マインドフルネスと『孤独のグルメ』
こんにちは。はなぶさりあむです。
心理療法の一つとして最近話題のマインドフルネス。
一度、エクササイズを体験したことがあるのですが、ものすごく難しかったのが印象に残っています。
「ボディスキャン」という体の各所を意識して瞑想するエクササイズは、集中力を試されました。
音楽を聴きながらの瞑想なども試してみたことはあるのですが、いつも雑念が浮かび、うまくできません。
挑戦してみたいと思うけど、難しくて手が出ない。
わたしにとってマインドフルネスは、とてもハードルが高い心理療法でした。
ですが、簡単にその一端をつかむ手立てとして、あるドラマを思い出したのです。
それは、松重豊さん主演の『孤独のグルメ』。
毎回、さまざまなお店のごはんを心ゆくまで堪能するこのドラマ。
主人公の営業マン(雑貨商)・井之頭五郎の、店選び、メニュー選び、食べる順番、食事そのものを楽しむ様子が、人気を博しています。
わたしは、マインドフルな状態とは五郎さんが食事を楽しむ姿勢そのものなのではないかと、思いつきました。
店の雰囲気、人々の賑わい、さまざまな料理の匂い、調理の音、歯触り、香り、味。
五感を使ってその時間を楽しむ様子は、まさにマインドフルネス。
雑念をなくし心を0にすることは難しくても、目の前にある1つに集中することならもう少し簡単にできます。
この気づきを得てから、なんとなく心が落ち着かない時には、五郎さんになりきって食事を食べています。
料理をよく観察、匂いを確かめ、よく噛んで味わい、満たされる。
ちょっと変ですが、やってみると意外と楽しいのです。
心を井之頭五郎にして、無心に食事と向き合う。
そこには、ただそこにあるものに満たされる時間が訪れます。
忙しない日々をお過ごしの方は、ぜひ孤独のグルメごっこを心の中で楽しんでみてはいかがでしょうか。
マインドフルな時間の過ごし方が、ほんの少し感じられるかもしれません。
今日は最近気づいたちょっと面白い発想について書いてみました。
読んでくださって、ありがとうございました。
それでは、また明日ね。
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