見出し画像

妻の攻撃的な言動が気になっても事務的な会話を続けていたら、娘も少し話してくれるようになりました。

攻撃的な妻を受け容れようと努力してきましたが、帰宅恐怖症になりかけていたAさんと3カ月くらい前にカウンセリングをさせていただきました。

そんなAさんから、ステキな報告メールをいただきましたので、ご本人の了承をいただき紹介させていただきますね。

🔵私の現状をご報告させて頂きますと……
あれから「ありがとう」をなるべく言おうという気持ちは、失ってはいないものの、同居中の妻父に対する妻の言動があまりにも感情的で優しさのないものであり、

頻繁に私の前で親子喧嘩が始まるため、認知症の年寄に「そこまで言うことないだろう」と思いつつも、私がそれを言うと「何よ!何もできない人の面倒を見ているのは私なんだから、あなたは家にいないから何もわからないでしょ」などと責められるのが100%予測できるので、

妻の人間性に対する不信感と、言いたいことを我慢している窮屈さの中で、感謝の言葉もますます言いにくくなり、また家庭内で一人の世界に閉じこもり、誰とも会話できなくなってしまいました。

そんな状態の中、食卓で母娘が私と妻父を無視して、女子トークをベラベラ繰り返す中で「帰宅恐怖」が再開しました。
もう自分が家を出るしかないという思いの中、思い切って自分の気持ちを正直に伝えてみようと決心し「家で話し相手がおらず淋しい」と妻に伝えました。

結局、孤独感に苛まれる人間の気持ちをわかってほしいという私の思いは「言いたいことが、なぜ言えないの?」という妻には、甘えとしか認識できない模様で、話し合いはどこまでも平行線でした。

しかし、その中で気に入らないことを、無言の態度で相手に気付かせようとしていた私の幼稚な態度が、妻のストレスになっていることを自覚したので、
妻の攻撃的な言動が気に入らなくても、少なくても事務的な会話は続けようと思い、それを実行してみました。

すると、最近ではだいぶ会話が戻ってきて、不思議なことに娘も少し話してくれるようになりました。
そして、認知症になる前から何も自分のことを自分でできず、人にやってもらうのが当たり前だった妻父の実像がわかり、妻がこんな性格になったのは、こんな家庭環境があったからだということも、少しづつ理解できるようになりました。

妻は実家に住む妻母のことも心配なようで「春からは妻父を老人ホームに預けて、実家で一緒に住もうかしら」と先日、言っておりました。
その時は娘も連れていくはずですので「妻の考え方」を尊重し、しばらく別居して、今の家で一人暮らしもいいかなと最近では思っております。

まだまだですが、自分の劣等感を刺激されたときに、巻き起こる感情を否定せず、
ただ、自分はそのように感じているのだという心の事実を自覚することを意識し、今自分ができることをやっていくことにしました。

すると、ただ気づいて自覚するだけで、自分を責めることなく、ラクに生きられることがわかりました。

(Aさん アラフィフ男性)

Aさん掲載へのご協力ありがとうございます。
あなたはお読みいただきどんなことを感じましたか?

こんにちは。
夫婦問題カウンセラーの小林美智子です。

Aさんは、会話やコミュニケーションが苦手でした。
苦手だからこそ、妻の言葉に人一倍傷つきやすくより、妻から責められているように感じてしまいがちでした。

そして帰宅恐怖症になりがちな男性は、コミュニケーションや会話が苦手なかたが多いという特徴も実はあるんですね。

もう自分が家を出るしかないという思いの中、思い切って自分の気持ちを正直に伝えてみようと決心し「家で話し相手がおらず淋しい」と妻に伝えました。
うんうん。正直に伝えようと思ったAさん、エラかったね。

結局、孤独感に苛まれる人間の気持ちをわかってほしいという私の思いは「言いたいことが、なぜ言えないの?」という妻には、甘えとしか認識できない模様で、話し合いはどこまでも平行線でした。
Aさん、どこまでも平行線ということは、会話のやり取りを続けたということですね。
言いたいことを言えずに、我慢して窮屈感を感じていたのに、ちゃんと言えたなんて、スゴイじゃないですか。

しかし、その中で気に入らないことを、無言の態度で相手に気付かせようとしていた私の幼稚な態度が、妻のストレスになっていることを自覚したので、
Aさんは、自分の幼稚な態度に以前から気づいていました。でも、妻と話すことで、自覚に変わったんですね。

妻の攻撃的な言動が気に入らなくても、少なくても事務的な会話は続けようと思い、それを実行してみました。
自覚できたからこそ、妻の攻撃的な言動よりも、自分の幼稚な態度に目が向き、事務的な会話という自分にできることをみつけたと感じました。

すると、最近ではだいぶ会話が戻ってきて、不思議なことに娘も少し話してくれるようになりました。
そして、Aさんが動き出したことで、ちゃんと結果がついてきたんですね。

その時は娘も連れていくはずですので、「妻の考え方」を尊重し、しばらく別居して、今の家で一人暮らしもいいかなと最近では思っております。
孤独感が強くて、さみしがり屋のかまってちゃんだったAさんが、一人暮らしもいいかな。なんて…大人になったね^^
Aさん、このまんま少しずつね。

「気づく」と「自覚」

Aさんとカウンセリングをさせていただいたとき
▶妻はAさんを責めているつもりはない
▶Aさんは自分の思い通りにならないと不機嫌な態度でしか反応できない
こんなことに気づいてくださいました。
でも、今回平行線ながらも会話のやり取りをすることで「気づく」から「自覚」に変わったと私は感じています。

では「気づく」と「自覚」にはどんな違いがあるのでしょうか?>
辞書で調べてみたら、

「気づく」
それまで気にとめていなかったところに注意が向いて、物事の存在や状態を知る。気がつく。

「自覚」
自分の置かれている位置・状態、また、自分の価値・能力などをはっきり知ること。

こんなふうに書かれていました。

「気づく」がスタートなら
「自覚」は自分を知って行動することなのかもしれません。

画像3

「自分のコンプレックス」と「夫婦関係」

人はコンプレックスを感じてしまうと、動けなくなってしまいがちです。
Aさんも実は会話やコミュニケーションに、コンプレックスを感じていました。
でもAさんは、今、見事に克服しつつあります。

ところであなたは、自分へのコンプレックスってありますか?
もし、あるとしたらどんなことにコンプレックスを感じているのかな?

そして、あなたは本当はどうしたいですか?
今回は自分のコンプレックスへの「気づき」と「自覚」にぜひ目を向けてみてくださいね。

画像4

自分のコンプレックスへの克服が、実は夫婦関係を良くすることにつながることもあるんですよ。
次にコンプレックスを克服するのは……あなたです^^

最後までお読みいただきありがとうございます。

今すぐできる!夫婦の危険度チェック
まずはココから!夫婦のお悩み一覧
絶対に離婚したくないあなたへ

🔵妻の気持ちがよくわかるカウンセリング
🔴夫の気持ちがよくわかるカウンセリング
🟣相談者さまの声:問題解決ヒント集

🌸問い合わせフォーム





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?