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インターンを終えて(参加者による寄稿)

花紫でインターンシップに参加した船津です。

2023年2月に約2週間、インターンシップに参加しました。インターン内容やその際に感じたこと、学んだことをお伝えできれば幸いです。

1 参加動機

私がインターンシップに参加しようと思った理由は主に2つあります。

1つ目は宿泊業界への興味です。大学で観光学を学んでおり、私は特に観光による地域創生に関心があります。このフィールドで宿泊業は大きな役割を果たすと学び、宿泊業へ興味を持つようになりました。インターンでは座学とは違った学びを得られると考え、参加を決めました。

2つ目は日本文化への興味です。インターン参加前に海外留学をしていたのですが、その際に改めて日本のユニークさや面白さに気づき、理解を深めたいと思うようになりました。そのため、日本の文化と伝統を体現している旅館をインターン先として選びました。

2 インターン内容

インターンでは、フロントと接客、SNS業務を経験させていただきました。

①フロント

お客様のお出迎えとお見送り、お部屋への荷物入れ、チェックインが完了したお客様のご案内、売店・茶房での業務(ウェルカムティーの提供、片付け等)、デスクワーク、清掃等幅広い業務をさせていただきました。

②接客(朝・夕)

朝食or夕食準備・提供・片付け、お部屋の最終チェック、接待の見学等を経験しました。

③SNS

インスタグラムにて、こはく糖のギフトキャンペーンを行いました。
アドバイスをいただきながら、企画から商品の発送まで任せていただきました。

インターンでありながらも多くの業務を任せていただき、貴重な経験をさせていただきました。

3 学んだこと

2週間という期間の中で、たくさんの学びがありました。
その中でも2つお伝えできればと思います。

①おもてなしについて

花紫のスタッフのみなさんからは、おもてなしとは何なのか、ということを学びました。

お客様に120%満足していただけるように、常にお客様ファーストを心がけて働かれていました。見えないかもしれない、気づかないかもしれない細かいところまで丁寧に真心を込められている姿にプロ意識を感じました。

例えば、お客様が見えなくなるまで手を振り、最後に一礼してお見送りをしているのですが、その際「ありがとうございました」と声に出して感謝を伝えるよう教わりました。

声自体は届いていなくても、想いが届くように立ち振る舞うことがおもてなしだと気づかされました。また、スタッフの方に言われたことでとても印象に残っている言葉があります。

それは、“私たちにとってはたくさんある日の中の一日だけど、お客様にとっては大切な一日であるということを忘れないように”という言葉です。

➁地域創生について

花紫を通して、旅館だからこそできる地域創生について学びました。

それは、地元の名産品を旅館で使用することで地産地消となり、さらにその土地の文化や伝統を継承することができます。

花紫では、食材は出来る限り石川県産のものを使用していました。また、山中漆器や九谷焼の食器を使用したり、石川の水引を館内の装飾に利用したりしていて、私自身も花紫を通して石川のことを知ることができました。

地域のことをより知ってもらい好きになってもらえるきっかけ作りができることは、旅館の魅力だと思います。

4 インターンを終えて

インターンが始まる前は不安もありましたが、始まってみるとあっという間でした。

花紫でインターンができたことは、とてもいい経験となりました。
実際に働くことで学ぶことがたくさんありました。

また、将来への考え方にも少し変化がありました。地方創生への興味に変わりはありませんが、これまでは地域のために働きたいという考えが強かったのに対して、人のため誰かのために働くことも素敵だなと思いました。

実際に、お客様が笑顔で帰って行かれた時には、私まで嬉しくなりました。

今回のインターンを通して石川のこと、そして花紫のことを好きになりました。花紫でインターンをすることができて本当に良かったです。

ありがとうございました!

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