離婚回避学:夫が離婚を決めるまでの12のステップ
💦離婚なんて、考えてもいなかったのに……
💦ただ、私の気持ちをわかってほしかっただけなのに……
💦「離婚!」なんて言ったけれど、本気じゃなかったのに……
💦あるとき、気づいたら離婚へと向かっていた!
💦いきなり、離婚と言われてしまった!
💦突然、別居状態になってしまった!
などなど。
ある日突然、思わぬ展開になってしまうこともあります。
こんにちは。
夫婦問題カウンセラーの小林美智子です。
では、夫が離婚を決めるまでには、どんなステップを辿ってきたのでしょうか?
夫の気持ちを、少しでも理解していただければと思います。
今回は、夫と妻の感覚的な違いを、ステップごとにわかりやすく比較しながら、
「夫が離婚を決めるまでの12のステップ」をお伝えします。
あなたが、今、どのステップにいるのかもチェックできます。
3000名以上の相談を受け続けている、夫婦問題カウンセラーがまとめました。
個人的見解も入りますが、参考になさっていただき、今あなたにできることをみつけてくださいね。
夫が離婚を決めるまでの12のステップ
✅第1ステップ
・妻は、良い夫婦関係を作りたいから、ホンのちょっと文句や小言を言う
・夫は、妻からの話を、些細な出来事として、とりあえず受け答えする
✅第2ステップ
・妻は、まだわかっていないと感じて、やんわり文句や小言を言う
・夫は、妻の話を、文句や小言と感じて、めんどうだから聞き流す
✅第3ステップ
・妻は、何回言ってもわかってもらえないことに、少々腹を立てて、キツめに文句や小言を言うようになる
・夫は、妻の文句や小言を押し付けと感じて、言われたくないから少々不機嫌そうになる
✅第4ステップ
・妻は、夫から否定されたように感じるのと共に、わかってもらえていないと思って、責め口調で言うようになる
・夫は、妻の文句や小言に対して限界になり、自分の意見を言う → 大きな口喧嘩になることもある
✅第5ステップ
・妻は、夫が、逃げたり避けたりしているように感じて、「わからせなきゃ!」と思い、より責め口調になったり、不機嫌な態度でわからせようとする
・夫は、妻に責められたくないし、いちいち聞くのが面倒になり口数が減る
*この辺で、普通に接することができればベストですが……
✅第6ステップ
・妻は、避けられてることがイヤで責めてしまったり、でも、争いは避けたいと我慢したり、どうにか気づいてもらいたい想いで、不機嫌な態度や無口になったりしながら、同じようなことを繰り返してしまう
・夫は、妻にまた、同じようなことを言われたり、不機嫌な行動や態度をとられると、もうこれ以上は言わないと相手にしなくなり、なかば、あきらめる(自分がこう言ったら、こう返ってくるだろうとわかっているから言わなくなる)
✅第7ステップ
・妻は、どうしていいのかわからず、でも、まだ、わかってもらいたい気持ちがあきらめられない
・夫は、しゃべらなくなるし、目を合わさなくなるし、適当な空返事をする(顔を見ると会話になるために避ける。相手にしたくないし、喧嘩もしたくない)
✅第8ステップ
・夫は、家で食事を作らなくていいと言い、自分で買ってきたものを自室で食べるか、外食するようになる(妻の作ったものは食べる気がしないし、恩着せがましくされるのがイヤだと感じることもある)
・妻は、この辺で、少々反省するが、どうしていいのかわからず、途方にくれてしまう。この辺で、相談してくる女性も多いです。
*この辺までに、夫と冷静に話せると、話はまとまりやすいのですが……
✅第9ステップ
・夫は、妻が寝静まった頃帰宅するようになる(遅く帰ってきて、朝早く出るようになる。愛情がだんだん薄れてくる)
・妻は、夫が帰宅するまで起きていたほうがいいのか、夫が帰宅したときどんな態度をとったらいいのかわからず、困ってしまう。
*この辺から、不倫の可能性がでてくることも……
✅第10ステップ
・夫は、外泊などが増えたり、着替えるためだけにたまに帰る。もしくは、ただ寝るためだけに帰る。
・妻は、夫の不倫を疑い出すが、どんなふうに対処したらいいのかわからない。
✅第11ステップ
・夫は、別居の提案をする(別居=離婚前提の場合もある)
・妻は、愕然として、ものすごいショックを受ける。ココで、このままじゃどうにもならないと悟り、本気でどうにかしようと思う。この辺で相談してくる女性も多いです。
✅第12ステップ
・夫は、離婚を決断する
・妻は、決断できずに相談してくる
*注意事項:妻の文句や小言というのは、あくまでも男性側からみた感覚です。女性側からすると、文句や小言ではなく、夫婦関係を良くするために「わかってもらいたい想い」です
まとめ
夫婦の関係性や状況によっては、個人差がありますし、いきなり、2段越え、3段越えするような場合もありますが、だいたい、このような流れになる傾向があります。
また、男性は、仕事に支障が出始めたような場合、子供さんへ悪影響が出始めたような場合、離婚を視野にいれはじめます。
*
第5ステップあたりまでに、少し冷静になり、普通に接することができれば、悪化することは避けられます。
第6ステップあたりから、お互いに緊張感が出てきたり、どうしていいのかが、よりわからなくなってきてしまいます。
せめて、第8ステップまでに、どうにかできると、話はまとまりやすい可能性が高いです。
そして、第11ステップ・第12ステップでの相談も、結構多いんですね。
*
でもね、あなたが、もし、今、第11ステップ・第12ステップでも、あきらめないで!
っていうか、何もしないで、あきらめたら、後悔が残るんじゃないかな。
カウンセリングってね、もちろん、夫婦修復を目指して、いろいろなアドバイスをさせていただきますが、それだけじゃないんですね。
・離婚したくなくても、どうしても受け入れなければならない場合もあります
・離婚したくなくても、離婚したほうが良い場合もあります
逆に、
・離婚してもいいや!と思っていても、離婚するにはもったいない夫もいます
・離婚しかない!と思っていても、見方を変えればうまくいく場合もあります
まさに、ケースバイケースなんですね。
ただ、夫婦関係が悪くなれば悪くなるほど、人はなぜか頑張ってしまいます。
でもね、その頑張る方向性、間違っている場合もありますよ^^
そして、どんなに頑張っても、方向性が間違っている場合は逆効果になってしまうこともあります。
あなたが良かれと思って頑張っていること、大丈夫?
🔴頑張っているのに、結果が出ないと感じてるあなた
🔴なんか行き詰ってしまって、どうしていいのかわからなくなってしまったあなた
🔴なんとなく、違うような気がしているあなた
🔴今の生活を、どうにか改善したいあなた
🔴心も身体も、限界を感じているあなた
今、あなたにできること、きっとありますよ。
ただね、あなたの「わかってもらいたい想い」が少しずつでも減らないと、夫にとっては、あなたが良かれと思ってやったことも、押し付けのように思われてしまい、逆効果になってしまうこともあるんですね。
もしね、あなたが、
・今まで口数が多かったら、少しずつ口数を減らしてみる
・今まで、言葉足らずだったら、少しずつ丁寧に説明してみる
・今まで、せっかちさんだったら、少し待ってみる
・今まで、見て見ぬふりをしてきたら、少しずつ行動してみる
こんなことも検討なさってみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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