日本人の群衆心理

1900年にフランス人のルボンという人が、フランス革命を参考にして 群衆とはどういうものかをまとめた本に『群衆心理』というものがある。
その群衆心理の中に、群衆の主な特徴があり、それが以下の通り

①衝動的で、動揺しやすく、興奮しやすい
②暗示を受けやすく、物事を軽々しく信ずる性質
③感情が誇張的で、単純であること
④偏狭さと横暴さと保守的傾向

これらの特徴は、フランス人のルボンがフランス革命の群衆たちを見て特徴をまとめたので、太平洋戦争からコロナ禍までの日本人の行動を見ると、日本の群衆の特徴はこれらの群衆の特徴に加え

「皆がやっているのに何であいつはやっていないんだ」

という心理が強く働く傾向が見られます。

このような集団心理は、日本社会の一体感や調和を保つ上で重要な役割を果たしている一方で、個々人の自由な発想や行動を抑制する側面もあり、そのため創造性や革新性を必要とする場面では集団の中で異なる意見や行動が抑えられがちです。これにより、社会全体としての柔軟性や多様性が失われる可能性があります。