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エコ絵本から見えてきたもの

「HanaMarcheConnect」では、環境や社会に関連する活動を行っています。

前回からの続きです!(前回の投稿8/22:エコ絵本をシェアすることから始める)

身近にあったエコ絵本を使って、地域の保育園での読み聞かせをスタートしました。隔週で違うエコ絵本の読み聞かせを行い、子どもたちの反応を確認するという流れです。

3週間続けたエコ絵本の読み聞かせから、見えてくるものがありました。

今回はそれをここでシェアしたいと思います。

絵本の内容をどの程度理解しているのかはわからないですが、
多くの子どもがエコ絵本に興味を示しました!

♢♦︎♢

読み聞かせエコ絵本①[ブーアの森]

内容:環境保護がテーマであり、少年が危険に応じて目の色が変わる不思議な生き物ブーアに出会い、人間がしてきたこと、これからしなければならないことを知る物語。

子どもの反応は、「なぜブーアの目の色が変わったのか?」という先生の問いかけに対して、「水の中にごみがあるから」「雨が汚れていたから」などの回答があり、物語の内容を理解する反応がみられた。

読み聞かせエコ絵本②[じゅんびはいいかい?]

内容:食べ物を食べるとき、物を手にするとき、人や動物がハッピーになる方を選べるように、見えない世界のほんとうのはなしを見にいこう。人、地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動「エシカル」の理念を伝える絵本。

子どもの反応は、物語の中で出てくるじゅもんの言葉「エシカル、マジカルー」に興味を示し、何度も繰り返していた。また、「どうぶつが、いなくなるかも?」という部分に対し、「なんで、いなくなるの?」と不思議そうにつぶやく子どもがいて、意味を理解しようとする反応がみられた。また、最後に紹介されている様々な認証マークを指差し、「みたことある!」と数名の子どもが回答、どこでみたのか生活を振り返る様子がみられた。

♢♦︎♢

子どもは絵本から学び、考え、普段の生活を振り返るなど、
少なくとも絵本から影響を受けていることがわかりました。

そして、読み聞かせをしていた先生たちにも変化があらわれたのです!!

7月から有料となったレジ袋をテーマに、夏祭りの企画を進めようとする先生の姿が、そこにはありました。

子ども達と新聞紙を再利用したエコバック作り、近くの海岸での清掃活動、夏祭りで使用する買い物袋を、お家で使用していない紙袋を保護者の方から集め使用するなど、環境問題が身近にあると感じられるよな取り組みを意識するようになっていました。

HanaMarcheConnectでも、環境問題を分かりやすく伝えるため、何ができるか考え、夏祭りで子ども達にエコ紙芝居を披露することにしました。

どんな紙芝居があるのかなと、ネットで検索を始め、思いもよらぬ問題が発生。

レジ袋に関する紙芝居や、参考になる絵本を、見つけることができなかったのです!!

(この世の中、たいてい何でもあると信じ込んでいた私。ほんとうにレジ袋に関する絵本は、ないのでしょうか...)

そんなこんなで、
エコ紙芝居を作ることになりました。

作成にあたり、①環境問題を身近に感じられるような内容、②自分たちの行動が、環境にどう影響するのかを、考えるきっかけとなるような内容、③ものを大切にする気持ちを育む、などが伝わるように心がけました。

〜 手作りエコ紙芝居の内容 〜

少年が大切にしていたレジブクロウ(レジ袋)が、風に飛ばされ海に辿り着き、10年も海の中にいた、カミブクロウ(紙袋)やヌノブクロウ(布袋)、ペットボトルくんに出会う。海の生物が間違ってそれらを食べてしまうことや、海には世界中のゴミが集まっている現状を伝える。少年は大切なレジブクロウを探すうちに、海岸でゴミ拾いをするようになったり、別の袋を直して使うようになっていく物語。


そして迎えた夏祭り当日、エコ紙芝居に対する子ども達の反応、今回の取り組みから子ども達に伝えたかったことについては、次回とします。


text : Yuna Yoshiyama 


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