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成功者になるための不登校という選択~優等生が成功しない理由~

不登校が世界を変えると信じ、こんな記事を書いてきました。

本記事は、もうちょっと内容を深掘りして、「なぜ、不登校という状況が成功するために有利なのか?」そして、「なぜ、優等生は成功しないのか?」について書いていきます。

「成功とはなんぞや?」といわれると、人それぞれだとは思うのですが、ここでは「金銭的な意味を含め、社会システムを変えるような大きな変革を起こすこと」としておきましょう。

▼優等生が成功しない理由

最初にお断りしますが、なにもみんなが「社会を変える変革者になりなさい!」ということではありません。

カレン・アーノルドさんという研究者が追跡調査した超絶優秀な優等生たちも、それぞれ幸せな人生を送っているということです。

ただ、本記事で話題としたいのは、「誰もがびっくりするくらいの成功を収める人の中に優等生は入ってこない」ということ。

決して、優等生がよくないという話ではありませんのであしからず。

さて、アーノルドさんは、高校を主席で卒業した学生を追跡調査しました。持ち前の実力を発揮してそれぞれのキャリアへ進んだのですが、意外なことに「社会のシステムを変革するような働き」をした人は0だというのです。

ここには、「学校」というシステムが大きく関係しています。

「優等生」の前提として、「学校という組織の中で優等生」であることを見逃してはいけません。「優等生」と評価しているのは、「学校のシステム」であるということ。

アーノルドさんは、もっと具体的に「優等生が変革者になれない理由」を説明してくださっています。それが、次の2つの理由。

①学校は、言われたことをきちんとする能力に報いる場所だから。
②学校は、全ての科目で良い点を取る能力に報いる場所だから。

と説明しています。
#残酷すぎる成功法則

なるほどなぁと思うのですが、ここにハマらないのが不登校。

むしろ、この逆方向へ努力ができれば、社会に物申すくらいの成功を手に入れることができるということでしょう。

次章では、2つの理由について深堀ります。

▼不登校が成功する理由①~環境を選択できる~

優等生が成功しない理由の1つ目は、学校は基本的に「規則に従い、システムに自分を合わせていく人を良しとする場所」です。

ある意味、「自分を抑え、言われたことに自分をあてはめていく」ように振る舞うことが求められる場合が多い。

ということは、そこにハマれなかった人は、徹底した「自分」があるということだと言えませんか?

なんとなく学校に居心地のわるさを感じ、なんとなく先生が言っていることに違和感を感じ。そんなもやもやは、正解か不正解とかではなく、あなた自身の「考え方」なのです。

ぜひ、そのもやもやを言語化しましょう。

すると、「あっ、私ってこういう考え方をもっているんだ。」と自分自身の特徴に気づくことができるでしょう。

その特徴は、これから未来を切り開いていく上で非常に重要になってくる。

この記事にも書きましたが、「成功」とか「幸せ」というのは、「環境の力」が大きくかかわってくるからです。

魚に木登りを求めてはいけないように、どれだけ素晴らしい能力をもっていたとしても、その能力を発揮できる環境に身を置かなければ全くのムダ。

だからこそ、自己理解を深め、自分が活躍できる環境を積極的に選択していく必要があるのです。

そんな自由な選択ができる可能性にあふれていることも不登校という状況のメリットなのです。

▼不登校が成功する理由②~能力を磨くことができる~

優等生が成功しない理由の2つ目は、「全教科でまんべんなく結果を残すことを求められる」ということ。

学校現場で語られるのは、どの教科でも素晴らしい能力を発揮した学生が社会に出たとたん「あれっ、自分の得意なことってなんだ?」となってしまうなんてこと。

「好きなことは?」と聞かれて思い悩むパターンもあります。全てにおいて素晴らしい結果を残してきただけに、自分の得意・好きについて考えてこなかったという事態。

逆に、「私にはこれしかない!」と一点特化して何が何でもやりたいことを見つけると、特定の分野で突き抜けた活躍をする確率が高まります。

そんな状況になり得るのが不登校。

不登校にはカリキュラムが存在しませんからね。極端にいうと、気が進まないことには時間を割かなくてもよい訳です。

ただ、現実的にいうと、算数はちょっと…と思って取り組まなくても、自分の得意分野を生かすために算数的思考を使わなくてはいけない場面にも遭遇します。

だから、学ぶのでしょう。

もちろん、自分で学ぶことが圧倒的に効率がわるければ、他者に依頼するような第3の方法をとればよい。

とにかく、自分の能力が存分に発揮できる分野に対して徹底的にリソースを成功につながるのです。

そんな選択肢を取ることができるのも、不登校のメリットなのです。

▼まとめ

本記事では、「優等生が成功しない理由から不登校のメリットを再確認する」内容をまとめました。

もちろん、不登校と一括りにはできません。様々な状況がありますから。

ただ、不登校をネガティブに捉えなければならないということでもない。

その状況を受け入れ、本当に必要なのは再登校なのか、それとも別の選択肢なのかと考えられると子どもさんに対する理解も深まるでしょう。

そんな”きっかけ”として捉えると、大きな可能性が見えてくるかもしれません。

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