ハピナス

コネなしお金なしの泥医(専門科問わず部門)で日雇い労働、いわゆるバイト医に励んでいます…

ハピナス

コネなしお金なしの泥医(専門科問わず部門)で日雇い労働、いわゆるバイト医に励んでいます。守備範囲は関東全域、石川県まで出張したことも。問診と聴診だけで生きていけるのか挑戦中。 https://twitter.com/Kb6gg1h65R90118

最近の記事

医師から見たサラリーマンのいいところ その②

前回のnote、医師から見たサラリーマンのいいところ その①の続きである。 4.昼休みがある/昼休みは外出可能 病院勤務の医師には昼休みという概念がない。診療が長引くこともあるし、手術中なら中断はできないだろう。常にPHSを持っているため労働から解放されておらず指揮命令下にあると言える。 実際に院外に出ることはほとんどできず、外でランチをとることができない。食堂で食事をとっても緊急のコールがかかるとすぐに病棟に向かったりするのは気が抜けず意外と精神的にきつい。 筆者はか

    • 医師から見たサラリーマンのいいところ その①

      病院勤務医時代に、世間のサラリーマンを羨ましく思っていたところがたくさんある。当直など医師になる前から少しは想像できていたことは別として、実際に働き始めて羨ましいなと感じたところを数回に分けて記事に書いていく。 1.客層が良い(または客と対峙しない/悪質な客を排除可能) 病院はどんなに悪質な患者でも排除することは難しい。これには大きく分けて二つの要因があると思う、BtoC企業であること、反社や酔っ払いであっても入口の部分で拒否することができないことだ。 医師が働く現場の

      • ツーブロックゴリラ対策と上司が勧誘してくる不動産投資の断り方

        最近の円安ドル高でドル建て生命保険を売りつけるツーブロックゴリラ(通称プ〇ゴリ)が勢いを増しているのではないかと思い、今回の記事を書いていきます。四苦八苦Drのnote でもプ〇ゴリに騙されるなと警鐘を鳴らされています。 1.院外からPHSに電話をかけてくる系は何も話さずに切れ 研修医や専攻医の先生が院内業務に慣れようとしているこの時期に院内PHSに電話をかけてきます。 そもそも研修医に他院の医師から直接電話をかけることはまずありません。たすき掛けの病院での連絡事項や苦情

        • 医師の働き方の良いところ -労働者としての立場をサラリーマンと比較

          儲かっているなどは世間の妬みを買うので決して言うべきではないが、大学病院勤務は月給20万で大変!(外勤の給料は絶対に言わない)もいかがなものかなと思う。 筆者は他の医師と馴染むことができず、医療業界以外の知人の方が多い。医師の働き方は世間一般といい意味でも悪い意味でもずれているところがあると思うので今回はその中でもいい点を取り上げていく。 なお、病気を治療してやりがいがある!なんて言葉は一切出てこない。今回の記事では他の方があまり触れていないところを書いていこうと思う。 1

        医師から見たサラリーマンのいいところ その②

          医学部再受験のリスク② -たくさんの再受験生を見てきた医師の立場から考える

          前回のnoteでは普通の企業に就職することに対して再受験をする場合は金銭的に良いリターンを得ることは難しいこと、20代の貴重な時間を地方で過ごすデメリットを取り上げました。今回は入学/編入、医学生となった時の進級、誤解されがちな医師国家試験について考えます。 あくまで筆者個人の感想でありエビデンスの類は一切ありません。その点をどうかご了承ください。 1.無事に入学/編入できるか まず最初の関門です。単純な学力なら余裕で受かる方も医学部入試では面接点が存在するため面接官ガ

          医学部再受験のリスク② -たくさんの再受験生を見てきた医師の立場から考える

          医学部再受験のリスク① -たくさんの再受験生を見てきた医師の立場から考える

          昨今医学部再受験論や東大vs医学部論が話題です。医学部や医者になるメリットは多数語られていますが、あまり触れられていないリスクに関して書いていきます。 大きく分けて無事に入学(編入)/卒業/医師免許取得をできるか、無事に医師になったとしてそうでない場合と比べて金銭面でペイできるかの2つであると考えます。 この記事では金銭面を、早めに働く(稼ぐ)人にリターンで勝つのが難しい理由を主にとりあげます。 1.複利の力 今年は新NISAが始まり投資をする人/額も増え続けています。長期

          医学部再受験のリスク① -たくさんの再受験生を見てきた医師の立場から考える

          スポットバイトが直前にキャンセル!日雇い労働のドロッポ医が労基署に申告し賃金の一部が支払われたのでそのやり方を解説します。(一部加筆・修正しました)

          未払いの賃金などネットで検索すると弁護士事務所の宣伝サイトが数多くヒットする。具体的な方法が記載されているが、労働官や会社とのやりとりでネットには書かれておらず初めて判明したことなどがあったため今回noteに書いてみることにした。 2023年と言えばワクチンバブルがはじけバイト案件が壊滅的に減っていった年である。それでも紹介会社のサイトをこまめにチェックしていればワクチンバイトを細々と行うことができた。 2023年某日、ワクチンバイトに採用されていたが紹介会社経由で下記のよ

          スポットバイトが直前にキャンセル!日雇い労働のドロッポ医が労基署に申告し賃金の一部が支払われたのでそのやり方を解説します。(一部加筆・修正しました)