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自分の力を発揮できる環境を見つけるための「問い」とは

「不登校が世界を変える」と信じ、こつこつとこんな記事を書いています。

日々、学校で多くの子どもたちと接する訳ですが、当然のことながら一人一人個性があります。

ただ、彼らがその個性に気づくことができているかといえばどうでしょう。

人生という短く長い冒険物語を堂々と生き抜くため絶対に必要なのは、「自分の生かし方を知る」ということ。

とにかく自分を理解して自分に合わせた環境を選択肢、自分の強みを発揮して社会に価値を提供する。

この需要と供給が合致したときに、満足度の高い働き方が実現するのです。

そんな理想論を実現するために、必要不可欠な「問い」をご紹介しますので、子どもさんにもシェアしてあげてくださいね。

▼自分を理解するために問いかけたいこと

さて、自己を理解するためにまず己に問いたいこと。

それは、学校へ通い始めることで自然と答えが見えてきます。その問いとは、

「あなたは、組織のルールに従って行動するのが得意ですか、それともルールがあると窮屈に感じますか?」

というもの。

学校という場所は、「みんな」を意識して運営されていますから、独自ルールが完成されています。

独自ルールがあることはある意味仕方のないことですが、子どもたち全員がそのルールを厳格に守ることができるかといえば別問題。

どうしても、そのルールからはみ出してしまう子どもさんもいるでしょう。

そんな時、ダメだとか合わせないとと思わなくてもよいのではないでしょうか。

むしろ、自分を理解するという視点で考えれば、「ルールに合わせて行動することが苦手なタイプなんだな」と自分を受け入れて、「じゃあ、どうするか?」と考えることの方がずっと大切。

ある調査によれば、

「学校のルールのような決まり事にしっかりと適応できる人が失業すると、ルールに従うことが苦手な人に比べ、幸福度が120%低下する」

と分かっています。
#残酷すぎる成功法則

このような調査からも分かるように、「学校」という1つの「環境」に対して、適応できるかできないかということは大きな問題ではありません。

たまたま入った学校に居心地のわるさを感じたのであれば、「じゃあ、自分はどのような環境だったら居心地がよいのか」を考える”きっかけ”をもらったということでしょう。

居心地のわるい環境に適応する方法を探り続けるのではなく、自分に合った環境を探し、道を切り開いていく方が自分の力を発揮できる子どももいるのです。

逆に、たまたま「学校」というルールの中で自分を存分に発揮できた人こそ、「自分にはどのような環境が向いているのか?」を問いかけ、言語化する機会を意識的に取る必要があるでしょう。

決まった道の上を何も考える進んで行くうちにぶちあたる分かれ道。

「どっちに進んだ方がより幸せかな?」と考えた時、「私は〇〇だからこっち!」と選択する軸をもっていたほうがいいでしょう。

そのためには、自分自身を理解できるよう常に問いをもって生活することが必要なのです。

「そんなこと言っても、自分では分からない。」という子どもさんも多いでしょう。

「自分のことだからこそ分からない」というのはありますからね。そんなときは、第三者に聞いてみるというのが得策。

もちろん、子どもであれば、親御さんから、

「あなたは、〇〇が得意だね。」
「あなたが〇〇しているときは、いつも楽しそうだよ。」

と、声かけをして気づかせてあげるのもよいでしょう。子どもさんの「強み」の見つけ方は、こちらの記事にまとめました。

ぜひ、選択肢の根拠となるよう、自己理解を深められるようサポートしてあげてくださいね。

▼まとめ

本記事では、「常に自分を理解しようと問い続けることが、自分の理想の人生を創り上げるよ」という内容をまとめました。

子どもだからといって早すぎることはありません。

自分自身について自覚し、自分を生かす道を選択できるよう、日々問いかけることが大切なのです。

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