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H a p p a n o U p d a t e s - No.232

10月の葉っぱの坑夫の更新情報です。タイトル画像は今回も『小さなラヴェルの小さな物語』から、たにこのみさんの絵でいってみます! この猫は海賊に飼われているムースという三毛猫。可愛く見えますが「本物の殺し屋」です。モーリスの運命はいかに・・・・
・小さなラヴェルの小さな物語
・モーリス・ラヴェルの生涯
・わたしはラヴェル:手紙・文章・インタビュー
・メヒス・ヘインサー[エストニア] 短編小説集
・最近思ったこと、考えたこと

小さなラヴェルの小さな物語
作:コンガー・ビーズリー Jr.   絵:たにこのみ  訳:だいこくかずえ

小さなラヴェルMOKUJI画像

第3回更新
誘拐事件 ~ ネズミとの決闘 (第18話〜第19話)
海賊船~三毛猫ムース (第20話〜第22話)
身長30cmの小さなモーリス・ラヴェル。フランスの偉大な作曲家を題材にした、楽しくて心温まるコンガー・ビーズリー Jr.のファンタジー小説です。前回はとつぜん何者かに捉えられたモーリスとハトのアルトーの窮地で話が終わりました。2人はその後、暗くて水音のする場所に連れこまれます。どんな運命が待っているのか、、、モーリスの奮闘ぶりを、たにこのみさんの「愉快で笑える」アートでたっぷりお楽しみください。

モーリス・ラヴェルの生涯
マデリーン・ゴス著 だいこくかずえ訳

モーリス・ラヴェルの生涯(5)

III. ラヴェルの時代のパリ国立高等音楽院
パリコンセルヴァトワールの名で日本でもよく知られているこの学校に、ラヴェルは14歳で入学します。そしてピアノ予備クラスで級友となった、スペインからやって来たリカルド・ビニェス少年とラヴェルは仲良くなります(この友情は生涯のものとなるのですが)。著者のゴスは、ラヴェルの死後、ピアニストになったビニェスから、少年時代のエピソードをたくさん聞いてこの章を書きました。
*この作品はラヴェルの死後まもなく書かれた、英語による初めてのラヴェル評伝です。当時著者はパリに滞在中で、ラヴェルの弟や友人たちから直接話を聞いてこれを書きました。(全20章ありますが、公開は順不同です)

わたしはラヴェル:手紙・文章・インタビュー
テキスト:モーリス・ラヴェル  訳:だいこくかずえ

ラヴェルとモーツァルト

第3回更新
[インタビュー] モーツァルトは完璧な作曲家だね 1932.5.5
[文章] 自作を語る:左手のためのピアノ協奏曲 1933.1.14
[手紙] ラヴェル最後の手紙     1937.10.29
アービー ・オレンシュタイン編 "A Ravel Reader: Correspondence, Articles, Interviews”より、友人や家族に宛てた手紙、自作や他の作曲家についてのコメント、レクチャーやインタビューなどを選び、日本語にして紹介します。

*上のタイトル画像をクリックすると、それぞれの目次ページに飛びます。

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幻覚、それともリアル?!
メヒス・ヘインサー[エストニア] 短編小説集
メヒス・ヘインサー著 だいこくかずえ訳 
写真:Richard Walker他、↓ 著者の写真:Jaak Urmet (CC BY-SA 3.0)

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8. キツネと鶏 | Foxes and Birds
プラムや桜の木が花を咲かせる4月の心地よい日だったからなのか、、、普段はごく真面目な住宅建築家レイン・ビハレムに異変が! 隣りの庭の肉づきのいい鶏によだれを垂らしている自分、なんてことだ私はキツネか?! 人間とは思えない敏捷さで隣りの庭に忍び込んだのはいいのだけれど、その家の奥さんに呼び止められ、、、、どうしてかそこから目くるめく展開に。幻想+エロティック小説、でしょうかね、コレは。

□ 最近思ったこと、考えたこと(happano journal)
10.08/21 日本語で言うと、どこか空々しく聞こえてしまう「寄付」.....
10.22/21 ゲイジュツの厚みとは? ゴッホに学ぶ
何がきっかけだったか、ここ数ヶ月、絵画に興味をもつようになりました。多分、吉田秀和さんの『セザンヌ物語』あたりでビジュアルアートに目が開かれたのか。吉田さんによるとセザンヌの絵はどう見ても、画面の中のものが歪んで描かれているそうで、それが「科学的パースペクティブ」からの離脱、すなわち近代絵画への芽生えであり、キュービズムの前衛にもなる?とのこと。おもしろい!

Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org

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