花岡俊吾

アウトドアライター/取材人・エディター。年間100日以上を北海道各地で取材活動。記事・…

花岡俊吾

アウトドアライター/取材人・エディター。年間100日以上を北海道各地で取材活動。記事・コンテンツは、新聞・書籍・ウェブサイトへ提供。北海道のすばらしい人・場所などの紹介を通じて、ふるさとへの訪問人口を増やす。著書は『北海道キャンプ場&コテージガイド』『北海道道の駅ガイド』など

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樽前山の登山、2024年度は自粛を

樽前山は登山道改修のため、今年度の登山は自粛してほしいという報道があった。北海道新聞によれば、「苫小牧市は樽前山の5合目から7合目にあたる市道の冬季通行止めを来年2025年の春まで継続する。2024年度は東山コースのうち傷んだ階段やロープ柵を改修し、見晴台のベンチも更新する予定」とし、「5合目から7合目は、工事車両が通行して危険なため、徒歩での入山は自粛してほしいと、苫小牧市は呼びかける」。 標高1,041mの樽前山は、7合目までクルマで行くことができ、そこから1時間弱で絶

    • 2024年GWラン〜新札幌から北広島

      2024年のGWラン。今回はエルフィンロードというサイクリング道路を利用して、JR北広島駅までを折り返す。天気予報では、北西の風が7−8メートルとやや強いとあった。これは、行きはよいよい帰りはこわい、を意味している。なので、往路は調子に乗らないよう、注意して走った。 途中、自転車の駅にてトイレタイム&給水。その先4.5キロで折り返し地点のJR北広島となる。この駅舎は明るく開放的で、感じがいい。かつ構内にセブンイレブンも入っているので便利だ。おにぎりとお茶を投入した。 復路

      • 「路線バスの減便」という社説から

        「路線バス減便〜運転手確保へ抜本策を」という社説が載っていた。 ●道内の主要バス10社が2024年4月1日から路線バスを減便した。平日1日当たりの運行本数は3月と比べて計500便以上減った。 ●1993(平成5)年のピーク時より3割以上減っている道内のバス運転手不足の深刻化に加え、残業規制が今年度より強化されたことが主な要因だ。バス業界の「2024年問題」といわれている。 ●「公共交通の最後のとりで」とされる路線バスの縮小は、通勤・通学や買い物など住民の生活に支障を来し、地

        • 2024年GWラン〜円山公園から円山登山トレイル

          2024年のGWラン。お花見ランをしたく、札幌のサクラの名所である円山公園へ行く。地下鉄の円山公園からスタート。その前に、ショッピングモール「マルヤマクラス」に立ち寄る。2階にある大垣書店さんをチェック。ありがたいことに、一番目に付く入り口コーナーに、わたしの本、4冊(タイトル)がそれぞれ平積みされていた。うれしい思いいっぱいに、本日のRUNをスタート。 渋滞するクルマを横目に見ながら、円山公園内へ入る。今年から火気厳禁となった公園は花見客でいっぱいだった。ブルーシートを敷

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        記事

          わずか12年間、歴史に翻弄された北の防衛拠点を伝える「仙台藩白老元陣屋資料館」

          江戸時代の末期、諸外国からの防衛を担う拠点跡。黒船来航による鎖国の終焉にともない、幕府は蝦夷地の警護を強化しようと考えた。当時の松前藩のみでは北海道全域をカバーできぬとして、東北の諸藩に護衛を依頼した。その内のひとつ、白老に跡地が残るのが、仙台藩の陣屋である。陣屋とは、軍や兵隊が宿営する防衛拠点のこと。お城の簡易版のようなもの。今でいう自衛隊の駐屯地であろうか。 1855(安政2)年、仙台藩からの選抜チームは、ここ白老の地が防衛拠点には最適であるとして、拠点化を決定。三方を

          わずか12年間、歴史に翻弄された北の防衛拠点を伝える「仙台藩白老元陣屋資料館」

          天売島のキャンプ場がコテージ施設に

          天売島に唯一あったキャンプ場が閉鎖された。その後の行方を案じていたところ、コテージ型の宿泊施設が整備されるという報道があった。東京の旅行会社西遊旅行社が、2025年の4月開業に向けて、コテージ5棟と、シェアオフィスなどを備えた営業拠点施設1棟を新設するという。 敷地内にある海鳥情報センター「海の宇宙館」は写真などの展示スペースと、カフェレストランに改装するそうだ。天売島で営業していたガイドツアー会社を引き継ぎ、同社では体験観光型のツアー事業も展開し、インバウンド客を含めた幅

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          パークゴルフ場の閉鎖が相次ぐ

          江別市内にある「角山パークゴルフ場が今季限り」という報道があった。2005年に開業し、約20年の歴史に幕を下ろすという。営業終了の理由について、施設担当者は「競技人口の減少に伴う利用者の減少。スタッフの確保が難しくなったため」と説明している。 そもそも、パークゴルフとは1983年(昭58)年、北海道の幕別町で誕生したスポーツである。「クラブ1本とボール1個、それにティーがあれば誰にでもプレーを楽しむことができる簡単なスポーツ。クラブでボールを打ち、カップインするまでの打数を

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          帯広はげ天本店

          帯広の繁華街、銀座通りに建ち老舗の貫禄を放つ。建物とのれんに刻印された家紋が、安心感を物語っている。創業は1934(昭和8)年。小樽から移り住んだ初代店主・矢野省六が店を出した。「旨いものを作るには手間暇を惜しまず、時には損をすることも必要」が、信条だったそうだ。 天ぷらから始まり、郷土料理や豚丼も人気。あまりにも豚丼の注文が増えたことから、JR帯広駅内のエスタに豚丼専門店「ぶたはげ」を開店させたという逸話もある。 天ぷらは、うすい衣からなりサックリと素材を包み、じわっと

          帯広はげ天本店

          元祖豚丼のぱんちょう

          帯広のソウルフード「豚丼」。今や「北海道3大ソウルフード」のひとつに数えられる帯広豚丼の発祥の店が「元祖豚丼のぱんちょう」である。創業は1933(昭和8)年。初代店主・阿部秀司さんが考案した味を守りつづける。肉は厚めに切った極上のロース。ほんのり甘いタレで味付けし、炭火で余分な脂を落としながら焼く。 丼からはみ出す大ぶりな肉が印象的。グリーンピースが彩を添える。肉はやわらかい。噛むとジュワッとしみ出す肉汁と炭火ならではの香ばしい風味が鼻腔を抜ける。店のメニューは豚丼のみと、

          元祖豚丼のぱんちょう

          『北海道キャンプ場&コテージガイド2024-25』(北海道新聞社)が発売に!

          北海道のキャンプ場とコテージを紹介する今年のガイドブック『北海道キャンプ場&コテージガイド2024-25』(北海道新聞社)が発売になる。著者はわたし。2024年度版は、あたらしい施設40カ所ほどを加え、全部で304カ所を収録した。北海道で利用できるキャンプ場のうち、実に8割ほどの施設を実際に訪問し、取材・掲載している。 今年度版は、仕事仲間であるアウトドアライターのタカマツミキさんに手伝ってもらった。タカマツさんには主に新設のキャンプ場を担当していただいた。なので、紙面的に

          『北海道キャンプ場&コテージガイド2024-25』(北海道新聞社)が発売に!

          「法務会計プラザパートナーズ会」という異業種交流会・勉強会

          わたしも10年以上にわたって参加している「法務会計プラザパートナーズ会」という異業種交流会がある。弁護士や会計士といったいわゆる士業を中心に各専門分野のプロフェッショナルが集い、情報交換と親睦を図り、パートナーシップにより新しいビジネス機会を探求しようとする会だ。 この会では、定例の「朝会」という勉強会を実施している。月に1回、朝8時10分から9時半まで、会員やゲストをお招きして、その専門分野について学ぶ内容。例えば、今回は、歯科医師から最近の治療方法の動向についてご紹介い

          「法務会計プラザパートナーズ会」という異業種交流会・勉強会

          筋トレの基本的なやり方を教わる

          NHKの「みんなで筋肉体操」で知られる、順天堂大大学院教授の谷本道哉さんの講演録が載る。その中から重要な点をピックアップしておきたい。 ・筋トレは有酸素運動とことなり「やり過ぎ注意」になりやすい。効果的で負担をかけずに行う筋トレが重要。 ・筋肉には「速筋」と「遅筋」がある。速筋は加齢で落ちるが、遅筋はあまり落ちない。ウォーキングでは速筋はあまり使われない。速筋は運動の強度が上がると使われるようになる。なので、高い負荷をかけた筋トレで、速筋はすごく大きくなる。 ・筋肉は何

          筋トレの基本的なやり方を教わる

          根室に新観光スポットが誕生か〜市役所新庁舎からの展望サロン

          根室に新しい観光スポットが誕生する。新聞報道によれば、根室市の新庁舎が5月から利用がはじまり、その4階に整備した「市民交流サロン」と「食堂」を一般開放するらしい。 この4階からは、根室湾を望む北側に面していて、大きな窓からは国後島や知床半島の山並み景観が楽しめるという。市役所閉庁日の週末も、見学できるように警備面などを検討するという。 新庁舎はJR根室駅からも近く、徒歩でも行ける距離にある。鉄筋コンクリート造り地上4階地下1階建て。現庁舎に隣接する。1階は吹き抜けのホール

          根室に新観光スポットが誕生か〜市役所新庁舎からの展望サロン

          道新本社→JR大麻駅RUN

          本日のランニング練習。まちなかの北海道新聞社(本社)からサイクリングロードを走って大谷地を経由し、江別市の大麻駅までの予定。 道新にゲラのお届けものついでに、帰りは走ろうとする一日。札幌市中央区大通西3丁目にある北海道新聞社・警備室に立ち寄り、12時、スタートする。 大通→一条大橋→東札幌と、信号の多い南郷通を走り「白石こころーど/札幌恵庭自転車道路」へ。南東に向かうこの道は、風速8.9メートルという真正面からの向かい風であった。 途中、お腹が減ったので南郷通へ移動し、

          道新本社→JR大麻駅RUN

          人間学を学ぶ月刊誌『致知』2024年5月号からの学び

          『致知』5月号からの学び。 「二宮尊徳の歩いた道」 二宮康裕|二宮総本家当主 北康利|作家 ・「積小為大」ということばは「小を積みて大を為す」と読み下しています。ここには、村落振興・財政再建・貧民救済など「人のため」という意味が込められているのです。 ・金次郎の行動の基本は、昨日の稼ぎで今日を暮らし、今日の稼ぎで明日を暮らすことです。それを倦むことなく続けたのが金次郎の人生でした。 ・「水の浅深によって魚の大小自ずと定まる」。人は住む環境、付き合う人間によってその成長

          人間学を学ぶ月刊誌『致知』2024年5月号からの学び

          個性派の個人商店「フーズバラエティすぎはら」

          北海道神宮のすぐ近く、宮の森の住宅街の中に小さなスーパーマーケットがある。まず驚くのはその立地だ。幹線道路に面しているわけでもない。周囲は商業地でもなく、マンションやアパートが立ち並ぶ住宅街の一角にあるのだ。 店内に入って、これまた驚く。野菜・鮮魚・生肉・日配品と、コーナーは至って普通だが、売り場には、なにやら普段見慣れない商品が並ぶ。その商品には、個性的な内容のPOP広告が付けられている。店は1941(昭和16)年に創業。80余年の歴史を刻む。約100坪の店内は、コンビニ

          個性派の個人商店「フーズバラエティすぎはら」