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勝つことだけがスポーツの価値なら、こんなにも発展しなかった

オリンピック、羽生くんのフリーの演技を見ました。

すごくすごく感動しました。
感動という言葉では表現できないくらい。
美しかった。

結果は4位で惜しくもメダルを逃しましたが、
公認大会で初めて4回転半を認定されるという、
未だかつてない結果を残しました。
メダル以上の価値があると思います。

もしスポーツの価値が1位になることだけだとしたら、
スポーツに感動することはなかったでしょう。
オリンピックというスポーツの祭典だって生まれなかったかもしれない。

スポーツの価値は、1位をとることだけではないということを知りました。
彼は本当に美しかった。それはもうずっと見ていたいくらい。
プロ中のプロでした。

メダルをとりにいくためのプログラムを組むことだってできました。
それでも、オリンピックという舞台で、追い込まれた状況で、
挑戦することから逃げなかった羽生くんを尊敬します。

4回転半を飛んだとき、空中でどんな気持ちだったかを聞かれて、
僕しか感じたことがないものだと思う、と言っていました。
それはきっと、挑戦したものしか知らない、
孤独でさみしいけれど、美しくて尊い感覚なんだと思います。

美しいから、スポーツはここまで発展したのかもしれません。
人を魅了するほどの美しさがあるから、
自分もやってみようと思うのかもしれません。
そこには、年齢も性別も国籍も存在しない。

美しい絵や音楽が後世まで語り継がれるの同じで、
スポーツも美しいからここまで続いてきた。

1位をとることが全てではないと、
スポーツの美しさを改めて教えてくれた羽生くんは、
まごうことなき氷上のプリンスです。

彼の4回転半を見ることができる日を心待ちにしています。

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