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【子どもの強みの見つけ方】「短所」も「長所」も「決めつけ」に注意。

「答えのない問い」が好きなJUNです。

基本的に考えることが好きなのです。

そんな特性から子どもたちとも、「あーでもないこーでもない」と自由に話す時間が好き。

本日は、そんな話題。

実は、なんでもかんでも「答え」を見いだそうとしたり、「こういうもの」と決めつけてしまうことは、危険かもしれません。

特に、「性格」のような「個性」のあるものには、「決めつけ」があだとなる場合があります。

ぜひ、子どもさんには、「〇〇だけど、◇◇なところもあるよね。」「1つに決めつけない!」ということを教えてあげてくださいね。

▼「多様性」の素晴らしさとは。

過去にこんな記事を書きました。

ざっくり説明すると、

「『内向的』ってちょっとネガティブな響きだけど、実は、『内向的』だからこそできることがあるんだよ。」

という内容です。

内向人間代表の僕が書いているのだから、それなりの実感を伴った内容となっております。

このように人間の特性というのは、「多様である」からこそおもしろい。だからこそ「1つの基準」をもとに判断してはいけないのです。

ここでおもしろい事例を1つ。

アメリカのNBAといえば、世界最高のバスケットリーグですよね。

そのリーグに「ニックス」という有名チームがあります。その「ニックス」は、巨額の費用を投じて最強のチームをつくろうと「プレイヤーの再編成」に動き出しました。

その再編成にあたり、「基準」となったのは、

「平均得点!」

そう! 平均得点の高いプレイヤーを集め、NBAのチーム全体で最も平均得点が高いチームをつくりあげたのです!!

さて、最強平均得点チームの黄金時代は訪れたのでしょうか。



そうです、きっとあなたの予想通り。

巨額の予算を投じて作り上げたチームの結果は、「敗戦率66%」というなんとも言えない結果となったのです。

やはり、「選手の才能の一面にだけ特化したチーム編成をしても勝つことができない。」ということなのです。

バスケットボールのパフォーマンスに関して行われた分析では、

「試合の結果には、得点だけでなく、リバウンド、スチール、アシスト、ブロックの5つの要素が確実に影響する。」

ということが分かりました。
#平均思考は捨てなさい

そして、おもしろいのは、

「これら5つの要素の関連性が強くない!」

ということ。

ざっくり言うと、

「得点率の高い人は、ブロックが上手くない。」

ということでしょう。

そう、「長所」や「才能」というのは、1つにしぼってみると分かりやすいのですが、だからと言って「その1つが独立している」とは限りません。

きっと、その目立つ「長所」を支えている別の「才能」があるのです!

ぜひとも、お子さんを「長所」を見るときには、「多面的」に様々な可能性を探ってあげようではありませんか!!

▼まとめ。

本記事では、「子どもの長所は、多面的である!」という内容をまとめました。

ちなみに、親御さんから見て「短所」と思ってしまいがちな部分も、見方を変えることで「よさ」を見いだすことができるかもしれません。

僕たち人間は、複雑な要素がからまり合って存在しています。

ぜひとも、「決めつけ」から脱却するような見方を、子どもさんにも教えてあげてくださいね!


子どもさんの「長所を見つけたい!」という方はこちら👇




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