花岡俊吾

アウトドアライター/取材人・エディター。年間100日以上を北海道各地で取材活動。記事・…

花岡俊吾

アウトドアライター/取材人・エディター。年間100日以上を北海道各地で取材活動。記事・コンテンツは、新聞・書籍・ウェブサイトへ提供。北海道のすばらしい人・場所などの紹介を通じて、ふるさとへの訪問人口を増やす。著書は『北海道キャンプ場&コテージガイド』『北海道道の駅ガイド』など

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  • 札幌ライター会

    札幌ライター会の活動報告など

最近の記事

「北海道国際映画祭」が道内7市町を巡回し、その地域にちなんだ映画を上映する、とう記事

かつての同僚、仕事仲間が新聞に載っていた。川島亜希彦さん。「北海道国際映画祭」の実行委員会であり事務局を担う、フェスティバルディレクターとして紹介されていた。 同映画祭は、道内の映画館のないまちで映画を上映し、映画関係者らを招いて地域住民と交流することを目的に、まちおこしや映画文化の再興につなげたいという企画のようだ。 後輩である川島さんは「映画はスマホで倍速で見られる時代だが、映画館に出かけて大きなスクリーンで友人や家族と一緒に見るという体験を楽しんでほしい。地域の活性

    • AI浸透し役割を分担し合う社会では「教養」が必要

      新聞に「AIは人間の仕事を奪うのは?」という特集記事が載っていた。その中で、北大大学院教授の川村さんのインタビューが興味深かった。 ・事務職や営業職などホワイトカラーの仕事の7割が、AIに代替されるとみています。資料・企画書の作成など、情報を収集したりまとめたりする作業は、AIの得意分野。業種別にみると、特に金融分野でAI化が進み、貸出先・投資先のリスク分析など、9割の仕事がAIに置き換わる可能性があります。業種によって濃淡はありますが、多くの業務でAI化が進むのはまちがい

      • 室蘭のカレーラーメン

        室蘭のソウルフードとしてすっかり定着した「カレーラーメン」。誕生は、室蘭ではなく、苫小牧であった。1970年代に、のれん分けし室蘭に「味の大王」ができたことによる。工場で働く人が味の濃い、食べ応えのあるメニューを求め、市民に定着した。札幌の「みそ」、旭川の「しょうゆ」、函館の「しお」に続く第4の味にしようと、「室蘭カレーラーメンの会」が2006年に設立。以来、スタンプラリーなどを通じて、普及をはかってきた。現在約50あるラーメン店のうち、6割ほどがカレー味を提供している。各店

        • 日曜版に学ぶ記事制作〜「灯台へ」

          新聞の日曜版に学ぶ。今回のタイトルは「灯台へ」だ。 「漆黒だった空の色が少しずつ、海の青に近づく。5月中旬の未明、室蘭市の地球岬にあるチキウ岬灯台。30秒ごとに1度、水平線のオレンジよりも明るい光を2回続けて放つ」からが、書き出し。 つづいて、名前の由来。光の強さのデータ概要がつづく。英国小説家のことばを紹介し、「灯台の光は古今東西、人々の心をひきつけてきた」と、文章を転じ、深みをもたせる展開へ。 「海上保安本部によると」と出典を明示し、「道内には345基がある」といっ

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        記事

          北海道博物館にある「北海道鳥瞰図」

          札幌市の郊外、野幌森林公園にある「北海道博物館」。ここの2階に展示され、異彩を放つのが「北海道鳥瞰図」である。その魅力を新聞日曜版が伝えている。作者は京都出身の絵師・吉田初三郎(1884-1955年)。1936(昭和11)年に描いたものだ。タテ約1.7M、ヨコ約5.7Mの大作。北海道庁から鳥瞰図製作を依頼された吉田は、80日間ほどをかけて道内を駆け回り、その間のスケッチを基に作品を完成されたとされる。 吉田は自ら「初三郎式」と呼ぶ独特の鳥瞰図を創案したという。吉田が活躍した

          北海道博物館にある「北海道鳥瞰図」

          人間学を学ぶ月刊誌『致知』2024年6月号からの学び

          『致知』6月号からの学び。 「希望は失望に終わらず」 佐治晴夫|理学博士 × 鈴木秀子|文学博士 ・わたしたちの人生は、「いま、ここに」しかないんです。「自分が死ぬことを忘れるな」という対語として「今日の花を摘むように、今を生きなさい」という教えがあります。 ・人生はすべて出会いによって決まると僕は思っているんです。ここで大事なのは、その出会いがよかったか悪かったかは、その時には分からないということです。だから、それぞれの出会いは大切にしていかなければならない。「この

          人間学を学ぶ月刊誌『致知』2024年6月号からの学び

          最高の一杯。「お客さんの人生最後の一杯になっても後悔しないように」ーという記事から

          道新の囲み記事「まど」欄に、背筋が伸びるような、いい話しが載っていた。「最高の一杯」と題したラーメン店副店長のお客とのエピソード。「利尻らーめん味楽(みらく)」の新横浜店。男性客から言われたことばが忘れられないという。「わたしの余命は、あとわずか。人生最後のラーメンがこの一杯で良かった」と。 そのお客は60歳代くらいで、車いすに乗って一人でやってきた。食べ終わると、レジでほほ笑みながら声をかけてくれた。「お客さんの人生最後の一杯になっても後悔しないように」。副店長は胸に刻ん

          最高の一杯。「お客さんの人生最後の一杯になっても後悔しないように」ーという記事から

          GW中の釧路旅

          1泊2日で釧路へ。途中、帯広で1件用事をすませ、高速は使わず下道となる国道38号を東へ向かう。どこで昼食を食べようかと考えていたところ、浦幌の道の駅に立ち寄ることにした。 道の駅敷地内にあるレストランで「スパカツ」をオーダー。ボリュームも多すぎず、あきることなく完食した。 釧路へは15時半に到着。JR釧路駅と幣舞橋の中間にあるビジネスホテルへチェックイン。初めて泊まるホテルで、窓が小さくびっくり。デスクがよく考えられていて、快適に仕事ができた。 翌朝は釧路の旅ランだ。ひ

          GW中の釧路旅

          札幌市内及び周辺のランニングコースガイド

          札幌市内及びその近郊を含む札幌圏で、ランニング練習に最適なコース。防備的なメモ。 ▶︎JR新札幌駅=JR北広島駅 折り返しエルフィンロード 11.5K+11.5K=23K 自転車の駅=北広島駅 4.5K 北広島駅構内にはセブンあり、強風時はどちらかが向かい風になる ▶︎東札幌→JR北広島駅 サイクリングロード 18.9K JR北広島駅で折り返し、大谷地まで戻ると11.8Kとなり、30K JR苗穂駅から白石こころーど入口のローソンまでは、2K ▶︎東橋=藻岩橋 豊平川

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          樽前山の登山、2024年度は自粛を

          樽前山は登山道改修のため、今年度の登山は自粛してほしいという報道があった。北海道新聞によれば、「苫小牧市は樽前山の5合目から7合目にあたる市道の冬季通行止めを来年2025年の春まで継続する。2024年度は東山コースのうち傷んだ階段やロープ柵を改修し、見晴台のベンチも更新する予定」とし、「5合目から7合目は、工事車両が通行して危険なため、徒歩での入山は自粛してほしいと、苫小牧市は呼びかける」。 標高1,041mの樽前山は、7合目までクルマで行くことができ、そこから1時間弱で絶

          樽前山の登山、2024年度は自粛を

          2024年GWラン〜新札幌から北広島

          2024年のGWラン。今回はエルフィンロードというサイクリング道路を利用して、JR北広島駅までを折り返す。天気予報では、北西の風が7−8メートルとやや強いとあった。これは、行きはよいよい帰りはこわい、を意味している。なので、往路は調子に乗らないよう、注意して走った。 途中、自転車の駅にてトイレタイム&給水。その先4.5キロで折り返し地点のJR北広島となる。この駅舎は明るく開放的で、感じがいい。かつ構内にセブンイレブンも入っているので便利だ。おにぎりとお茶を投入した。 復路

          2024年GWラン〜新札幌から北広島

          「路線バスの減便」という社説から

          「路線バス減便〜運転手確保へ抜本策を」という社説が載っていた。 ●道内の主要バス10社が2024年4月1日から路線バスを減便した。平日1日当たりの運行本数は3月と比べて計500便以上減った。 ●1993(平成5)年のピーク時より3割以上減っている道内のバス運転手不足の深刻化に加え、残業規制が今年度より強化されたことが主な要因だ。バス業界の「2024年問題」といわれている。 ●「公共交通の最後のとりで」とされる路線バスの縮小は、通勤・通学や買い物など住民の生活に支障を来し、地

          「路線バスの減便」という社説から

          2024年GWラン〜円山公園から円山登山トレイル

          2024年のGWラン。お花見ランをしたく、札幌のサクラの名所である円山公園へ行く。地下鉄の円山公園からスタート。その前に、ショッピングモール「マルヤマクラス」に立ち寄る。2階にある大垣書店さんをチェック。ありがたいことに、一番目に付く入り口コーナーに、わたしの本、4冊(タイトル)がそれぞれ平積みされていた。うれしい思いいっぱいに、本日のRUNをスタート。 渋滞するクルマを横目に見ながら、円山公園内へ入る。今年から火気厳禁となった公園は花見客でいっぱいだった。ブルーシートを敷

          2024年GWラン〜円山公園から円山登山トレイル

          わずか12年間、歴史に翻弄された北の防衛拠点を伝える「仙台藩白老元陣屋資料館」

          江戸時代の末期、諸外国からの防衛を担う拠点跡。黒船来航による鎖国の終焉にともない、幕府は蝦夷地の警護を強化しようと考えた。当時の松前藩のみでは北海道全域をカバーできぬとして、東北の諸藩に護衛を依頼した。その内のひとつ、白老に跡地が残るのが、仙台藩の陣屋である。陣屋とは、軍や兵隊が宿営する防衛拠点のこと。お城の簡易版のようなもの。今でいう自衛隊の駐屯地であろうか。 1855(安政2)年、仙台藩からの選抜チームは、ここ白老の地が防衛拠点には最適であるとして、拠点化を決定。三方を

          わずか12年間、歴史に翻弄された北の防衛拠点を伝える「仙台藩白老元陣屋資料館」

          天売島のキャンプ場がコテージ施設に

          天売島に唯一あったキャンプ場が閉鎖された。その後の行方を案じていたところ、コテージ型の宿泊施設が整備されるという報道があった。東京の旅行会社西遊旅行社が、2025年の4月開業に向けて、コテージ5棟と、シェアオフィスなどを備えた営業拠点施設1棟を新設するという。 敷地内にある海鳥情報センター「海の宇宙館」は写真などの展示スペースと、カフェレストランに改装するそうだ。天売島で営業していたガイドツアー会社を引き継ぎ、同社では体験観光型のツアー事業も展開し、インバウンド客を含めた幅

          天売島のキャンプ場がコテージ施設に

          パークゴルフ場の閉鎖が相次ぐ

          江別市内にある「角山パークゴルフ場が今季限り」という報道があった。2005年に開業し、約20年の歴史に幕を下ろすという。営業終了の理由について、施設担当者は「競技人口の減少に伴う利用者の減少。スタッフの確保が難しくなったため」と説明している。 そもそも、パークゴルフとは1983年(昭58)年、北海道の幕別町で誕生したスポーツである。「クラブ1本とボール1個、それにティーがあれば誰にでもプレーを楽しむことができる簡単なスポーツ。クラブでボールを打ち、カップインするまでの打数を

          パークゴルフ場の閉鎖が相次ぐ