見出し画像

お仕事報告とサンプル 【フライヤー制作】

デザインの知識皆無!!
Canvaだけを、人様のチラシを作ったわたしの活動履歴

わたしの経歴

わたしの基本スペックは、文字を書く、ピアノを弾ける(最近弾いてない)、曲を作る(最近作っていない)
バンド時代も、フライヤーやCDのジャケットなどは、イラストを描く友達に丸投げ
デザイン入稿は、Adobe使いの専売特許だと思って、長い期間を過ごしていました。

2023年2月 Canvaに出会う。
noteのサムネ部分を自分で作れる(フリーのイラスト素材に、カンタンに文字入れできること)を知る。

2023年6月
A4用紙を八つ折りにしたミニ文庫本風の“折本名刺”をリリース
(以降、毎月発行中)
Canvaと、無料のWEBツールのみを使用。

▼作り方はコチラから

2023年10月
折り込み用のフライヤー(自分の宣伝用)を作成。
反省点は多かったけれど、初めて印刷会社に入稿。
以降、折本名刺も印刷会社を利用するようになる。

▼最初のフライヤー作成

自分でもフライヤーを作れる(入稿もできる)ことに気がついたわたし!!
先輩のライブで、自分のフライヤーを織り込んでもらうように依頼。

▼先日、開催された先輩のライブ

折り込みさせてくれてアリガト〜〜!!
次回の大きなライブ、君ならきっと困難を笑顔に変えるでしょう。


わたしのフライヤー

前回の反省

2023年10月に初めて作ったフライヤーは、「A4」1枚にプロフィールとQRコードを載せた簡易なもの。
作ったときは大満足だったけれど、実際に会場で自分がフライヤーを受け取ってみると「何者かわからない、これじゃあQRコードを読んでもらえない…」と大反省。

「とりあえずフライヤーを作ろう」と思って頑張ってみたけれど
わたしが求めているのはいつも、「世界のどこかにきっといる、わたしの作品が好きな人・必要としてくれる人」に出会うこと。
できれば、QRコードから作品にたどり着いて、願わくばSNSをフォローして欲しい。というのが、自分の願いだと気づく。

漫画で言うならば試し読みや表紙
音楽ならば、ジャケットと試聴
わたしの場合、出会いの”導入部分”として、短めのエッセイを掲載することに。

持ち帰りやすさ+会場で落とされないサイズ感、
且つ、エッセイを載せられるデザインを考え、A4二つ折りにたどり着く。

【制作内容】 A4二つ折り

A4を二つ折りにして、表紙を作る

気になる(であろう)タイトル+短く読めるよ。っていう気持ちを込めて。
「物語は中にある」という誘導の▶▶▶は、最終稿で追加。
デザインは、「カッコだけつけて不親切」という罠に陥りがちなことを学びました。
今回のライブ会場が下北沢だったので、同じ沿線上である登戸の写真を使うことで、ちょっとでも興味を持ってもらえたらいいな。なんてことも考えていた。

見開きでエッセイを掲載

noteに掲載した内容を改稿。字が詰まりすぎないように、短く簡潔に
削りながら、前後関係が不自然にならないように
今回のエッセイは本文にタイトルが出てくるタイプで、右上の「30分で〜」がタイトル
左から順に読んでもらって、ちょうどそこにタイトルが来るように配置

最後のページに、プロフィール

エッセイの最後を、ここに表記。このひとことだけでも、わたしからの大切なメッセージ
中身を読まなくても、このひとことにたどり着いてくれたら嬉しいなという願いを込めて
試用した写真は2枚ともiPhone(14pro)で撮影した画像を
写真アプリからちょっと加工しただけ。きれいに印刷されて感動した。

今回の反省

ライブハウスで配るフライヤーなので、自分の音楽経歴を載せる、という工夫や、プロフィールをキャッチコピー化したのはエラかったけれど、曖昧な表現になりすぎたこと。

「気に入ったらSNSを見てね」「フォローしてね」のひとことを入れるべきだった。(何をして欲しいかを自分で理解して、相手に伝えることは大切)

それでも、1回目に作ったチラシよりは大進化!!
次も折り込みの機会をいただけるならば、この形式で作りたいなと思っています。


桜さんのフライヤー

1月の公演に際し、「何か折り込みしましょうか?」と声をかけてくれた、優しい桜さん。(折本名刺の折り込みありがとう!!)

「桜さん自身は、何か折り込みとかしないの?」
「よかったら作ろうか??」という、わたしからの声掛けで作成をご依頼(強奪)

制作の意図

【桜さんからもらった要望】
朗読する詩を掲載できるデザイン

【事前に確認したこと】
◆動員人数
桜さんのことを知っている既存のお客さんが多そう
→SNSのフォロー導線を強くしなくてもよさそう

◆内容が独立している2daysのため、できればどちらも見に来て欲しいということ。

【要望×事前情報=わたしの作戦】
来ていただいた方への“お土産”になるような内容

◆自己紹介などは省き、来ていただいた方への感謝を強め →お手紙風
◆2daysどちらも来ていただいたお客様にこそ、フライヤーも楽しんでいただきたい

自分用に考えていた、A4二つ折りデザインを流用しました。

A4二つ折り

日付を入れて、思い出感アップ!!
人生で初めて「デザイン」で自分の名前が載ったので、感慨深かったです。
まさかこんな日が来るとは… ありがとう

見開きの朗読部分は、掲載する詩の雰囲気に合うようデザインを調整
写真も、それぞれの公演で別のものを使っています。
最後のページは、わたしの案で「お手紙風」のあとがき。

会場限定なのでモザイクかけた!!

このフライヤーを通して、「桜さんからご来場者さまへのお手紙」というイメージで作りたかったので、手書きっぽいフォントを多用。
(あとがき・朗読部分など、文章量が多いところはゴシックか明朝で◎)

あと、公演後のSNSで、このフライヤーをポストしてくれる方を見かけて、にんまりしていました。

個人的に講演会とかライブに行った感想って、できるだけポストしたいな〜と思う派なんですが、使える画像がないとポストしづらかったりする……と思うのはわたしだけではないはず!!

会場は人が写り込んだりするし、
場合によっては看板も撮影できなかったりする。
そんなとき映画の半券みたいに、SNS投稿するときに使ってもらえるフライヤーになればいい。
という願いもあったので、叶って嬉しいです!!

▼ご依頼ありがとう!!
初めての制作で不安もあったけれど、それ以上に楽しく、勉強になりました。また一緒に何か作ろう!!

▼感想やお褒めの言葉たくさんいただきました。アリガトー!!お役に立ててよかったです。


レトロリブラのフライヤー

桜さんのフライヤーを作りながら、デザインについてアレコレ考えるわたし。
同時に、「先輩のライブに自分のフライヤーだけ折り込むの、ちょっと気まずいな」と思う小心者のわたし。

先輩バンドのサポートっていうのが、
これまた友人の“レトロリブラ”というバンドのメンバーが多くて

ライブの集客状況を聞くと、メンバーの友達も来たりするらしい。
友達の中には、レトロリブラのことを知らない人もいるのでは??
じゃあ、フライヤーで宣伝したほうが良いに決まっている!!

制作の意図

【状況】
◆集客の状況
・レトロリブラのメンバーのことは知っているが、レトロリブラ自体を知らない人がいそう
・レトロリブラのファンの方も、たくさん来そう

◆レトロリブラの状況
・現在ライブ活動を休止中(制作を頑張るとのこと)
・休止中に望むことは、「既存のMVを見てもらうこと」と
メインの宣伝窓口である、Xのフォロワーを増やすことだと予想

【わたしのすべきこと】
◆レトロリブラを知らない人へ →MVを聴きやすい導線を作る
◆レトロリブラファンの方が、喜んでくれる内容だとナオヨシ!!

ということで、思いついた

【制作内容】 手書きメッセージ

メンバーに「これどうスか?」って言って渡したら
ナニコレ??って言われた問題作

この空白部分に、メンバーそれぞれの好きな映画を手書き+サイン付きで書いて欲しいと依頼
頼まれていないのに先に作ったため、「このデザインが気に入ったら買い取って欲しい」と上から目線で提案したところ、「めっちゃいいね!!ありがとう!!買い取るよ」と言ってくれた。良いヤツら

わたしがファンだったら、印刷であっても手書きは嬉しい
すべての属性の人が興味を持ってくれそうな質問を用意

会場限定で配布したので、モザイクかけてます。

実物が見たい方は、レトロリブラメンバーの個人活動をご予約の際に「フライヤー欲しいです」とお声掛けください!!
(残部わずかですが、なくなるまでは配布予定とのこと)

(内容をちょっぴり紹介。個性出まくっておもしろかった)
◆松下(ボーカル・ギター)
ディズニーなら、三谷幸喜なら、クドカンなら……と、ジャンルなどで区切って複数タイトルを挙げる
◆マツムラ(ギター)
「最近だと」の前置きで6作品
◆SHOHEi(ベース)
不動のナンバーワンと、邦画ナンバーワン
◆ルンバ(ドラム)
音楽を始めるキッカケとなった映画を熱烈に語る

裏面はいたってシンプルに。
大切なのは、続報(X:旧Twitter)の一点のみ。
コイツらのこと気になったら、バンド公式Xをフォローして欲しい。

メンバーもそれぞれXアカウントを持っていますが、複数のQRコードを載せることで「読むのめんどくさい」と思われないように、ひとつに絞りました。

レトロリブラは、キャッチコピーがすばらしい
このおかげで、だいぶデザインしやすかったです。

左下部分は、配布状況を考慮して
”山岡トモタケ”という人のワンマンライブで配るので、「今日のワンマンライブでのコーラス、ギター、ドラムが良いなと思ったら、それはレトロリブラのメンバーなので、ぜひフォローしてください」という気持ちを込めて。

とにかくXにたどり着いて欲しかった+このメンバー4人のことを誰ももしら知らないお客さんは少ないという読みで、メンバーの名前などはあえて掲載せず。

【反省点】
手書き→スキャンデータの入稿が初めてだった。
手書きの文章が、余白ギリギリまで書き込まれてしまった
+文字が薄い部分があったので、入校時めっちゃ不安だった……

余白ギリギリまで文字を詰めたくなるのが人間のサガなので、次回はQRコードと文字を大きめにデザインして、縮小しても耐えられる配分にする。
(余白残して!!というより、こっちのほうが得策だと思う)

字だけは鮮明に書いてもらえるよう依頼する。

【次に試したいこと】
黒いQRコードに、みんなが黒字で手書き文字を書いたら、思ったよりQRコードが埋もれてしまった。
次は埋もれないように、色を変える?
このままでも充分な気もするけど、使えそうな作戦があったら試してみたい

▼ご依頼ありがとうございました!! 
裏面は、客層に併せて調整可能です。
次のご依頼もお待ちしております。

ライブ休止期間中の広告、インタビューなど
「自分で語りだすと痛々しくなってしまいがちなこと」や
新作をワクワク待っていただけるようなプロモーションなど
ご要望あればお声掛けください!!

▼YouTubeのチャンネル登録も喜ばれるかと◎


ミツルさんのフライヤー

先述の先輩のライブに、わたしはA4二つ折りのフライヤーを作成。
で、そのあいだにレトロリブラのフライヤーを挟み込む。
ってことは、もう1枚くらい挟んでも怒られないよな??
ということで、お世話になっているミツルさん(鍼灸マッサージ師)のフライヤーを作ることに。

ミツルさんには別途、「インタビューをさせてください」と依頼していて、記事の執筆も進めていました。


ご依頼内容

わたしがミツルさんのことを書こうと思った理由は、「わたしにように、ミツルさんのことを必要としている人がいるはずだ」という強い気持ち。

フライヤーの作成に関しては、「わたしがミツルさんの良いトコ書きます!!」って言ったら、「それいっスね!!」と言って即採用。

確かに、鍼灸師の先生が「ゴッドハンド」とか「癒やし」とか書いても、あんまり説得力ないというか、みんな使用するワードが一緒で、差別化できない。
「やっぱり大切なのはクチコミ」ということで、わたしの思いつきというのは、ミツルさんが求めているチラシの内容に合致していたとのこと。


【制作内容】 手紙+治療院の宣伝

Canvaのテンプレと睨み合って、「良いところを4つに絞る」に決定。
片面に、ミツルさんの良いところ+治療院の内容をまとめることに。

表面は、「今年は元気に過ごしたい と、思っているあなたへ」というお手紙を採用しました。
わたしはデザインの専門化ではないけれど、お手紙は得意だから。
「お手紙しか書けない」じゃない、「お手紙は書ける」

元気に過ごしたいと思っている人の選択肢のひとつとして、鍼灸やマッサージ、整体(病院以外の治療院)が存在している。
わたしがミツルさんの話を聞いて、書いた記事の内容を、そのまま手紙に落とし込みました。

ライブ(鍼灸院ゼンゼン関係ない場所)での折り込みのため
どうしても必要だったお手紙。
canvaのテンプレ、ほとんどそのまま使ってます。
裏面
ムリして4つ書くのではなく、吹き出しの中に具体的な症状を書くことで「自分も行っていいのかな?」と思ってもらえるように

結果的に裏面は、SNSでも活躍できる仕様になってよかった!!
ミツルさんのことを書くときは、この画像を一緒に貼るようにしています。


▼ミツルさんの自己紹介のキッチリさと
わたしの他己紹介の温度感を是非比べて欲しい

「自己紹介+宣伝」って、ナカナカ難しい……
わたしも他人のことだと「推し活」と思って楽しく書けるので、ミツルさんのフライヤー作成は本当に楽しかった!!

▼ミツルさんと執筆した記事

▼ミツルさんのnoteでも、フライヤーのことご紹介いただきました。ありがとうございます!



以上、直近(2023年12月〜1月)のフライヤー作成履歴でした。

「先輩のライブでフライヤー折り込んじゃおう」という思いつきから、自分の分も含めて4件(5種)を作ることができて、大変に楽しかったです。

自分のフライヤーを作るときは「アレもコレも言わなくちゃ」とか、
逆に「コレを言い過ぎるとウザいかも」とか、なんだか主観がメインになってしまったり、「全人類に愛されたい」という欲が出てしまったりする…

人様のフライヤーは「求められていること」と「伝えるべきこと」を冷静に判断して、情報を精査。
「読んでいただく文章」に、「読みやすい土台と導線」を作ることは、わたしが培ってきた領域だった。
それが「推し活」と合わさって、「わたしが彼ら・彼女らを推す立場だったら欲しいもの」を詰め込む作業は、シンプルに楽しい。
長文を書くのと、ぜんぜん違う思考が働いて、良い刺激になりました!!

「プロのデザイナー」ではなく、「言語と”読みやすさ”の専門家」として、「あなたとお客さまを繋ぐ手紙」のような広告を作りたいという、新しい夢ができました。

▼10,000字越えの記事も、”読みやすい”とご好評いただいております

わたしの作ったフライヤーが、誰よりも依頼主を元気にするように。
「自分の良いところ」を知れたり
メンバーの知らない一面を知れたり
そしてそれが、お客さまの笑顔に繋がるような。
笑顔が、送客に繋がれば最高だよね!!っていうものを、作っていきたいです。


未熟ながら、新しい挑戦のチャンスをくれた桜さん、レトロリブラ、ミツルさん、ありがとうございました!!

見守っていただいた、あなたと家族に感謝です。

2024年1月20日 ねる
次の挑戦と、いつもの怠惰なわたしでお会いしましょう。


▼めっちゃカッコつけたけど、本当はソファーでゴロゴロしてただけ。
またゴロゴロしながら仕事をしたいという気持ちで、今回の記事を書いたわたしです……


▼怠惰な本体、思考の整理はメンバーシップにて


▼おしゃべりやご相談など



この記事が参加している募集

#仕事について話そう

110,435件

スタバに行きます。500円以上のサポートで、ご希望の方には郵便でお手紙のお届けも◎