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人間のアプデ

俺ちゃんには、元配偶者との間に一男一女がいる。 娘が、いよいよ、とうとう、 思春期における反抗期と呼ばれる状態になった。 もっとも昨今ではこの言葉を頻用しないらしい。 俺ちゃんとしてはこの言葉の是非は問わないし、 別に良いではないか反抗したって、 という気持。 どちらかというと、何がキッカケで子に、 親に対しての対応に変化が訪れるのか、 そちらの方が興味深い。 思うに、キッカケの一つは、 彼女はきっと誰か親以外の人間に対して 愛情という感情が生じ、 それを己自身でも実感する年

    • 能力とか技術とか

      新年おめでとうございます 早いものでもう七草です。 暮から新年の今日くらいまでの2週間は、 通年、ほぼ記憶がない。 が、今回はそんなこともなく過ごせている。 実に喜ばしい。 それは何故か。 年末年始の新年の過ごし方を日本軸ではなく、 他国軸に合わせたから。 xmasホリデーが始まるのは早いし、 そこから大晦日までお祝いムード一色になるのは どの国も大差ないが、 欧米諸国は、年が明けたら案外にあっさりしている。 2日から通常モードで仕事開始という企業は 別に珍しくない。 俺ちゃ

      • I wonder why we met

        I hated the word "person of destiny". I wouldn't be deceived by such things. but, now, I think there may be people with destiny. I don't know what my fate will be. What happens to the two of them is who knows. After all, it's a person of

        • 好きな人というもの

          妄想婚姻生活中の、俺ちゃんです。皆さんお元気ですか。 今月は、もう、ヘトヘトです。 外国に住む仮想夫婦の相手がどこからか、ツインレイという言葉を仕入れてきた。 日本語にすると、双子魂。訳しても全然意味分からへんし。 熱弁をふるうのでひとしきり聞いてみると、なにやら、前世だか、前前前世だか、もうずっと昔に、元々は一つの魂だった人間が現世で別々の人間として再来した二人のこと、らしいですね。 なんかそんな歌、あったわな。 で、まあ、この数奇な付き合い方は、我々はそれに違いない

        人間のアプデ

          妄想結婚生活

          前回の投稿からさらに月日が流れた。 なんということでしょう。 俺らはまだ、テキストメールだけの夫婦を続けている。 実際、あちらに配偶者やら特定の付き合いをしている人物やらが居るのか、否か、そんなことは知る術がないので一切気にしない。 居ないと言っているからそれを信じるのみ。 信じる者は救われるのだ。 素晴らしい事に、先方は、仕事での更なる努力をすることに決めたらしい。博士号を取得するべく勉強を開始したとな。これは、別にこんな関係じゃなくたって、単に友人だって、全力応援案件じゃ

          妄想結婚生活

          妄想は身を助ける

          この夏、自分自身でも信じられないほどまさかに、文字通り、突然恋に落ちた。 相手は異国の人。 どちらも母国語ではない拙い英語で心情を伝え合う。これが何とか伝わるものだということには驚いた。すっかり彼氏彼女気分の1ヶ月間を過ごす。ワタシたちはソウシソウアイこれからもツヅケテいきましょうとの言葉に舞いあがる俺。相手も舞い上がってくれたと信じる。 たがその間、自分が流行りの感染症には罹ってしまうし、お相手は仕事を終えて帰国してしまう。驚くことしか起きない2ヶ月である 驚きが収まると次

          妄想は身を助ける

          今、今、今。ずっと今。

          最近また、「向上心の罠」という語句に惹かれて自分の事を見つめ直した。 またというのは、人生の色々でしょっちゅう詰むので、そんな時、しばらくは何も出来ないで鬱々とし、次にこういう見つめ直しを経てやっと立ち直る。嫌になるほどにその繰り返しである。今回心の底からわかったことは、人間、そんなにハードモードな頑張りなぞしたいのかいやしたくないだろう、ということである。 そんな事がとっくに分かっている人は、なんだそんなことかと思われるだろうが、幼き頃から「向上心」という言葉に洗脳された者

          今、今、今。ずっと今。

          人と人

          有名な自称メン〇リストさんが、動画でいわゆるいらん事喋っちゃった件、ずっと心に引っかかっていた。あの人に興味があったからなのか?自分ではそんな自覚はなかった。もしかしたらあったのかも。 あの人が優秀だかそうでないかとかは、分からない。リアルな知人ではないのだから分かるはずはない。ただ、メディアに出ていた時の様子とか、何故か他人があの人の紹介をする動画を見るにつけ、あの人はこれまでの己の人生を自分なりに努力を重ねて今の立場を築いて来たようには思えた。それらから当該内容が人前で

          人と人

          家って…

          テレワークがなどという語句が生誕する以前から、わたしのような極小個人事業主は仕事をするために家に居て、そこから電話もするしFAXも送るし帳簿も付けるし顧客とも会う、何でもそこでしていた。今後は個人的にはますますその比率が高まるだろうし、世間的にも、今まで毎日会社という建物へ向かって出かけていた人が家に居るようになり、仕事スペースの為に部屋を仕切ったりテントを張ってみたりという現象も起き、ワークスペース用のレンタルルームはそれなりに繁盛もしているのだろう。 サラリーマンは家を

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          これからの為の覚書

          今の社長のやり方を2年半近く傍で学ばせてもらって、今後自分は改善しようと思った点を書き出す。 ①紙媒体のチラシに金をかけない 無くして良いとは思わない。特に得意先が高齢に近い夫婦などで経営している先様はまだまだ紙を好む。これは仕方がない。でも、専門の業者さんに依頼して作る必要があるか疑問。質の良い写真用紙などにオフィスでのカラーコピーでの出力で十分ではないか。その代わり、月に一度しか発行しないならなおのこと、自らそれを持参して挨拶に行く。仕入れる以上購入してもらわないとい

          これからの為の覚書

          いよいよ

          5月から、一つの仕事で独立することになった。これまでもその仕事に携わってきたのだが、何やかんやと言い訳を付けてそれひとつに絞るのを避けてきたが、いよいよその時が来たようだ。5月という日付も自分だけで決めたわけではなく、やや棚からぼた餅的にそうなった。それもまた自分らしいと言えばそうだ。 単調な仕事が嫌いではなかったので、敢えて作業場的な仕事を選んでアルバイトをしてきた。特にこの10年はとにかく仕事を覚えてその日にミスさえしなければ手っ取り早く金になる仕事、そういう職に就いて

          いよいよ

          思い込まされ

          我慢は美徳「ではない」と云う真実は、随分と世の中に浸透してきたように感じる。良い事だ。 世の中に言い伝えられる、嘘までは言わぬが何か間違った解釈に変化して伝承されてしまっている事象というのは、沢山あるように思う。その中の一つに「結婚するまでは両眼を開き、その後は片眼を閉じろ」というやつ。 実は結婚してみて随分と長い月日が経つが、これは本当に罪な言葉であるように感じる。 結婚してからの生活は、いや、結婚などしてもしなくても実はどっちでも良いのだ、それは単に、ただの現実であ

          思い込まされ

          生きる道②

          竹中直人の芸に「笑いながら怒る」というのがあった。日常ではなかなかこの真似は出来ないものだ。しかし自分は今日、新たな対人スキルの一つを学んだ。それは「怒らないけど許さない」である。 誰かの何かの誤ちにつき自分が怒っているのを知られると、とかく他者はアイツを許してやれなど言及してくるものだが、第三者にそのように言われることでなお、まるで許せない自分が悪いとでも言われているような気分まで揺り動かされて、ますます不快になったりする。 このようながんじがらめになった感情を鎮めて、

          生きる道②

          生きる道

          施しという言葉がある。この言葉を知った時、瞬間的に二つのことが頭に浮かんだ。何を以て施しに相当するのか、これは施しであると自分で決める事なのか、の二つだ。 そしてある時、ある文章を読んだ。 施すものが何も無い時は笑顔を、という一文だった。 笑顔を絶やさないとは、実行するのはなかなかに難儀なことだ。自分は常にやや不機嫌であるのが日常だし、すぐに口が尖るし、眉根を寄せがちだし。 そしてその、何もなければ笑顔を施せだが、施すなどと烏滸がましいことを言う以前に、対峙した相手に

          生きる道

          怒り

          わたくしは、本日決心した。今日を限りに、怒りという感情を手放そうと、決心した。 先に明言したいのは、手放すというのは、自分の感じる怒りを他者に向けないという意味なだけで、嫌いであったり、虫の好かない奴と感じる事や、そういうことを感じないとか封じ込めるとか、そういうことでは無い。 お前みたいなクソ野郎に自分の大切な感情を顕にしてたまるか、そんなこともったいなくて絶対にごめんだわ、と、そんな風な意味合いである。 なお、これのデメリットの予感も既にある。 世の中には、自分に

          諦めたその後

          先日公開になったばかりの、とある映画を観てきた。学生寮で青春を共に過ごした仲間が、そのうちの一人の子どもの怪我がきっかけとなり見舞いと励ましに一同に会し、当時と現実を行ったり来たりして話は進む。友情の物語でもあり、親子関係の物語でもある。飽かすことなくテンポよく話は進む、時に涙し、笑い、悔しくも感じる。登場人物に感情移入がし易い、よく出来た映画だ。 この作品を観たいと思った理由は2つある。 一つは、主役を演じた俳優がこの作品の公開前に自死してしまったこと、一つはそれにより

          諦めたその後