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AI浸透し役割を分担し合う社会では「教養」が必要

新聞に「AIは人間の仕事を奪うのは?」という特集記事が載っていた。その中で、北大大学院教授の川村さんのインタビューが興味深かった。

・事務職や営業職などホワイトカラーの仕事の7割が、AIに代替されるとみています。資料・企画書の作成など、情報を収集したりまとめたりする作業は、AIの得意分野。業種別にみると、特に金融分野でAI化が進み、貸出先・投資先のリスク分析など、9割の仕事がAIに置き換わる可能性があります。業種によって濃淡はありますが、多くの業務でAI化が進むのはまちがいない。

・仕事を分解すると「意思決定」が必要な内容と「作業」に分けられます。作業の相当部分は今後AIに取って代わられる。

・「教養」がないと意思決定はできないはずです。私は教養を、学問・知識をしっかり身につけることで養われる心の豊かさだと捉えています。良い意思決定をするには、例えば、歴史や文学、芸術、技術、科学などが役立つでしょう。これからは、教養を育む過程で自分の好きな分野を一生懸命学び、その分野で創造的なことができる専門性を持つこと。人によって、音楽やスポーツ、芸術、小説、研究、自動車、飲食などかもしれません。AIが作業してくれることで、人間は自由になっていきますが、それは楽なことではなく、自分の好きな分野で一流にならないと認められない。そういう社会になるのではないか、と思っています。

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