最高の一杯。「お客さんの人生最後の一杯になっても後悔しないように」ーという記事から
道新の囲み記事「まど」欄に、背筋が伸びるような、いい話しが載っていた。「最高の一杯」と題したラーメン店副店長のお客とのエピソード。「利尻らーめん味楽(みらく)」の新横浜店。男性客から言われたことばが忘れられないという。「わたしの余命は、あとわずか。人生最後のラーメンがこの一杯で良かった」と。
そのお客は60歳代くらいで、車いすに乗って一人でやってきた。食べ終わると、レジでほほ笑みながら声をかけてくれた。「お客さんの人生最後の一杯になっても後悔しないように」。副店長は胸に刻んだという。
「目の前の一杯を大事に」。
胸が熱くなる話ではないか。こういう話を、新聞では読みたい。毎日届く新聞だからこそ、こういう話にふれたいと思う。
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