドアを開けるのが恐く感じる

✅ チェックポイントの見方
いかがでしたか?
上記の10項目は、私が、いろいろな男性相談者からお聴きした内容をまとめたチェックポイントです。

このチェックポイントの見方は、いくつ当てはまったかではありません。
番号が下にいくほど、状況が悪くなっているので、今、あなたがどの段階にいるのかを認識するために使っていただければと思います。

たとえば、1)妻は、コントロールしたがる傾向がある 2)妻は、常に自分を正当化しようとする
このようなことは、結婚前から、なんとなく気づいていたことかもしれません。どちらにしても、1番2番は、結婚前に感じていた、あなたの印象が大きいかな。

ところが、3)妻に、褒められたり肯定されたことがあまりない
このあたりから、一緒に生活していく段階で、ちょっとずつ自分が感じたことを蓄積しはじめていきます。

6)妻の、顔色を伺ったりご機嫌とりをしてしまう
このあたりから、今の生活に違和感を感じはじめます。

そして、最終的には、10)家のドアを開けるのが怖く感じる
ココまで、きてしまうと、男性は、そのうち、帰宅恐怖症になるか、別居や離婚を選択するしかなくなってしまいます。

帰宅恐怖症というのは、家に帰らないのではなく、帰れなくなってしまっている状態のことです。
ココまできてしまう前に、どうにかできないのか?
そんな想いでこの記事を書いています。

ぜひ、今、あなたが、10項目のどの段階にいるのか。客観的にご検討なさってみてくださいね。そして、今、あなたにできることをみつけてくださいね。

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(7)男女別対処法

帰宅恐怖症への男女別対処法をお伝えします。

💚男性向け対処法
たとえば、あなたは、
・妻に、これを言ったら、喧嘩になるから言わない
・妻に、こう言ったら、こう言われるから言わない

というように、自分がこうしたら、妻はこうするだろう。
だからやめよう!みたいにしてしまうことが多いんじゃないかな。
もちろん、男性は気配を感じる能力がとても高いため、このような行動になりやすいというのはよくわかります。
ただ、このようなことを繰り返していても、夫婦間の問題は何も解決しないし、妻が理解してくれることはほとんどありません。

また、妻がおとなしくなったり、何も言わなくなった場合、離婚を視野に入れて、準備をはじめた可能性もあります。
どちらにしても、あなたが放置しておくことで、良い方向に向かうことはない!
また、時間が解決してくれることはない!
ということを、ぜひ、わかっていただけたらと思います。

そして、まず、男性にわかってほしいことは、妻はあなたの気持ちや想いを聴きたいだけで、あなたが感じているより、あなたに対して『怒ってはいない』かもしれないということです。

妻の望みはあなたの気持ちや考えていることを知りたい!
そして、あなたと仲良くなりたい!だけなのかもしれません。

妻は避けられたり、逃げられていると感じるとますますエスカレートします。
それはあなたとの、より良い関係をあきらめたくないからです。

だからね、まずは勇気をもって、妻を怖がらずに、妻と、もっともっと会話して下さい。
そしてね、今まで、見ないようにしてきた自分の想い、妻とのこと、キチンと向き合ってみようって思ってもらいたいな。

だってね、子どもさんにとっても、夫婦関係って、ものすごく影響があるし、重要なんですね。
それにね、ココで勇気をもつことは、あなた自身のためでもあるんじゃないかな。
だって、このままじゃ、イヤでしょ!

💗あなたの妻は、あなたが、自分のことを怖がっているなんて思っていないかもしれません

💗あなたの妻は、あなたのことをもっと知りたいと思っているだけなのかもしれません

💗あなたの妻は、あなたのことを愛しているからこそ、わかってもらいたいだけなのかもしれません

💗あなたの妻は、あなたに怒った後、ものすごく反省して自分を責めているかもしれません

ホンのちょっとだけ、勇気と力、出してみましょうよ。

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あとね、女性相談者がよく言う言葉をお伝えしますね。

✿もっと、夫から声をかけてほしかっただけなんです
✿夫から、行動してほしかっただけなんです
✿ホンのひとことでいいから、労いの言葉がほしかっただけなんです

などなど。
夫から…という言葉を使う方が、とっても多いんですね。怖がらずに、最初の一歩を踏み出しましょうね。そして、そろそろ本気出しましょうか^^

さて、対処法までお読みいただいて、どう感じましたか?
・どうしていいのかわからないまま?

それとも
・どうにかしたい!
って思った?

感じ方は、人それぞれだと思います。ただ、自分にできることがあったら、ぜひ、ひとつでも実行してほしい。

そして、それでも、困ってしまったり、迷ってしまっても、ココで諦めないでほしい。そんなふうに感じています。だって、せっかく、最後まで読んでくれたんだもん!

あなたの人生は、まだまだ続きます。でも、あなたにとって、妻って、なかなか理解できない、不思議な存在かもしれません。

私自身、このような仕事をしていても、夫のことで、わからないこと、まだまだいっぱいあります。夫婦関係自体が、なかなか分かり合えない関係なのかもしれませんね。

この記事を女性が読んでいると仮定して、女性向けの対処法もお伝えしますね。

💖女性向け対処法
・夫とは、結婚前はもっと会話が成立していたのに…
・夫は、結婚前とはまるで別人みたい…

あなたがこのように感じていたら、夫が変わってしまっただけではなく、もしかしたら、あなた自身も変わってしまったのかもしれません^^
今、あなたが、1番にやることは「夫があなたを怖い!」と感じている誤解をとくことです。

少し言い方に、工夫してみてくださいね。男性は、小さなストレスは忘れて発散するようになっています。できるだけ、夫にストレスのかからない言い方を工夫するのも、夫婦の会話がスムーズにいくコツです。

夫はあなたのホンネを察することがほとんどできません。いつも感じるのは、女性ってわかりにくい言い方をする。ってことなんですね。

女性同士なら、それで理解できます。でも、理解できてないから、あなたは、夫に対して、同じような小言や文句を何回も言っちゃうんじゃないかな。

夫は「男の子」のまんまです。
ニュアンスでは伝わりません。

💗本当は、何を伝えたいのか?
💗本当は、何をわかってもらいたかったのか?

きちんと心を整理してから話す習慣をつけてくださいね。
そうじゃないと、ますます誤解されちゃうから。
「私の素直な気持ち」
まずは、ココをメインに伝える工夫をなさってくださいね。

そして、女性同士の会話と、対男性との会話の仕方を変える必要があります。そのために、参考にしてほしいのが、サラリーマン同士、男性同士の会話です。まずは、そんな会話を観察することからはじめてみてくださいね。

著書のご案内「帰宅恐怖症」のすべてを書きました!

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