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魯迅と読む、読む、横浜トリエンナーレ


美術とは
アートとは
いよいよ始まりました、
横浜トリエンナーレ☆
横浜美術館も改装オープン
しかし近年の美術館中心から飛び出し、まちなか展示もあちこちに

「…わたしたちは一方で、東アジアの近代史において精神的に、また実践的に自己をつくりあげようとした人びとの事例を紹介します。これにより来場者に刺激を与え、現在の暮らしの中で自らも主体性を見出したいと感じるきっかけをつくります。
もう一方でわたしたちは、今の時代と対峙し、この世界に変化をもたらすためには個々人がその主体性を取り戻すことが急務…」
「…「野草」は荒野で⽬⽴たず、孤独で、頼るものが何もない、もろくて無防備な存在を思い起こさせるだけではありません。無秩序で抑えがたい、反抗的で⾃⼰中⼼的、いつでもひとりで闘う覚悟のある⽣命⼒をも象徴しています。さらにその命が最終的に到達する究極の状態はこの世に存在しません。あらゆる存在は、それ⾃体が別の存在をつなぐものであり、ある過程を⽰し…」


そして、本関係の人注目は、
#横浜トリエンナーレ 中央にある、
『日々を生きるための手引集』!

現代批評的な『魯迅を読もう: 〈他者〉を求めて』2023の王欽さんが、柄谷行人、デヴィッド・グレーバー、汪暉、ジュディス・バトラー、ビョーク&ティモシー・モートン、松本哉、斎藤幸平など思想家、行動家の著作を解説します☆


さあ、こちらが、宮城の志賀理江子さんの

緊急図書館

至急読むべき本たちに人々たち止まっています


中国や香港のZINEのグループもあり、展示、というZINEの展開の仕方のヒントにも


美術館全体で魯迅に関連でした^ ^
版画運動や韓国の金芝河にも注目☆
「野草」はじめぜひ、現代の視点で読み直しを
オススメは
『魯迅を読もう: 〈他者〉を求めて』王 欽、春秋社2023
『魯迅 ―野草と雑草』秋吉收、九州大学出版会2016
『魯迅――東アジアを生きる文学』藤井 省三、岩波書店2011
『魯迅と世界文学』藤井 省三、東方書店2020
以下引用は『魯迅を読もう』から☆

「…我々が文学に期待できることとは何なのかを問うだけでは足らない。むしろ、文学がわわわわに何を期待しているのかを考えなくてはならない…」
「…本書がこれからなしていく読解は、魯迅のテクストを歴史学的な研究に合わせる「解釈」 (interpretation) というより、できるかぎり魯迅のいわば粗忽や不注意を措定しない「釈義」(exegesis) に近い…」


上野が「西洋」を問うなら、
横浜は「中華」を問う☆
#横浜トリエンナーレ
北京のチームがディレクターを務め、
テーマは
魯迅の「野草」
東アジア全体の古典となりつつあり、
かつ最近は

文脈を読み込むだけではなく、
新しい文脈を作り出す、

試みがされているようです^ ^
これは
未来を訓読する、
ことになるのか!?

https://www.yokohamatriennale.jp/2024/ad

「いま、ここで生きてる(Our Lives)」
「わたしの解放(My Liberation)」
「すべての河(All the Rivers)
「流れと岩(Streams and Rocks)」
「鏡との対話(Dialogue with the Mirror)」
「密林の火(Fires in the Woods)」
「苦悶の象徴(Symbol of Depression)

大宮の本屋、夢中飛行でシェア本棚しています


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