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「路線バスの減便」という社説から


十勝バスの客貨混載バス内部

「路線バス減便〜運転手確保へ抜本策を」という社説が載っていた。

●道内の主要バス10社が2024年4月1日から路線バスを減便した。平日1日当たりの運行本数は3月と比べて計500便以上減った。
●1993(平成5)年のピーク時より3割以上減っている道内のバス運転手不足の深刻化に加え、残業規制が今年度より強化されたことが主な要因だ。バス業界の「2024年問題」といわれている。
●「公共交通の最後のとりで」とされる路線バスの縮小は、通勤・通学や買い物など住民の生活に支障を来し、地域の人口減少に拍車をかけかねない。大幅な賃上げや働きやすい環境の整備などを通じ、運転手の確保に努めることが求められる。
●バス会社の努力だけでは限界がある。国や自治体による踏み込んだ対策が不可欠だ。住民も積極的に利用して支えていきたい。
●減便は道内各地にわたる。なかでも札幌圏では約300便が減便された。自家用車を使わない高齢者らの不安は大きい。バス各社は利用者のニーズを的確に把握し、地域への影響を最小限にとどめるよう、ダイヤ設定などを工夫してもらいたい。
●十勝バスは、後部を改造した路線バスによる貨客混載の試験運行を2月に行った。コスト面など課題も多いが、バス各社運送業階などと連携し、運転手の待遇改善につながる新たな収益源の開拓に努めてほしい。

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