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わたしとハンドメイド

こんにちは。
ハンドメイド作家のnezuです。

現在、生業としてハンドメイド販売をしていますが、いまだに「1つの作品が売れるのって、本当にすごいことだな」と感じることがあります。
毎日売上があるのが当たり前になってしまっても、それでもいつもお客さまとのご縁を感じますし、「欲しい」と思って頂けたことに感謝する毎日です。
今日はそんなハンドメイドに関する雑談です。

奇跡としか思えない、最初のひとつが売れた時

初めてのお客さまのことは、いつまで経っても忘れないものです。
最初に売れた作品のこと、どんな気持ちで「オーダーメール」を見たか、何度も何度も本当か見返して、いざ販売するのは初めてで、納品書を印刷して宛名をつくるのもアタフタ…。
これでいいのかな、発送完了通知を送る、無事に届きますように。レビューは届いてない。期待外れだったかな。満足頂けたかな。ちょっと不安なそんな最初のハンドメイド販売。

それから、レビューが徐々に増えて、リピーター様もついてくれて、今では土日の休みもないくらい毎日がハンドメイドの日々。

当時の未熟過ぎる自分の作品を買ってくれたあのお客さまたちが、今日のハンドメイド作家としての私を育ててくれたのだと、感謝の気持ちでいっぱいです。
同時に、もっとこうしてあげれば良かったとか、買って後悔してないか、と少し心配にもなってしまいますが、過去の経験のすべてが今の自分をつくってくれたという気がします。

きっと作品を気に入ってくれる人がいる

よく「売れるものを作りたい」という人がいますが、私はずっと「作りたいもの」を作ってきたように思います。もっと言えば、面倒で作りたくないもの、苦手であまり作りたくないものは避けてきたような気がします。
でも、得意なこと、こだわりがあって他の作家さんには負けてないと思うことは、全力で絶対に抜かれないようにやってきたようにも思います。

「好きなことと得意なことを合わせて、私らしい作品をつくろう」というのが、私のハンドメイド販売のポリシーでもあります。
誰かのまねをして、誰かに気に入ってもらえそうな作品をつくるよりも、誰よりも自分が自分の作品を愛して、それを気に入ってくれそうなお客さまに作品の素晴らしさを伝える方が私は好きです。

昔、会社員時代に営業職をしていたことがあります。私はとても苦手でした。「その商品を好きではなかった」から。
誰だって、自分の好きじゃないものをオススメするのは難しいと思うものです。何なら騙しているような、罪悪感さえ感じてしまいます。お客さまにウソをついているわけではないのに、自分の心にウソをついているような、そんな気持ちになってしまうんです。

ハンドメイド作品を販売するときは、「私と同じようにきっと気に入ってくれる人がいる」と思って販売をしています。こんなところがオススメポイントで、こんな時にも便利なんですよ、とか、こんなところが特に可愛いんですよ、って。次から次へとオススメできちゃうんです。

あんなに営業嫌いだった私が今では自分の作品のトップセールスマンに。

買ってくれた人への気持ち

作品に価値を見出してお金を払ってくれることはもちろん、自分自身の存在も認めてもらえたような、そんな幸福感がハンドメイド販売の醍醐味だと思っています。大げさかもしれませんが。
自分の作品は自分の分身のような、とってもいとおしい存在なんですよね。「お嫁にいった」なんて表現をされる作家さんもいらっしゃいますが、本当に旅立った先で幸せにね、なんて思ってしまうくらい、自分の作品のことが大好きです。

だから、そんな自分の作品を選んでくれたお客さまのことは、本当に感謝の気持ちでいっぱいですし、自分と同じ感性をもった同士のようなとても大切な存在です。
また自分の作品を見に来てほしいと思いますし、作品の良さを分かち合いたいのです。

「もうずっとここの商品を使っています。」
「以前プレゼントされて気に入ったので、自分で買いたくて探しました。」
「気に入ったので、また利用したいと思います。」

そんなレビューのお言葉を見て、にやにやする日々です。


今日もnoteをご覧くださり、ありがとうございました!
それでは、また次回のnoteでお会いしましょう。バイバイ!

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