好きな人というもの
妄想婚姻生活中の、俺ちゃんです。皆さんお元気ですか。
今月は、もう、ヘトヘトです。
外国に住む仮想夫婦の相手がどこからか、ツインレイという言葉を仕入れてきた。
日本語にすると、双子魂。訳しても全然意味分からへんし。
熱弁をふるうのでひとしきり聞いてみると、なにやら、前世だか、前前前世だか、もうずっと昔に、元々は一つの魂だった人間が現世で別々の人間として再来した二人のこと、らしいですね。
なんかそんな歌、あったわな。
で、まあ、この数奇な付き合い方は、我々はそれに違いない、となった模様。
まあ、気持ちは分からなくもないけど、ただの遠距離恋愛と何が違うのかなハニー?
その言葉を飲み込んだ俺ちゃんであったよ。
何にせよ、恋愛というのは、これほどに精神力を消耗するものだとは今回まで思わなかった。
是迄の人生、適当にお相手をあしらってきた積もりは無かったが、結果、そうだったのね。
だから別れも離婚も経験した訳か。
いや、全力で対峙しても、それはそれなのではないかね。相性とかタイミングの良し悪しもあるだろうし。
でまぁ、そのツインレイとやらの間柄である事を信じて疑わない相手の現状に、先月とは打って変わって振り回されたという感想しかない。
だから嫌いなったとかそこまでは言わないが、そんな事を気にするくらいなら、どうやったら現実に会える?とか、次に長期の休みはいつ取れそうかいな?とか、そんな話をしたほうが現実的かつ建設的だと思うんだけどなぁ。
惚れた弱みではないけど、遠距離のメリットとしてしょっちゅう会えない以外は、相手に幻滅する事象も起きにくいので、俺としては別に、言い方は悪いがダラダラとこの関係を続けて楽しけりゃ良いか、なわけだ。
なるようにしかならんのよ、結局はね。
もう一つわかったこととして、恋愛というのは、究極の自己探究活動なんだなと。
極論、相手が誰であろうと出来るのよ、やる気になれば。
よく問題になるのは、嫉妬とか執着心とか、そこらへん?
でもこれも無理ないわな。
それ無くして、無条件の愛などと言われてもさ、
30年くらい連れ添った相手ならいざ知らず、好きだ、キスしたい、いやもちろん抱きたい、イチャイチャしたい、っていう感情が沸き起こる相手に、嫉妬もしません執着もしませんなんて、そんなの、無理やない?
でも確かに、自分がそういう負的な感情に振り回されて消耗するのも馬鹿馬鹿しい。出来るだけ、日常に支障のない恋愛をしたい。それもまた本音じゃん。
で、俺ちゃん、考えたよね。
そして、結論を得た。
好きとか愛してるの究極、そして崇高な形態、それは、推し活だ。
これしかない。
もちろん好きですよ、何なら愛しています。
でも、先ずは、相手の人生を応援したい、できる限り健康でいて欲しい、どんどん活躍もして欲しい。
ならば、推せばいいんじゃね?
やっぱりこれは推し活やろ。
俺ちゃん、自分で言うのも何だが、そんなに悪い人間ではないと自負している。
相手の負担になりたくないし、幸せになる邪魔もしたくはない。
でも、好きは好きなん。
だけど、やっぱり、他の人間の一生を一緒に背負うというのはだな、考えれば考えるほどにそりゃ大変なことであり、男女共に相当な覚悟が必要。そりゃね。いや、覚悟を待っていたらダメだ、そんなものはあとから付いて来ると言う向きもあろう。それも分かる。分かるけど、そういうのが得意で上手い人間と、下手で苦手な人間と、これも色々居る。
俺は、そういうのが、そもそも向いていないタイプだと思う。
通い婚が自分には最適。
一度に複数の人間と関わりたい交わりたいというのではないのだが、そこら辺は理解されにくい事なので、今回はいいや。またこれについてはいつの日か語りたい。
そろそろ結論に移ろう。
恋愛は、しない選択よりはした方が良い。これは絶対だ。
これほどに高度なコミュニケーションは類を見ないし、これが上手くいく、これを上手くいかせる努力と技術は、生活そのものに生かせる。
えっと、誰だったかな、恋愛は技術力であるって言葉を遺した偉人が居たはずだ。
ドロドロを避けたいなら、先ずは推し活方式で、恋愛を楽しもうではないか。
推し活なんだから、ファンミやライブだと思えば、実際に会うことだって、有っておかしくない。
多分、それは、人生に素晴らしい彩りを与えてくれるはず。
そんな事を考えた一ヶ月であった。
あ、スピリチュアル世界、信じない訳ではないけど、たとえ恋人同士でも考え方は其々だから、押し付けないようにだけはご注意ください。
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