念能力と漫画の共通点
ハンターの修行と漫画の練習には共通する点が多い
念と漫画の基礎
天空闘技場の修行では、基礎の習得が描かれる。点と纏・絶・練・凝などの基礎を徹底的に学び、基礎の念が出せるようになるまで訓練している。基礎ができるようになるまでは、一日を通じて集中して練習することで次第に達成される。この念の基礎は初心者でもプロでも、皆同様に同じことをして伸ばしている。
同様に、漫画や絵の練習でも基礎は重要だ。人体の構造や顔の構造を覚え、模写を通じて動きのある絵を描けるようになる。そして、狙ったところに狙った線を引けるようにする。このような基礎の習得には、最初の頃は時間がかかり、一つの絵を描くだけで一日が終わることもある。
点とは
念における点は、瞑想による修行として描かれているが、漫画の点は絵のトレスや書道、ペン字など字を丁寧に書くことだと思う。絵は上達しないが、手を鍛えることで絵を描く力につながっていく。
他人の念能力について
ヒソカの戦いを見て「ヒソカのバンジーガムを習得できるか」という問いに対する答えは、イエスでありノーである。これは漫画における「この人の絵のようになれるか?」という問いと同じだ。確かに練習して真似すればできないことはないが、自分の資質や絵柄に合っていないので、ただ他人の絵に似た絵になるだけでオリジナリティがなくなる。それよりも基礎をしっかりと学び、練習を重ねることで、自分なりの技術やスタイルを確立することが大切だ。影響を受けることはあるが、それよりも自分に合ったやり方とスタイルで上達することであり、これが最も合理的なアプローチとなる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?